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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、伊達政宗のおすすめ本・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(上)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(上)』
- 2位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(下)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(下)』
- 3位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)』
- 4位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(中)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(中)』
- 5位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『馬上少年過ぐ(新潮文庫)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『馬上少年過ぐ(新潮文庫)』
- 6位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『まんが人物伝 伊達政宗 (角川まんが学習シリーズ)』
- 7位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』
- 伊達政宗のおすすめ本・書籍ランキング│まとめ
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1位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(上)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(上)』
その生い立ちから悲願の奥羽統一へと疾走する若き日を描いた前編である。
正宗といえば、“独眼竜”の異名を取る歴戦の勇者ではあるが、
その独眼ゆえに幼少期は筆舌に尽くしがたい苦悩を味わう。
その苦悩の中で心胆を練り上げ、
一流のリーダーへと成長していく姿に引き込まれた。
さらに終盤、天下を手中に収めた秀吉との
まさに火花を散らすような人間対人間の器量比べは圧巻である。
“奥羽統一”と言葉にすれば簡単だが、
土着の諸勢力が拮抗するこの地域において、
それがどれほど難事であるかが、
著者による、正宗の祖父の代からの
詳細な戦闘描写によって痛感させられる。
同時に、23歳という若さで概ねその半分を手中に治め、
全国屈指の支配領域を築いた正宗という男の非凡さに驚嘆する。
しかしそれ以上に心を打たれたのは、
自分自身や家族との間に生じた悲劇と向き合い、
内なる敵を克服していく若武者の姿であった。
著者の竹本先生の文体はとても読みやすく小説+歴史書という印象で頭にすらすらと入ってきます。
伊達政宗と言えばかつてNHK大河ドラマ最盛期のタイトルだけに「渡辺謙VS勝新太郎」の対峙画面が
そのまま思い出されてとても懐かしめました。すらすら読める丁度良い分量なのも良いです。
下巻も楽しみです。
伊達の周囲の武将との戦いについて、事実と小説としての物語が加わっていると思う。
彼らのあゆみが理解しやすく書かれている点もよい。
この時代に興味がある人にお勧めの一冊だと思う。
伊達政宗のおすすめ本・書籍『伊達政宗(上)』を読みたい方はこちら↓
2位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(下)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(下)』
これまでも黒田官兵衛、竹中半兵衛などの戦国期の魅力的な人物を描き切った作品に魅了されてきたが、「伊達政宗」を読了したあとではそれらが色あせてしまうほど。一連の作品の中でも白眉と言えるだろう。
もちろんそれは世界規模で己の野望を実現させようとした、独眼竜自身のスケールの大きさにもよるのだろうが、著者自身が書いているように「鮮やかな彩りに溢れた」出色の一代記といえる。
緻密な構成と確かな考証によるリアリティにあふれた描写は主人公をただ美化するのではなく、歴史の冷徹な現実をしっかりと記述していく。それでいて人間味にあふれた著者の暖かい視点が随所に感じられる安心感も見逃せない。
著者が次に触手を伸ばすのはいったいどんな人物なのだろうか。益々興味が尽きない。
読めました。
伊達政宗のおすすめ本・書籍『伊達政宗(下)』を読みたい方はこちら↓
3位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)』
政宗の性格がまるで違います。
大河ではどちらかといえば愚直で豪快ですが、こちらではへそ曲がりで策士。
何も知らずに見れば大河ドラマも面白いのだが、
この原作を読んだあとではなんだかなぁと思ってしまう。
それぐらいこの本が素晴らしい。
若干徳川家康を贔屓しすぎだと思わずにいられないが(著者の代表作が徳川家康だから?)
