【2023年】落合恵子のおすすめ絵本ランキング５冊！年４００冊読む書評ブロガーが紹介！

単に絵本の内容と著者の紹介のみならず、絵本の内容と著者の体験談ちが織り交ぜてあってその稀有の交差点のエピソードが入っているので読んでいて飽きません。　

「それが何であれ、どんなことであれ、非日常の時空にするりと逃げ込む意識の回路を持っている人（子どもも大人も）は、豊かにしてツヨイのだ」（208頁）

なんている一節には、うん、そうだよね、とうなずいてしまいました。現実べったりの人の方が強いし、そうしないとなかなかサバイバルできない、という現実もありますが。。。。

なお、１００冊紹介されている絵本でしたが、そのなかの一番は、キャンベル・ギースリン著『エレーナのセレナーデ』でした。

どちらかというと、子どものため、というよりも
大人が自分のために絵本を選ぶときのための本です。
日々忙しく疲れる大人にきく「絵本処方箋」です。
目次にも「自分であることに疲れたら」「ヨレヨレになったら」
なんて言葉が並びます。
著者が自分の生活や、子ども時代のお話をまじえて紹介する絵本たちは
よく知られたものから、秘密の宝物のような本までいろいろですが
つくづく絵本を読みたくなります。

六十代の著者がつむぐ、子どものころのお話は、それ自体が物語のように
ほんわりしています。
お天気の日曜日や、週末の夜のベッドでのんびりよみたい本です。

寝る前に親子でスキンシップを取りながら読んでいます。昼間にいろいろあってイライラしたことも、この本を読んでるうちに子供がとても可愛くて愛しい大事な存在であることを、思い出させてくれます。癒されますー！

おやすみ○○くんの○○という風に読んで、その部分を触ってあげると大人なしく寝てくれます。