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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、有島武郎のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を紹介していきます!
目次
- 1位. おすすめ作品・書籍│『一房の葡萄 (280円文庫)』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『一房の葡萄 (280円文庫)』有島武郎
- 2位. おすすめ作品・書籍│『小さき者へ』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『小さき者へ』有島武郎
- 3位. おすすめ作品・書籍│『或る女 (角川文庫)』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『或る女 (角川文庫)』有島武郎
- 4位. おすすめ作品・書籍│『カインの末裔』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『カインの末裔』有島武郎
- 5位. おすすめ作品・書籍│『生まれいずる悩み』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『生まれいずる悩み』有島武郎
- 6位. おすすめ作品・書籍│『私有農場から共産農団へ』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『私有農場から共産農団へ』有島武郎
- 7位. おすすめ作品・書籍│『燕と王子』有島武郎
- おすすめ作品・書籍レビュー│『燕と王子』有島武郎
- 有島武郎のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. おすすめ作品・書籍│『一房の葡萄 (280円文庫)』有島武郎
【作品・書籍の内容】
クラスメイトの持っている美しい西洋絵の具が羨ま しくて衝動的に盗んでしまい、良心の呵責に苛まれ る内気な少年と、若い女性教師の包容力に溢れる姿 を描いた表題作 「一房の葡萄」をはじめ、妻に先立 たれ、男手ひとつで三人の息子を育てた著者が、子 どもたちのために書いた童話作品五篇に加え、〝行 け。勇んで。小さきものよ〟の一節が有名な、子ど もに未来を託す父性愛、人間愛に溢れた名作「小さ き者へ」を併録し た、心揺さぶる作品集。
おすすめ作品・書籍レビュー│『一房の葡萄 (280円文庫)』有島武郎
展開自体はヘッセの「少年の日の思い出」と同じなのですが、ラストが違います。
あちらは強烈な一言で主人公が打ちのめされるのに対し、こちらはめでたしめでたしで終わるのです。
白樺っぽい人間愛に溢れた作品なのですが、個人的にはヘッセの方が好きだなあ。
子供の頃の記憶
子供の頃
親の知らないところで
冒険したり
危ない目にもあったり
後ろめたいことをしたり
大人たちが悲しんでいるのがなぜかわからなくて
いつもと違う状況にはしゃいだり
そんな記憶が生々しく蘇る
短編集のように思えました。
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2位. おすすめ作品・書籍│『小さき者へ』有島武郎
【作品・書籍の内容】
結核が死病だった時代、有島武郎の妻は愛児を遺して死ぬ。遺していかねばならない幼い子ども達への、狂おしいほどの愛情を、夫は子どもらの誕生から説き起こし、少ない母との思い出のよすがとしてやるのだった……愛情に満ちた語り口調が優しく切ない有島武郎の名編。
おすすめ作品・書籍レビュー│『小さき者へ』有島武郎
作家という大きな仕事を抱えながら、結婚すること、子供が生まれた事により生じた後悔や苦悩を嘘、偽りなく、作者の実体験から吐露しつつも、自らの家族に対する作者の深い思いが溢れている。
また、私は男であるが、伝染性の病に冒されて死を覚悟した母親の、子供に対する悲壮なまでの思い、決意、小さい子供を残して死んでいくことの無念さ、それに伴なう生への執着がどれ程のものか、少し分かった気がした。
自分も幼い時に母を亡くしているので、母も亡くなる時、同じ様な思いを抱きながら死んでいったのかなと感じもした。
自分の3人のこどもたちにあて「お前たちが大きくなるまで生きているかわからない」とはじまります。その5年後の1923年に有島武郎は亡くなっています。
まるでいつも自分の身近に死がつきまとっているかのように感じていたのか?
1916年に妻を亡くしていますが別の女性と軽井沢の別荘で縊死しました。
ちょっとそこが気にもかかります。
(渡辺淳一の失楽園にもその記述があったような…)
本文の中の「母の涙が雲となっているか谷川の一滴か誰かの涙となっているか」というところが気にいっています。
あと余命わずかな母が病院へ行く時に母よりも自動車に見とれる子とそれを悲しく見る母もせつない場面でした。
皆が親の心持ちを知るためにこのように書き残されたものがあるといいと思います。
有島武郎の3人のこどもたちは本書を読んでどう思ったのでしょう?
