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こんちわ、柿田ぴんとです!
今日紹介するのは
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木元
本書は、毎月3,000本以上の記事を配信し続ける
カルチャーニュースサイト「ナタリー」で
実践されている「文章の書き方」を紹介!
・ 言いたいことはあるのにうまく伝えられない。
・どこから書き始めればいいのか分からない。
・言い回しに悩んでなかなか書き終わらない。
こんな人にオススメ1冊となっております!
企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなど
あらゆる文章に有効な書き方とは何なのか?
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小説 ビジネス書 ライトノベル
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良い文章とは完読される文章である
と聞かれると、みなさんは何を思い浮かびますか?
・知ったことが載っている
・リズムが良い
・特した気分になる
・漢字とひらがなのバランスが良い
・一文が短くまとまっている
・過剰な自己表現がない
などなど
答えをだそうもんなら
無限にでてくるわけですが
本書では良い文章とは「完読される文章が良い文章」といいます!
たとえば文章がわかりづらかったら?
読み進むのをやめてしまう人の割合が増えていくはずです。テンポが悪かったら?間違いだらけだったら?
やっぱり離脱者は多くなる。自分の役に立たないと思ったら?
内容と比べてあまりに長文だったら?
雑誌でもウェブでも、ページをめくるか閉じてしまいますよね。(中略)そういったこらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるために、私たちは文章力を磨かなければならないのです。
ウェブサイトの場合は
ページ上の滞在時間が数十秒だったりすることは
めちゃんこよくあること!
多くの現代人は
通勤途中の電車や
仕事の空き時間など
忙しい中時間をぬって
情報収集していて
短時間で役に立つ情報を知りたがってるんですよね!(書評ブログの場合)
だからこそ完読してもらうために
文章力を磨く必要があると!
あと「完読されない文章とは?」と
逆の視点にたってモノゴトを考えると
普段見えないことも見えてくるのでぜひ試してみてくだされい!
完読される文章、完食されるラーメン
本書では
「完読されるのが良い文章」を掘り下げるために
ダメな文章は「食べきれないラーメン」と完食を例にわかりやすく紹介しています!
あるラーメン、評判も知らずにフラリと入った店で出てきたラーメンが目の前にあるとして、あなたはどんなとき、食べきれず残してしまいますか?
ゼミ生を当てていきましょう。
「多すぎる」「伸びてる」
「麺ののどごしが悪い」「虫が入ってる」
「店内が不潔」「具がなくて短調」
「食べたかった味じゃなかった」
「味が濃すぎ」「逆に味がしない」…話がラーメンになると、矢継ぎ早に答えが返ってきます。
ところでここは文章の教室です。
順に言い換えればつまりこういうことでしょう。「文章が長すぎる」
「タイムリーな話題じゃない」
「リズムが悪くてつっかかる」
「事実誤認がある」
「誤字や用語の不統一がある」
「繰り返しばかりで飽きる」
「求めていない内容」
「主張が強すぎる」
「得られるものがない」したがってこれらの逆をいけば
完食されるラーメン、すなわち
完読される文章に近づいていくことができそうです。
あなたの文章がラーメンだとして
って聞かれると「うう」って感じ。
よくGoogle検索で
気になるタイトルの記事をクリックしてみると
中身がまったく違う記事ってあるなと!
醤油ラーメン注文したら
冷やし中華でてくるみたいな?
例え、注文した内容だとしても
カップラーメンそのまま入れました!
っていう使い回しの文章、記事もあったり
自己表現、個性だしまくりでも
逆に内容がぼやけて素材そのものが台無しになったり
バランスが難しいわけですが
ラーメンも、文章も同じで
おいしく完食できる一杯を
役に立ったと感じる一記事を
提供することが大事だなと!
・事実に沿った内容で、言葉づかいに誤りがなく、表現にダブりがなく変化の付けられた文章
・読み手の受容則した、押し付けがましくない、有用な文章
このようなトッピングを加えながら
誰もが引き込まれるような
おしまいまで読んでもらえるような
完読される文章を目指していきたいものですね!
悩まず書くために「プラモデル」を用意する
本書では、書き始める前に
主眼と骨子を組み立てることが大事だと!
主眼とは、テーマのことで
その文章で何を言うのか
何を言うための文章なのかという目的のこと!
