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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)』
- 2位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『分別と多感 (ちくま文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『分別と多感 (ちくま文庫)』
- 3位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見 (中公文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見 (中公文庫)』
- 4位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『説得 (ちくま文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『説得 (ちくま文庫)』
- 5位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)』
- 6位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)』
- 7位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)』
- ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)』
時代を超えて人間の本質や教育による性格形成について考えさせられる良質の小説であると思う。
時々思います。オースティン作品のあらすじを説明したら、それは対女性恋愛妄想小説(例:ハーレクインロマンス)だよと友人が馬鹿にしたのですが、下手に書くと恋愛小説的のぼせで非現実になる危険性のシーンを、卑近な日常的表現を混ぜることで一気に冷ましてかつ下品にならない笑いまでとるこの手腕は、やはり一流のユーモア小説なんじゃないかと。
細やかな人物描写と辛らつな皮肉はジェーン・オースティンの作品中随一だと思います。
主人公ファニーの境遇は決して恵まれたものではありません。幼い頃、貧しさゆえに親戚に預けられます。
忍従し無力に見えるファニーですが、健全な常識とつつしみ深く感性豊かな性格が理解と共感を得ていきます。
ついは愛するエドモンドの愛情を勝ちえて、崩壊しかかった貴族の家を建て直すことになります。
ファニーの厳しいモラルが彼女自身を守ることになりますが、それに対する周囲の人々の、
豊かではあってもむしろ豊かさゆえに偽善や堕落に陥る様がシビアに描かれます。
また貧しい故郷の家族への情愛にホロリとしてしまいました。
上下巻に分かれることなく一冊になったものの、値段は1500円と文庫にしては高めで、分厚いです。
後書きで訳者が書いている通り、「マンスフィールドパーク」は「自負と偏見」などに比べ主人公カップルは堅物で、非常に地味です。
私などは主人公よりもミス・クロフォードの方が魅力的に思ったほど。ただ、臆病でも、誰よりも慎重で堅実に振舞う主人公には芯の強さがあります。
「自負と偏見」や「説得」などに比べ恋愛要素は薄いですが、その分オースティンの哲学のようなものを感じました。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『分別と多感 (ちくま文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『分別と多感 (ちくま文庫)』
はじめて世に出たオースティンの作品には、彼女の魅力が詰まっています。
いるいる!あるある!がいっぱいです。
思わずメモりたくなります。
また,この当時の35歳独身男性や27歳独身女性の立ち位置が分かりますね。
人ってこういう経験を通して,成長していくんだなーと分かります。
ラストは駆け足でしたが,スカッとしました。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『分別と多感 (ちくま文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見 (中公文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見 (中公文庫)』
まだ結末を知らないので、レビューを参考にさせて頂いて、最初にある訳者序は飛ばして読みました。
これまで全く知らなかったこの小説、実はとても有名な作品のようで、何種類か日本語訳があったため、光文社古典新訳文庫ものも買ってみたのですが、こちらの中公文庫版のほうが翻訳が読みやすかった。
登場人物の性格が、無駄を削ぎ落したセリフによく現れていて、テンポが良く、場面がイメージしやすいのです。
素朴な挿絵がところどころにあるのも、すごく良いです。
上下巻に分かれておらず、価格がお手頃なのも嬉しい。
とても気に入ったので、書籍版も買って保存しようかなぁと考えてます。
翻訳も古典の新約ブームのわりには、古典的言葉、表現が使われていて私には、それが魅力的でした。これは「訳者のあとがき」を読んで納得いたしました。映画やDVDをご覧になって興味を持たれた方には、ぜひお勧めしたい一冊です。何度でも読み直したいです。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『高慢と偏見 (中公文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『説得 (ちくま文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『説得 (ちくま文庫)』