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3位. おすすめ作品・書籍│『或る女 (角川文庫)』有島武郎
【作品・書籍の内容】
近代日本文学中大正期の最高傑作。国木田独歩の恋人をモデルとしている点が問題になった。恋愛、家族制度、女の経済的独立等の問題をめぐって、封建的なものの強く残存している社会に自我の解放を求める女性の悲劇的な運命を描き、重厚なリアリズムの力がみなぎっている。大正期近代日本文学の最高傑作。
おすすめ作品・書籍レビュー│『或る女 (角川文庫)』有島武郎
この話のラスト三分の一は、全て、主人公の葉子の主観から見た人物と世界で描かれていて
おそらく、葉子から観た世界と他の登場人物から観た世界は全然別の世界だったことでしょう。
全ての善意が悪意に見えてしまう恐怖。
自分の思い込みの世界に嵌りきり、自分の内なる世界に嵌り込んで自滅していく女を
突っ放して描いているのが、この小説の醍醐味です。
新潮版のこの本は注訳がかなり詳しく、登場する人物&建物のモデルがわかります。
20世紀初頭の早すぎた女の悲劇を是非どうぞ。
主人公は美貌と知性だけではなく経済的にも恵まれて育った女性です。
まさに人生に祝福されて生まれ育った女性が奔放に生きた末に悲しい最期を遂げると言う劇的な変転を描いた小説です。
主人公の心理描写は細密画のように精緻を極め、まさに非凡な作者だけが出来る内容です。
主人公の性格はヒステリー性と言えると思います。後半部から終わりまではヒステリー症状の臨床記録と言っても良いほど精緻な描写です。一方、異性関係においては妖婦、魔性の女と言えるでしょう。
人間は社会、他人からの力だけではなく自らの欲望によって破滅する儚い(はかない)存在です。また自由であればあるだけ人生の選択肢が増え迷路に迷い込む愚かな存在でもあります。
作者はヒステリー性の針のような性格の主人公を通して人間の頼りない存在基盤を描いていると思いました。
有島武郎のおすすめ作品・書籍『或る女 (角川文庫)(有島武郎)』を読みたい方はこちら↓
4位. おすすめ作品・書籍│『カインの末裔』有島武郎
【作品・書籍の内容】
★
おすすめ作品・書籍レビュー│『カインの末裔』有島武郎
現代社会の者が読むと、農民をバカにしているようにしかみえなくなるので残念です。
その当時の時代背景を考えるべきでしょう。
暴れん坊の男を村の誰もお咎めできない。巡査も関わり合いを避け、ほとんど無法状態でしょう。
この小説を現代で考えると、
ようは、社会に適応しようと努めない者は、社会では生きていけない、ということで考えればよろしいかと思います。
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5位. おすすめ作品・書籍│『生まれいずる悩み』有島武郎
【作品・書籍の内容】
明治末〜大正時代に活躍した白樺派の作家、有島武郎の長編小説。1918(大正7)年、「大阪毎日新聞」及び「東京日日新聞」に32回にわたって断続的に連載された。文学者「私」と、芸術と実生活との間でもがき苦悩しながら、それでもなお作品を生み出そうとする芸術家「君」の交友を描く。「君」のモデルは北海道出身の画家、木田金次郎。作中で描かれる出会いやその後の経緯も、有島と木田との実際の交友に基づいている。
おすすめ作品・書籍レビュー│『生まれいずる悩み』有島武郎
この主人公には絵の才能があります。しかし食べることにいっぱいで絵を描いている暇などありません。いっそ絵の才能など無かったほうがよかったのではないかとも思ってしまいます。
今の世にもそこそこかわいかったり歌がうまかったりしてアイドルなどを目指して苦しい思いをする人もいるでしょう。そこそこの文才があり日々原稿用紙にむかう人も。
頂点に立てず食べていけないようなら初めから少しの才能などあるだけかわいそうな気もします。
この主人公にはモデルがあるようですね。とても魅力的な男なので会ってみたいような気持ちになります。その絵も見てみたいものです。
…モデルとなったのは北海道の画家である木田金次郎さんなんですね。
1910年に有島武郎と木田金次郎は札幌で出会ったそうです。
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6位. おすすめ作品・書籍│『私有農場から共産農団へ』有島武郎
【作品・書籍の内容】
記者の質問に答える対話形式をとった談話筆記。1年後に実現することになる「有限責任狩太共生農団信用利用組合」設立に関し、農場解放の動機・方法・今後の処置などについて解答している。有島の考えた「共産農団」を、関係者が「物騒」だと忌避したのをとがめている様子などもおさめられている。
おすすめ作品・書籍レビュー│『私有農場から共産農団へ』有島武郎
読み進んでいくに従って緊張感が高まりますが、その心地よさは秀逸です。映像化したらさほど面白くない作品になるようなきがします。静かな、しかし、確かに手応えのある作品です。
何笑つても構はない。君が僕を笑ふ前に、僕は既に自分を笑つてゐるんだから
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7位. おすすめ作品・書籍│『燕と王子』有島武郎
【作品・書籍の内容】
大正時代に活躍した白樺派の作家、有島武郎の童話。初出は「婦人の国」[1926(大正15)年]。妹の長男の病気見舞いとして書き送ったものが死後に掲載された。冬の到来を前に故郷に返る途中の一羽の燕は、ある小さな町で、金箔に包まれ宝石の瞳を持つ美しい王子の立像に出会う。貧しい人たちのために、燕に頼んでは自身の身体の金箔、果てには両目の宝石までを運ばせる立像はやがて無残な姿に……。オスカー・ワイルドの「幸福の王子」を有島が翻案。
おすすめ作品・書籍レビュー│『燕と王子』有島武郎
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有島武郎のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『有島武郎のおすすめ作品・書籍ランキング7冊』いかがでしたか?
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