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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、窪美澄のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『たおやかに輪をえがいて (単行本)』
- 2位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫)』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫)』
- 3位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『トリニティ』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『トリニティ』
- 4位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『いるいないみらい』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『いるいないみらい』
- 5位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)』
- 6位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『アニバーサリー (新潮文庫)』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『アニバーサリー (新潮文庫)』
- 7位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『よるのふくらみ (新潮文庫)』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『よるのふくらみ (新潮文庫)』
- 窪美澄のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『たおやかに輪をえがいて (単行本)』
窪美澄のおすすめ作品・書籍『たおやかに輪をえがいて (単行本)』を読みたい方はこちら↓
2位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫)』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫)』

ある少年が背負った重すぎる出来事がひとりの男の人生影を落とす。
彼を支える人らの愛情と、彼に思いを寄せる女とのやりとりに思わず涙が出た。
男性にこそ読んで欲しい。

ストレートに読めて共感もできる素敵なストーリー。
心に傷を負った青年を藤ヶ谷さんが如何に演じてくれるのかが楽しみで仕方なく待っていました。
現在ドラマも始まり毎週楽しみです。


窪美澄のおすすめ作品・書籍『やめるときも、すこやかなるときも (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『トリニティ』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『トリニティ』

妙子(モデルは大橋歩)は22歳の若さでこの雑誌の表紙に抜擢され、時代の寵児になったイラストレーター。
登紀子はファッション誌の文体を確立した、と言われる敏腕ライター。
鈴子は、当時の「常識」だった寿退社を目指す、ふつうのOL。
物語は、妙子の葬儀で鈴子と登紀子が久々の再会をするところから始まり、鈴子の孫が登紀子の昔語りを毎週聞きに行くことに、という設定で進んでいきます。
妙子や登紀子の晩年は必ずしも幸福に描かれていませんが、作者は、彼女たちを批判するわけではない。また、後進の女性に道を切り開いたと絶賛するわけでもない。
周囲の非難と闘いつつ懸命に時代を生きた女たちの孤独を丹念に描き、「あの時代があったからこそ今がある」という深い感銘を残してくれる佳作です。


最初は登場人物の持つ新しい時代を牽引するエネルギーに引っ張られていきました。
あの時代のあの雑誌の、もしかしたらあのイラストレーターのこと、とネタ探しをするよりも、
祖母の生きざまに興味をもって次の扉を開けようとするブラック企業に疲れた若者の姿を応援したくなってきました。
さて、タイトルであるトリニティ、父と子と聖霊はこの先も永遠のテーマなのだろうか。それがあれば安心、誰でも求めているもの、そういう定義もできるが、多様化した現代ではそれがなくても安心、他の人と同じでなくてもいい、という着地点もあるのではないかなと思います。

窪美澄のおすすめ作品・書籍『トリニティ』を読みたい方はこちら↓
4位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『いるいないみらい』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『いるいないみらい』




「1DKとメロンパン」は、妹の出産を機に、こどもについて考え始めたちょっと頼りない夫の姉夫婦の物語です。「無花果のレジデンス」は、こどものいない夫婦が、不妊治療を始めたことで、夫婦関係に微妙な変化が生じる物語です。「私は子どもが大嫌い」は、アクセサリー造りを続けている独身女性が、シングル・マザーのこどもと交流する物語です。「ほおずきを鳴らす」は、一人娘を亡くした夫婦が離婚して、それぞれの人生を歩んでいく物語です。「金木犀のベランダ」は、こどもの出来ないパン屋の夫婦が、養子をもらおうかと逡巡する物語です。
上記の5つの短編が収録されています。こどもを作るのが、そろそろ年齢的に厳しくなってきた女性の揺れる心情を描いた作品です。こどもはいいかなと思っていても、それは、まだ選択できた話。ある年齢を超えると、選択すらできず、こどもいない人生を覚悟することになる。その人生の思い選択を迫られる女性の心が良く出ていると思いました。読後余韻の残る作品集でした。男性の読者には、どこか楽しめない所が残るかもしれません。星4つの評価としました。
窪美澄のおすすめ作品・書籍『いるいないみらい』を読みたい方はこちら↓
5位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)』

