【2023年】ガンジーのおすすめ本・書籍ランキング７冊！年４００冊読む書評ブロガーが紹介！

非暴力を掲げ、強い意志のもとインド独立に貢献したガンジー。その生涯をサラリと
知ることができました。素直に凄い。そう思った人物でした。戦争が真っ只中の時代
、しかもイギリスの植民地だったにも関わらず、力に頼らず、言葉だけで仲間を作り
権力に負けない勢力をつくりあげるなど、今の平和な世の中でも想像し難いです。ガ
ンジーのような偉大な人物を知れてよかったと、読書後思いました。

英語学習を目的として本書を読みましたが、中学文法レベルで十分に読める内容でし
た。ガンジーを少しでも知っている人はもっと容易に読めると思います。お勧めです。

資本主義社会の問題点を指摘することや
近代文明を捨てることを提唱するなど
現代社会では当然のことに対し、異議を唱えている言葉も見つかる。
ガンディーの真意はなんだったのだろうか。
物質的な豊かさでなく、心の豊かさの重要性を説いているのではないだろうか。

欲を持たないこと、愛とは求めず与えるもの
愛とは許すこと、いまに満足すること
貢献なき知識は罪であること
いくつかの言葉は胸に突き刺さる。

ガンジーの代名詞といえば「非暴力」ですが、この本に収められた言葉には、その「非暴力」を最初に提唱・実行したアメリカの学者・作家、ヘンリー・デイヴィッド・ソローとの考え方のリンクが多く発見できます。

例えばガンジーは農作業こそが人間の基本だと考えていたこと。健康を作るのは散歩や呼吸であると考えていたこと。これらは、ソローの代表作「ウォールデン」を通じて描きだされる、ソローの理念そのものです。

素晴らしい内容だと思いますが、そもそも100語に満たない各言葉の前に、それをさらに編者がワンセンテンスにまとめたものがついています。
これは、言葉をまっさらな気持ちを読む上ではマイナスかなぁ。というわけで星４つです。

１７０のガンディーの言葉が紹介されており、一気に読むことができました。

今の世の中があまりに便利すぎて、ガンディーの言葉がとても重く感じてしまいます。
彼の言う通りの世の中が実現すれば良いのでしょうが、とても難しいと思わずにいられません。
しかし、この本は容赦なく我々の社会を批判し、現代社会に欠如しているものを剥き出そうとしています。

その反面「じゃあ、このややこしい世の中でどうしたらいいの？」いう気分にもさせられます。
それと同時に、この本に答えを求めてしまっている愚かな自分がいる事にも気が付いてしまいました…。