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こんちわ、柿田ぴんとです!
このような悩みを抱えている人は
めちゃんこ多いのではないでしょうか?
そんなあなたに、今日紹介する1冊はこちら!
『スタンフォードの自分を変える教室 』ケリー・マクゴニガル
本書は、最新の心理学や脳科学の実験結果を元に
「どうすれば続けられるか、やめられるか?」について、わかりやすく紹介しています!
「勉強したいけどモチベーションが・・・」
「我慢したいのに誘惑に耐えられない・・・」
このように意志力がないのは
人間の脳の仕組みを知らないからだと本書!
では、どうすれば意志力を高め
自分をコントロールし望む行動をとることができるのか?
さっそく書評していきたいと思います!
目次
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小説 ビジネス書 ライトノベル
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自分を変える教室①「良いことを考えただけ」で満足してしまう
このように、良いことをすると
自分のご褒美として悪いことをしてしまう
その結果、プラスマイナスゼロ!
むしろ太るし、ブログ頑張った意味ないし!
「なぜ、頑張っているのか?」を考えてほしいな!と思うわけですが!
みなさんも、頑張ったら
自分にご褒美をあげたくなることってありますよね!
頑張っているならまだいいんです!
ここからが大事で、実は人間の脳って
「頑張っている自分の姿」を想像しただけでも、自分にご褒美をあげてしまう仕組みがあるんですよ!
本書では、ランチのファーストフード店
健康改善のために太りそうなメニューを避けている男性が、
どのサラダを食べようか悩んだ結果、
ダブルチーズバーガーを注文する(まじかよw)という行動について、このように説明しています!
これはニューヨーク市立大学バルーク校のマーケティング研究者たちが行った数々の研究から得られた結論です。
マクドナルドのメニューにヘルシーな品物を加えたとたん、ビッグマックの売り上げが驚異的に伸びたというレポートに、研究者たちは興味をそそられました。理由を突き止めるため、研究者たちは独自のファーストフードのメニューを開発し、模擬店舗をつくりました。
実験の参加者はメニューを渡され、どれかひとつ選ぶように言われます。
メニューにはフライドポテトやチキンナゲット、ふつうのファーストフードの食べ物が並んでいます。いっぽう、参加者のふちの半数は、ヘルシーなサラダも乗っているスペシャルメニューを渡されました。
ところが、選択肢にサラダが入っていると、参加者はメニューの中でもとりわけヘルシーではない、最も太りそうな食べ物を選ぶ確率が高くなりました。そこで、自動販売機を使って実験したところ、やはり同じ現象が見られました。
通常のジャンクフードのほかに低カロリーのクッキーを加えたところ、多くの参加者は最もヘルシーではないお菓子を選びました。
と思うわけですが、ここで大事なのが
人は目標にふさわしい行動を取る機会(ダイエット中にメニューにサラダがある)が訪れただけでいい気分になってしまうと。
実際に目標を達成した(ダイエットをした)ような満足感を覚えてしまうものなんですね。
そして知らぬ間に
ヘルシーなものを選ぶ決心はどこかに消えて
満たされてない欲求、目の前の楽しみを最優先してしまうと・・・
もしかして他のヘルシーでない商品を食べてもらうための、売り上げをあげるための戦略なんじゃね!?!?
といろいろ妄想するわけですが
この脳の仕組みは、日常にも当てはまりますよね!!
「今日はタバコ吸うけど、明日からやめる!」
「今日はジムサボるけど、明日は行くでい!」
「高価な買い物するけど、今後3ヶ月は節約する!」
「今日はカロリー高いもの食べて、明日は断食な!」
楽観的に考えて、今日楽しめればいいやと
明日できるっしょ!思うこともしばしば。
実は「すぐに挽回できる!」と思うのも、人間の脳の仕組みが関わってくると本書!
