【2023年】数学大学受験のおすすめ本・参考書ランキング７冊！年４００冊読む書評ブロガーが紹介！

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柿田ぴんと

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1位. 数学大学受験のおすすめ本・参考書│『新数学Plus Elite数学3―大学受験生のための教科書 (駿台受験シリーズ)』

新数学Plus Elite数学3―大学受験生のための教科書 (駿台受験シリーズ)

数学大学受験のおすすめ本・参考書レビュー│『新数学Plus Elite数学3―大学受験生のための教科書 (駿台受験シリーズ)』

高校＋αの範囲の数学が、「かっちり」書かれた本。大学数学の立場から見て違和感がなく、しかも類書や大学教養範囲の書物で飛ばされがちな「かゆい所」にも手が届いた記述になっている（たとえば、付録Cの微分方程式の説明）。このような本が高校生向けに誕生したことを喜びたい。筆者は大学教員なので、高校生・大学受験生の立場からの書評は別の方に譲る。

なお、この本の定価は2,350円＋税である。駿台文庫とAmazonの相性が良くないようだが、大きめの書店に行けば定価で実物を購入できる。誤って高い中古本を購入しないようにしたい。

今時のものにはない厚さに、びっくりですが、とても丁寧です。モヤモヤが消えます。

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2位. 数学大学受験のおすすめ本・参考書│『大学入試攻略数学問題集 2020年版 (河合塾シリーズ)』

大学入試攻略数学問題集 2020年版 (河合塾シリーズ)

数学大学受験のおすすめ本・参考書レビュー│『大学入試攻略数学問題集 2020年版 (河合塾シリーズ)』

いつからこのシリーズが刊行されているのか知らないが、私が自分の目で確認した限り、1994年までは現物を確認して遡れるので、最低でも30年弱毎年毎年その年出題された問題を精選して出し続けている河合塾には仕事とは言え頭が下がる。
値段も1000円程度ならとても安いと思う。
河合塾には河合塾の解き方というか癖があって、同じ問題でも駿台とはアプローチや解説の仕方がかなり異なるように感じる。
私が知らないだけかも知れないが駿台はこういう本を出してないはずで、たまにバッティングする解説を見ると、河合塾の方が普遍的な解き方をしていると感じる。
面白味には欠けるが、普遍的な解き方は応用が利くので、私は河合塾の解き方の方が好み。

このシリーズに関しては、おそらく河合塾の数学科？の講師陣が「取り上げるに値する」と判断した問題を取り上げていると感じるので、難易度もバラバラに感じる（瞬殺問題はさすがにないが）し、「このレベルの人向け」というよりも、今年はこういう面白い問題が出たというセレクション的な本だと感じる。

毎年発行されている本シリーズから（古い年度～2013or14年度入試までの20年分以上の）
良問を厳選した『厳選!大学入試数学問題集理系262』という問題集もありますが、
解説は近年の年度版のほうが親切であり、補足説明も豊富になっています（東京出版化？）。

ただし、解答の前に載っている「方針」は相変わらず粗末なものであるうえ、載ってすらいない
問題も多いので、あくまでチャート式などで基礎的な手法を習得している人にしか使えない問題集です。
易しい問題も多いですが、思考できない段階の人がなんとなく解くだけでは、使っても効果は薄いでしょう。

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