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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、宮本輝のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『草花たちの静かな誓い (集英社文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『草花たちの静かな誓い (集英社文庫)』
- 2位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『流転の海 第9部 野の春』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『流転の海 第9部 野の春』
- 3位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』
- 4位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『星宿海への道 (幻冬舎文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『星宿海への道 (幻冬舎文庫)』
- 5位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)』
- 6位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『水のかたち 上 (集英社文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『水のかたち 上 (集英社文庫)』
- 7位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『流転の海 第8部 長流の畔 (新潮文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『流転の海 第8部 長流の畔 (新潮文庫)』
- 宮本輝のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『草花たちの静かな誓い (集英社文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『草花たちの静かな誓い (集英社文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍『草花たちの静かな誓い (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『流転の海 第9部 野の春』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『流転の海 第9部 野の春』
物語、文章表現、素晴らしい。
名言が至る所にあり、感銘を受ける。
なぜなら、
宮本輝氏は、実体験をstoryの中に
描写するから、リアリティーが違う。
「何がどうなろうと、
たいしたことはありゃあせん」
女性には
「森の中の海」もオススメ。
夫の裏切りに傷ついた心が、森の中の海で再生していく物語。
下巻152ページ1行目
『私は昨日の夜まで…‥』で、
毎回号泣してしまう。
何故泣けるのか自分でも解らない。
次に読んだのは社会人になってすぐ、7巻まで出ていた。この時は、「汗水流して、真面目に働け」と諭された。
そして、自分も人の親になって、あらためて1巻からこの最終巻まで読み直した。人生初めて、本で泣いた。
この世に生を受けたことに戸惑うかのような、産まれて間もない我が娘を見たとき、本心から「頭が悪くても、運動が苦手でもいい。健康で丈夫に育ってくれたらそれでいい」と思った。そこに1つ、「できれば宮本輝の「流転の海」シリーズも読んでくれたら」と付け加えたい。
この本を紹介してくれた高校時代の恩師、この本を書いてくれた宮本輝氏に心より感謝したい。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『流転の海 第9部 野の春』を読みたい方はこちら↓
3位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』
離婚した二人が偶然出会い、その後の手紙のやりとりが綴られます。
少しずつ過去が解け、自分と相手の未来を思えるようになっていきます。
大人の小説です。
十年ぶりにケイブルカーの中で偶然に再会した元の夫婦
それをきっかけに書簡形式で交流が再開される
二人の関係が関係だけに、なんと儚いことか
そのやり取りが書簡によって行われてゆく
だから当然二人の会話は無いのです
誰でも、あの時もし何だったら今はこうだったなんて事は今でも皆が思った事は有るでしょう
そんな処を上手く物語にしてしまうあたりに宮本氏の凄さが有ります
私は宮本輝氏の作品大好きですが
またまた楽しい本書を読ませて頂き有難う御座いました
夫と別の女性との無理心中、そこから再生した夫、離婚して孤独の道を歩んでいく夫婦、と過去の回想から始まり現在、未来へと進んでいく哀しいロマンスでした。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『星宿海への道 (幻冬舎文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『星宿海への道 (幻冬舎文庫)』
弟と奥さんの視点が入れ替わり、雅人の謎を少しづつ探っていくところは流石としか言いようがありません。
宮本輝は何冊か読みましたが青春モノ、上流階級モノよりも、やはり今回のようなドロッとした血を意識するものが私は好きです。
星宿海とはどんなところなのか?、兄の雅人はどうなったのか?生きているのか?。
血のつながりがない弟の紀代志がどこまで兄の軌跡を辿ることが出来るのか?
湯水の如く湧き出る謎めいた話、さまざまな疑問を考えさせ、次から次へと物語が展開し、
この小説の醍醐味にどんどんひっぱりこまれ、先へ先へとを読みたくてたまらなくさせる。
宮本輝の小説は、長編であっても、没頭させ、夢中にさせ、魅了させ、読み入ってしまう。
宮本輝さんの作品はいつも人の心の在り方をしっかり描いていて、
「まっとう」とか「正しい」とはどういうことかを考えさせられます。
文章も美しいし、読むと心が洗われるような感じがして大好きです。
雅人の奥底にある思いを言葉で表すのはすごく難しい。
けど、星宿海への強い憧れがあったからこそ、
雅人はその思いをよすがとして、実母亡き後もまっすぐに生きれたのではないかと思います。
心に何かまっすぐしっかりとした軸のある人は強いということを改めて実感。
結局、雅人は生きてるのか、千春・せつ親子はどうなるのか・・・
私はそこを作中で明らかにすることは特に重要ではないと思っています。
っていうか、はっきり書いたら野暮ってもんでしょ。
読者は雅人が生きて、二人の元へ帰ってくると信じてる。
それだけで十分なのではないでしょうか?
そんな余韻も心地よい作品でした。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『星宿海への道 (幻冬舎文庫)』を読みたい方はこちら↓
5位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)』
下巻同時に購入して正解でした。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『水のかたち 上 (集英社文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『水のかたち 上 (集英社文庫)』
良い作品ですね。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『水のかたち 上 (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 宮本輝のおすすめ作品・書籍│『流転の海 第8部 長流の畔 (新潮文庫)』
宮本輝のおすすめ作品・書籍レビュー│『流転の海 第8部 長流の畔 (新潮文庫)』
「わしの奥方はまだ怒っちょるけんのお」と熊吾はつぶやくが、あなたの奥方は怒ってるんじゃないよ。自分の中の修羅を乗り越えあなたに見切りをつけてしまったんだよ。夫婦という形、父と母という姿があっても寄り添って生きていくには男と女であることもまた必要なのに。房江は本来の強くしなやかな自分を取り戻し新しい道を歩き始める。
伸仁もまた、父の裏切り、母が自分から去ろうとしたという事実を受け止めて強くなった。「お母ちゃんは僕を捨てたんや」と言葉に出して言えた事が彼を前進させたのだと思う。言葉の力。
さて、ずっと読み進めてきて、あと一部で完結。読むのが惜しいような早く読みたいような。
長流の畔はまさに人の生死、運不運に翻弄される松坂家とその家族に関わる人々発展する日本の社会と世界の様子までもが読みとれた。改めて凄い小説だ。第九部電子書籍はいつになるのだろう。コレクションの完結する頃、また第一部から読み返すのが楽しみだ。
宮本輝のおすすめ作品・書籍『流転の海 第8部 長流の畔 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
宮本輝のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『宮本輝のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった宮本輝の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!