一度別れた2人が長い時を経て再開し、実はお互いの気持ちが変わっていないことを確認して結ばれる物語です。
あまりドロドロした下世話な話もないし、大きなイベントがあって話が展開していくわけでもありません。登場人物達はかなり個性的ですが、あぁそんな人いるわ的な身近さを感じます(200年も前に書かれた小説なのに)
オースティンの良さって、心理描写の細やかさ(人をよく見ている)にあると思います。特に主人公2人の心の動き、変化、それに伴う行動描写は秀逸。
上流階級の話なのに、なぜか牧歌的な雰囲気がするのも特徴。
お互いに相手を気にせずにはいられない、そういうやり取りを堪能するのが好き。そんな方にお勧めします。
人間の感情が丁寧に描かれています。きっと映像だと台詞がなく目で語る場面がきっと多いと思います。私にはそれがとても
共感できました。
一度目のプロポーズを断ったあと、それを機に物事が良いほうに進んだのが「高慢と偏見」であるならば、この「説得」は破談の後、ずっと一人身で容色も衰え誰からも相手にされない女性の物語です。あのとき説得されて破談にしたのは正しいことだったのか、自分の弱い意志がいけなかったのではないか、と主役のアンは終始、読者とともに迷います。細やかな心の揺れや、相手の行動に一喜一憂してしまう気持ちの描写は、オースティンの著書の中でもピカイチの切なさです。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『説得 (ちくま文庫)』を読みたい方はこちら↓
5位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)』
一人一人の個性が書き分けられていることはもちろん、その性格にあった生活ぶりも楽しく感じます。作者が生きた時代背景などはほとんど省かれているのに、その当時のモラルが、会話の中に出てくるので、うるさくなく読めます。
ただ、情景描写が少ないので、文章のテンポがよい反面、たくさん出てくるお屋敷が、どれくらいの造りだったのか、周りの木々や草花はどういう色合いなのかが、全くの想像になってしまいます。そういう部分では、映画の映像がイメージに現実感を補ってくれたようにも感じますので、映画も見てみるとよいと思います。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)』
イギリスの風景とコリンファースに魅せられました。
人は多いはず。(もちろん私もその一人)
BBCドラマシリーズを見た人ならば、この分厚い本はあっという間に
読めてしまいます。ページの上でドラマの一場面一場面が走馬灯のように
動いていきます
そして、この本の一番の特典は何といってもBBCドラマの写真が割と
充実しているということです!
もう~表紙からしてダーシーとリジーです。
これはDVDとセットで持たなきゃ!!
リジーはこの歳でなんて賢く、心優しく、純粋で
素敵な女性なのでしょうか!と感嘆せずにいられません。
BBCドラマの高慢と偏見をまだ見たことがないのですが、
コリン・ファースが演じているのを知っていたので、文中に
Mr.ダーシーが登場する場面では、ファース氏の眼差しが
突き刺さってくるような感覚で読み通しました。
なんといっても、オースティンの表現力は素晴らしいの一言に尽きます。
イギリス好きの方、ありふれた国産ドラマや韓国ドラマに
熱を上げている全ての方に、この作品をこそ知ってもらいたいと思います。
力強く、生き生きと生きるヒロインの姿が、現代人向けだと感じましたし、本と映画が繋がって嬉しかったです。
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍│『ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)』
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍レビュー│『ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)』
ただ、オースティンが書いた手紙すべてが載っているわけではなく、
オースティンの死後、姉たちが処分せずに残してあったものだそうです。
当時の社会背景などが描かれているわけではなく、しかも処分されずに残されていたものであり、
さらに当時は、届いた手紙は家族などに読んで聞かせるという風習があったために
あまりショッキングな内容などはありません。
それでも偉大な作家ジェーン・オースティンが書いた手紙を読むことができるという
貴重な体験ができることに間違いはありません。
想像していた人物像とは違っていて読んでいて面白かったです。素顔は「高慢と偏見」のエリザベスに似てるように感じました。
意外と辛口、そして家族思い、まさか手紙を読まれるとは思っていなかったでしょうが、本人の人となりが伝わってきます。翻訳も読みやすいです。抜粋ではなく全部翻訳してほしい!
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍『ジェイン・オースティンの手紙 (岩波文庫)』を読みたい方はこちら↓
ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『ジェーンオースティンのおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になったジェーンオースティンの作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!