やっぱり大人向けの作品なだけあって性の話かと思ってたら、それだけじゃなかった。
後半は違った視点から生の話になってくる。性と生。語弊を恐れず言うのなら、セックスと誕生は切っても切れない。
こうして私が生きているのも親がぽこぽこしてくれたおかげで、その親たちもそのさらに上が…なんて。いろんな趣味があって良いじゃない、人間だもの。犯罪さえしなければだけど。やっぱり人間は綺麗事だけじゃ反映しないよなぁ。思春期の女の子に読ませてあげたい。

するすると読めてしまい、本をよく積んでしまう私も積まずに最後まで読み進めることができた。
読み途中や読み終わったあと、登場人物をそれぞれ思い浮かべ、ふがいない僕は空を見た。というタイトルを1人ずつに当てはめていったのだが(言っている意味が伝わらないようであれば申し訳ない)、一人一人の最後にこの文を挿入したいと思うほどしっくりきた。最高だ。
まんまとタイトルに釣られて、まんまとタイトルに囚われてしまったわけだ。

人生とか人間関係とかうまく言えませんが深く考えさせられました。
短編だけどかかわる人々のそれぞれの視点からみるように物語が繋がっていてなんていうかとても面白かったです。
少し悲しい物語に思いました。

窪美澄のおすすめ作品・書籍『ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『アニバーサリー (新潮文庫)』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『アニバーサリー (新潮文庫)』

人間が生きていくとはどういうことなのかをふたりの女性の生き様を通して、突き付けられます。著者の作品は初めてで、読み違えているかもしれないですが、根本的な生命への讃歌にもとづく作品ではないかと思います。

中心にいる女性二人とそれぞれかかわりのある多くの女性が、グラデーションのように濃淡を意識して描き分けられています。臨場感もあり、読みやすいのですが、求心力のあるテーマが無かった気がします。
すこし詰め込みすぎてしまったのではないか、という読後感でした。

東日本大震災を起点に、晶子、真菜、それぞれの人生を振り返るという展開だ。戦争、子育てを経てキャリアウーマンとして歩んできた晶子は、シングルで子供を産もうとする真菜に心を砕いていく。
それぞれの人生が、ひとつの短編小説になり得る重厚さ。真菜の親子関係、そしてお腹の子の父との関係は、世捨て人のように自暴自棄になるのも宜なるかな。
著者らしい気持ちをささくれだたせるシーンはあるものの、ラストは爽やかな感動に包まれる。

それを親のせいにしたり、環境のせいにしたりして、不安定な自分の立ち位置を正当化する人はとても多い。
自分の弱さを認め、許す。こんな簡単なことができないことに共感を覚えた。
女性は子供ができると依存ばかりしていてはいけない。自分が強くならなければいけない。
これも自己責任。
手を差し伸べてくれる晶子に感謝を覚え、時を経て真菜もおせっかいなおばさんになってほしい。
窪美澄のおすすめ作品・書籍『アニバーサリー (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 窪美澄のおすすめ作品・書籍│『よるのふくらみ (新潮文庫)』
窪美澄のおすすめ作品・書籍レビュー│『よるのふくらみ (新潮文庫)』

そういった意味で膨らみませんでした。


歳を重ねた今だからこそ、深く共感できた作品だと思います。

主要な登場人物が3人。こういう書き方なら三者三様の気持ちがよく分かる。
どの人物もどうしようもない切なさを背負っている。浮気っていけないことなんだろうけど、みひろが行動を起こした時は「よくやった!」と心の中で賛辞を送った。みひろが変な人と変なことにならず本当に良かった。
収まるべきところに収まって本当に良かった。
途中に出てきたリサさんとショウ君のエピソードでも良かったし、川島さんのところも良かった。
兄弟2人のエピソードも、2人のとんでもないエピソードを立ち聞きしたお母さんがすっとぼけるところも良かった。ちょーリアルだと思った。
家族って、結婚って、男と女ってなんだろう、なんなんだろうって途方にくれていた私にはピッタリの本だった。
でも、本当作中にでてきた年に一度フリーセックスの日があるっていうあれ…………いいなぁって思ってしまった。
窪美澄のおすすめ作品・書籍『よるのふくらみ (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
窪美澄のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『窪美澄のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった窪美澄の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!
