【2023年】うさぎのおすすめ絵本ランキング５冊！年４００冊読む書評ブロガーが紹介！

しろいうさぎ：
ねえ、そのこと、もっといっしょうけんめい
ねがってごらんなさいよ。

くろいうさぎ：
これからさき、いつも　きみといっしょに　いられますように！

しろいうさぎ：
じゃ、わたし、これからさき、いつも　あなたと　いっしょにいるわ。

シンプルなやりとりを
風のそよぎが感じられる名画と
やさしい言葉で伝えている。

広いこの世界で、
「いつもいっしょにいたい」と
思う人に出会ったら、そのことを
ただひたすら、ひたすら、ねがうこと。
そうしたら、かなうから。

心の声に
正直に生きていこう、と
心が決まる本。

しかし絵の魅力がすべてをカバーしていますね。仲良くしている相手が自分の真心からの気持ちに応えてくれた、それだけのストーリーですが、大人になっても「そういう喜びがこの世にはあるんだ」と感じられる人生を送りたい、と心から思います。私自身はあんまり幸せを経験しない人生だったので。

子供も読み聞かせの後はにっこりはにかみ嬉しそうです。きっと、私も子供のときに同じようにそう感じたのでしょう。それを強く記憶していたのかと思います。
絵本というのは、文章の構成や文の一字一句の意味を読み取るというより、終わったあとに何かを感じさせてくれるものなのだと改めて思いました。

はじめてストーリーを読みましたが、とても素敵な温かみのあるストーリーです。イスに出くわした登場人物がそれぞれ、次の人のために、次の人のためにと物を置いていく。

最後に眠っていたろばが目覚め…という物語らしい所もとても魅力的です。色づかいも優しく、温かい気持ちになります。

子どもが大きくなったら、毎日読んであげたいストーリーです。