骨子は、主眼を達成するための骨組みのことで
「要素」「順番」「軽重」の3つから構成されてて
順番:「どれから」話すか
軽重:「どれくらい」話すか
この3つどれかひとつでも欠けても
骨子としては成立しないと本書!
ここで著者は、主眼と骨子について
「プラモデル」を例にわかりやすく紹介しています。
いささか唐突ですが、丸太とノミを渡されて「これでガンダムを作りなさい」と言われたらどうしますか?
もしくは紙粘土を渡されて「これで宇宙戦艦ヤマトを作りなさい」と言われたら。私なら途方にくれてしまいます。
ところがガンダムもヤマトも、プラモデルだったらどうでしょう。
出来はさておき小学生だって完成にこぎ着けます。
ぼくもよくミニ四駆という
プラモデルを作ってたわけですが
なぜ誰でも簡単に
プラモデルを作ることができるのか?
その理由は
あらかじめユニット化された
パーツが用意されていて
箱絵で完成イメージを確認して
取扱説明書の指示通りに組み立てるからなんですね。
②取扱説明書
③箱絵
そこで本書では、その手法を作文に適用することで
誰でも簡単に、間違いなく文章を書き上げられると!
では具体的に書き始める前に何を決めればいいのか?
「どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)、「何を言うか」をトピック化して並べておく(パーツ)、「どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく(取説)。
これで作文という行為が、あとは組み上げるだけの状態にまでプラモ化できました。(中略)プラモの3つの中身は、「主眼と骨子」に、ほぼ対応していると言っていいでしょう。
つまり「箱絵=主眼」「パーツ=要素」「取説=順番・軽重」という具合です。「書き始める前に主眼と骨子を決めておく」とは、言い換えれば「作文をプラモ化しておく」ということなのでした。
つまりよ、いきなり書き始めるなと
箱絵、パーツ、取説を決めてから書けと!
ここでいう主眼=箱絵は
文章を書く目的だと思ってて
まずそこが決まらないと
どんなパーツを集めればいいかわからなくなるんですよね!
料理で例えるなら
って言われたら
ってなるし
逆に
と言われたら
のように、集める材料もすぐ思いつくし
野菜炒めて、お鍋に入れて〜♪
と作業の順番も頭に浮かぶっていうね!
だからこそ
「どんなことを伝える文章なのか」
という箱絵=主眼=目的は重要になってくると!
あと、パーツ(材料)も死ぬほど大事で
また料理の例ですまんですが
素人でもめちゃんこいい食材を手に入れれば
それなりに美味しい料理ができるように
素材が良ければ、難しい調理をしなくても
お刺身にしたり、サッと炒めるだけでも
短時間でお客様が満足できるものが完成すると!
そういう意味で書評ブログは
バイキングみたいに良い素材だらけなので
ぼくは書きやすいなと思うわけですが
つまり言いたいことは「何を書くか」で文章の速さと質がある程度決まるってこと!
なので、文章を書く前はぜひ
「パーツ=要素」
「取説=順番・軽重」
を決めて、プラモ化してから書き始めると
きっと完読されるいい文章が書けると思います!
文章の表現力を向上させたい人はこちらの記事もぜひ!
書評まとめ『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木元
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木元
いかがでしたでしょうか?
・文章力を磨く理由は、こらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるため
・文章を書き始める前に
①「どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)
②「何を言うか」をトピック化して並べておく(パーツ)
③「どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく(取説)
今回は本書の第1章
「書く前に準備する」を
ほんの少し紹介したわけですが!
準備というのは
木でいう根っこのようなもので
そこを面倒くさがると
どんなにいい表現を使っても
めちゃくちゃな文章になるので気をつけたいところ!
本書は上記以外にも
・文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
・情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
・便利な「こと」「もの」は減らす努力を
・なんとなくのつなぎ言葉を使わない
・人物名で始めると目を引きやすい
・長い文章を書くには
などなど、完読を目指すための
読者の負担を取り除くための
読者に伝わる丁寧な文章にするための
ノウハウがこれでもかってくらい紹介されています!
Googleで「文章 おすすめ 本」と検索すると
かなりの確率で本書が紹介されているっていう!
読んでみたら、その理由もわかると思います!
・ 言いたいことはあるのにうまく伝えられない!
・どこから書き始めればいいのか分からない!
・言い回しに悩んでなかなか書き終わらない!
少しでも当てはまる方には
とんでもなく役に立つ1冊だと思うので
気になった方はぜひ本書を読んでみてくださいね!