例をあげれば、イェール大学の研究者たちは学生の脂肪ゼロのヨーグルトとクッキーのどちらかを選ばせました。
次の週の実験でも同じふたつの選択肢から選べると聞いた場合、83%の学生がクッキーを選びました。
これに対し、お菓子が出てくる実験は1回限りだと思っていた学生の場合、クッキーを選んだのは57%でした。また、別の実験で、低俗なエンターテインメント番組と教養性の高いエンターテインメントの番組のどちらを見たいかを選択させた場合も、学生たちは同じ反応を示しました。
そして、すぐにもらえる少額の報酬と、少し後になるけれども金額の大きな報酬のどちらかを選ばせた場合も、結果は同様でした。じつのところ、翌週も同じ選択肢が待っていると聞いた学生のうち67%が「次回はもっとよい選択をする」と述べています。
ところが、その翌週に研究室で同様の実験を行ったところ、前回と異なる選択をした学生はわずか36%という結果でした。実験ではそうであるにもかかわらず、「あとで挽回できる」と思ってしまうと、自分に甘い選択をしても気が止めなくなってしまうのです。
なんていうものの、他人事ではないなと。
ツケを翌日に回した場合
はたしてほんとうに挽回しているのか?
翌日の行動を観察すると
自分をコントロールできてるのかがわかると思います。
人は、自分にイイものを想像するだけで、満足してしまうもの!
挽回できると思っても、結局は同じことの繰り返すもの!
きっと、失敗するパターンをしってるだけでも意志力を高められると思うので
上記のような場面になったら
かならず失敗すると胸に刻んで
自分をコントロールしてみてくださいね!
本書で気になったところも
引用にはなりますが、少しだけ紹介しておきますね!
自分を変える教室②失敗した自分を許す
最初の試験で直前まで勉強しなかったことで自分を責めた学生たちは、自分を許した学生たちに比べて、その後の試験でもやはり勉強を先延ばしにする傾向が見られました。
最初の試験の準備に失敗したことで自分を責めた学生ほど、次の試験ではさらにのんびりしてしまったのです!
自分を責めるよりも許した学生のほうが、次回は着々と準備をする気になりました。
自分を変える教室③誘惑を感じても10分待つ
たとえば、10分待たなければ食べられないクッキーと、減量という長期的な報酬を比較しても、脳は「すぐに手に入る報酬」と比較したときのようなバランスを欠いた判断はしません。
脳を落ち着かせて賢明な判断をさせるためには、どんな誘惑に対しても必ず10分間は辛抱して待つようにします。
もし、10分経ってもまだ欲しければ、手に入れてもよいでしよう。
自分を変える教室④「やらない力」を「やる力」に変える
まったく同じことをするのでも、ときには2通りのやり方を考えることが可能です。
たとえば、ある受講生の男性は「遅刻しない」という目標を「一番乗りで到着する」もしくは「5分前に到着する」という目標に置き換えることにしました。たいしたちがいはないように思うかもしれませんが、そのおかげで彼は以前よりもずっとやる気が出ました。
時間通りに到着したら「レースに勝った」と思うことで、めったに遅刻しなくなりました。やってはいけないことよりも、むしろやりたいことに注目すれば、皮肉なリバウンド効果を避けることができます。
知ってるだけで人生に役に立つものばかりで、オススメでっす!
書評まとめ『スタンフォードの自分を変える教室 』ケリー・マクゴニガル
『スタンフォードの自分を変える教室 』ケリー・マクゴニガル
いかがでしたでしょうか?
・「あとで取り返せる」と楽観的に考えてしまう
科学的根拠のある実験結果をみせられると
納得してしまうだけでなく、人間が誘惑に負けてしまうパターンが自分に当てはまりすぎて「そりゃ、失敗するわな!」と。
むしろ、そのパターンさえわかれば
少しは自制できそうやなと希望に満ち溢れる1冊でした。
本書は上記以外にも
・食べ物で「意志力の保有量」が変わる
・この2つを「しなければ」意志力が上がる
・自制心は筋肉のように鍛えられる
・脳はエネルギーをお金のように使う
・ダイエットは体重を「増やす」行動
などなど
タバコ、ダイエット、資格の勉強などの
あらゆる場面で、自分を自制し、思い通りの結果が得られるための内容が盛り沢山となっております!
ほかの本とは違い、科学的根拠もあり
実験結果も豊富で、すぐに実行できるものばかり!
正直な話、ぼくが今まで読んだ中でもトップ5に入る良書かと!
読んでみるとAmazonの評価が高い理由もわかると思います!
「何もやっても続かない!」
「身体に悪いのはわかってるけど
やめられない、止まらないいい!」
そう思う人はぜひ本書を読みながら
自分をコントロールする術を身につけてみてくださいね!