それを差し引いても十二分に面白い。
名作です。
徳川家康全26巻への助走として伊達政宗全8巻を読みましたが、とても面白かったです。
私が最初に読んだ日本の歴史小説は津本陽の武田信玄でしたが、あれは作品中に参考文献を引用しすぎており、小説と言うよりも歴史の教科書といった感じでしたが、本作品は会話が全文章の3分の1以上を占めており、とても読みやすい作品です。
また、同作者の徳川家康と比べて、濡れ場の記述がほとんどないため、そのような記述を好まない方でも安心して読むことができます(私は歴史小説に濡れ場は必要ないと考えています)
また、全8巻の終わりの方ではなぜ家康が天下を取れて、政宗が天下を取れなかったのかが小説中で描かれており、そこも見所のひとつだと思います。
ですが、これは3巻あたりで挫折しました。
一冊一冊は、たしかに面白いのです。時代物にありがちな説明臭さもないし、登場人物たちはみんな生き生きとしているし、文章も読みやすく、エピソードも面白い。
間違いなく「名作」でしょう。
しかし、読むのをやめてしまったのは「政宗像のズレ」に困ったからです。
これまで、わたしが抱いていたのは「野心はあるけれども、豪快」でしたが、こちらの政宗は「策士」です。へそも少々曲がっているようで……。
この、自分が思い描く政宗と、作中の政宗のイメージの差が埋められなくて、読むのをあきらめてしまいました。
こんなことは滅多にないのですが……。
最近のカッコイイ「政宗」に馴染んでいる方はちょっと注意が必要かもしれません。
政宗の、意表を突くへそ曲がりな発言、皮肉に対して更に強烈な皮肉を返すような言葉の掛け合いがとても好きです。とても面白かったです。
伊達政宗のおすすめ本・書籍『伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『伊達政宗(中)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『伊達政宗(中)』
上巻は秀吉の小田原攻めで終了しましたが、この中巻は秀吉の死と家康の策謀で
大きな戦の雰囲気が次第に盛り上がってきます。
敵、味方、合戦前夜の腹の探り合いにはゾクゾクするものがあります。
政宗の周辺で動く戦国大名達の様子が作者の視点で詳しく描かれているだけに
よりリアルな空気感を感じられる中巻です。
早速、関ヶ原へと続く次回が楽しみです。
本書では特に、中国大陸(唐)へ進出してから帰国するまでの武将や家臣たちの状況が印象的であった。
情勢が変化していく中での政宗の行動や心情に着目して読み進めるとよいだろう。
著者が後の政宗の運命をどのように描写してくれるか、下巻が楽しみである。
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5位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『馬上少年過ぐ(新潮文庫)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『馬上少年過ぐ(新潮文庫)』
歴史に疎い私ですがこの短編集のおかげで過去の世界を覗き見することが出来た、という気持ちになりました。いいですよね。歴史は興味深いものです。そしてその中に生きる人々は現代と全くかわらない「人」という個性を生臭く発している。司馬作品は人間の本質を見逃さない鋭さがあります。星4つにしたのは今と言う時代性からするとちょっと硬すぎるかなぁ、という印象を持ったからです。
司馬氏の文章は巧まぬユーモアがあり、しかも格調が高い。私見ですが、どんなにおもしろくて、技術的にうまい文章でも下品なものは生き残らないと思っています。この本の発行は40年ほど前でしたが、今でも古びていないと感じました。
星が4個なのは、それぞれの短編の主人公で展開する長編を読んでみたいからで、ホントは星5個!!
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6位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『まんが人物伝 伊達政宗 (角川まんが学習シリーズ)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍『まんが人物伝 伊達政宗 (角川まんが学習シリーズ)』を読みたい方はこちら↓
『まんが人物伝 伊達政宗 (角川まんが学習シリーズ)』を読む
7位. 伊達政宗のおすすめ本・書籍│『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』
伊達政宗のおすすめ本・書籍レビュー│『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』
その一面を否定するものではないと思うが、本書では出兵に至る背景を、東南アジアを植民地化していたスペインとポルトガルの世界を分割支配する世界戦略との関係を通して描いている。
当時日本でキリスト教の布教を行ったポルトガルとスペインの宣教師には日本征服の意図はあったが、それを防いだのは戦国時代を通じて日本が彼らに対抗できる軍事力を増強させていたことと、そして幸運にも彼らが日本に接触した時には、織田信長、豊臣秀吉による日本統一が完成期に入っていたということ。そして、豊臣・徳川がキリスト教を禁令できた背景にも、それができる力を当時の政権が備えていたためであることが、本書により理解できた。
そう考えると日本に取って不幸な時代と考えられていた戦国時代にも、軍事力増強という観点からは大きな意味があったことになり、非常に新鮮な視点だと思った。
最強の国しか孤高は保てない
これこそ、歴史、素晴らしい著作
このようなスケールの大きい歴史書を今後も期待したい。
伊達政宗のおすすめ本・書籍『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』を読みたい方はこちら↓
『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)』を読む
伊達政宗のおすすめ本・書籍ランキング│まとめ
『伊達政宗のおすすめ本・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった伊達政宗の本・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!