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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー名作集 (中公文庫)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー名作集 (中公文庫)』
- 2位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』
- 3位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』
- 4位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』
- 5位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)』
- 6位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』
- 7位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー傑作集-江戸川乱歩名義訳 (中公文庫)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー傑作集-江戸川乱歩名義訳 (中公文庫)』
- エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー名作集 (中公文庫)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー名作集 (中公文庫)』

言わずと知れた世界最初の推理短編の「モルグ街の殺人」に「マリー・ロジェの謎」と「盗まれた手紙」のデュパン三部作に加え、「お前が犯人だ」と暗号解読ものの冒険小説「黄金虫」と、ポーのミステリー作品が揃い、さらにポー作品で絶対に外せない「黒猫」と「アシャー館の崩壊」も入っている。
「モルグ街の殺人」と「マリー・ロジェの謎」は、本格もののミステリー・ファン以外には読んでて退屈な内容だが、そこで描かれる論証は微に入り細に入りでとくに後者の論証は非常に優れている。
衝撃度では「お前が犯人だ」に勝るものはない。まさしく「お前が犯人だ」というシーンは、「黒猫」や「アシャー館の崩壊」のような怪奇作品かとばかりに思わせるどんでん返しがたまらない。
1点だけ不満を挙げると、デュパン三部作は「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」の順番のはずのところ、「盗まれた手紙」と「マリー・ロジェの謎」の順が逆に収載されているが、やはり本来の順番どおりに収載して欲しかった。

自分より詳しくない人には「ポー」を語れます。最後にオリジナルという事、ポーは推理小説の祖と言われています。やはりオリジナルならではの良さがあります。

ちなみに、山田風太郎が『黄金虫』を「短編小説ベスト3」のひとつに挙げています…
「この暗号小説のみならずそもそも探偵小説そのものがポーの創始だといわれるが、彼以後推理作家は雲のごとく輩出したけれど、ポーを超える者は一人もない、と、今さらのごとく脱帽しないわけにはいかない。」(山田風太郎『風山房風呂焚き唄』)

エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『ポー名作集 (中公文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』

やはり彼が大きく影響を受けた黒岩涙香とエドガー・アラン・ポーは読まない訳にはいかないと思いました。
先ず推理小説のモルグ街の殺人(もちろん粗筋は知っていましたが)等を読んで、
次に怪奇小説の本短編集を読んでみました。
成程ポーならではの世界と言うかこのジャンルの祖というかここから始まったんだという感じがあります。
どれも面白いですが、個人的には赤い死の仮面が好きです。



エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)』を読む
3位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』

壜のなかの手記
ペレニス
モレラ
ハンス・プファアルの無類の冒険
約束ごと
ボンボン
影
ペスト王
息の喪失
名士の群れ
オムレット公爵
四獣一体
エルサレムの物語
メルツェルの将棋差し
メッツェンガーシュタイン
リジイア
鐘楼の悪魔
使いきった男
アッシャー家の崩壊
ウィリアム・ウィルソン
実業家
ポオの初期の頃の作品です。
「息の喪失」や「使い切った男」などユーモラスな作品が目を惹きます。また,「アッシャー家の崩壊」や「ウィリアム・ウィルソン」など有名どころも入っていますが…
ポオを初めて読むという方にはあまりオススメしないかもです。
ポオ一流の皮肉とユーモアを駆使したお話が多いだけに,読み慣れないとわかりにくい。ポオを初めて読むという方には,同じ全集の第3巻をオススメします。それで,ポオにハマったら,こっちに帰ってきてください。
僕のお気に入りは,「ベレニス」。



エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)』を読みたい方はこちら↓
4位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』

大鴉:中里友香
アナベル・リイ:日夏耿之介
黄金郷:日夏耿之介
モルグ街の殺人:丸谷才一
マリー・ロジェの謎:丸谷才一
盗まれた手紙:丸谷才一
黄金虫:丸谷才一
アッシャー家の崩壊:鴻巣友季子
黒猫:鴻巣友季子
早まった埋葬:鴻巣友季子
ウィリアム・ウィルソン:鴻巣友季子
アモンティリヤードの酒樽:鴻巣友季子
告げ口心臓:中里友香
影―ある寓話:池末陽子
鐘楼の悪魔:池末陽子
鋸山奇譚:池末陽子
燈台:鴻巣友季子
アーサー・ゴードン・ピムの冒険:巽孝之
桜庭一樹さんの翻案は、
おまえが犯人だ!―ある人のエドガーへの告白
メルツェルさんのチェス人形―エドガーによる”物理的からくり”の二作です。
巻末のE.A.ポー主要文献案内は和訳されてない海外のポーの研究書や論文にポーの手紙なども紹介されてる資料などが簡潔な内容紹介つきでリストアップされてます。
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』を読みたい方はこちら↓
『E・A・ポー ポケットマスターピース 09 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)』を読む
5位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)』

岩波の対訳ということで、左ページに英語、右ページに訳文が載っています。
巻末には解説が載っていて、初めての人にも優しいです。
「愛の喪失への悲しさとそれを追う夢」というポーの詩のテーマは、
詩を読み慣れていない人でも、わかりやすいと思います。
この詩の悲しさは、日本文学の悲しさにも似ているのではないかと私は感じたし、
だからこそ、日本人にもポーの詩は味わいやすいのではないかと思いました。
まだ読んだことのない人はぜひ読んでください。おすすめです。

・詩人で英文学者である加島氏の、脚注および解説が素晴らしい。解説は「はじめに」を含めると40ページ以上におよび、詩だけでなく、ポーの経歴、私生活にも言及している(陸軍士官学校中退だったのか)。この岩波のシリーズの、左に原詩、右に翻訳との企画はとても有効で、他の詩人のものも読んでみたいと思う。
・なお、ロック・アーティストのルー・リードは、この詩集に収められている“TheRaven”をもとに同名のアルバムを発表している。私がこの詩集を読む気になったのは、そのためであった。

それが本書に触れるまでの正直な気持ち。
本書の『TheRaven(大鴉)』の詩が練習課題になって初めて手に入れた。
詩というものにどういう風に接していいのか正直戸惑った。
でも、『TheRaven』を通して不思議な体験をすることができた。
詩の世界にゆだねること。
今まで何を恐れていたんだろう。

エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)』を読みたい方はこちら↓
6位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』

なぜか魂の根っこを掴んで揺さぶられるような不思議な感覚がある。
久生十蘭をはじめて読んだときの感覚に似ている。
「お勧め」とは言い難いが、本書には無視できない奇妙な力がある。
なお、解説の順序が目次の順序とずれているのは、ケアレスミスであろう。
編集者には細かなところまで配慮してもらいたい。
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
『大渦巻への落下・灯台 ポー短編集III SF&ファンタジー編 (新潮文庫)』を読む
7位. エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍│『ポー傑作集-江戸川乱歩名義訳 (中公文庫)』
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍レビュー│『ポー傑作集-江戸川乱歩名義訳 (中公文庫)』

エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍『ポー傑作集-江戸川乱歩名義訳 (中公文庫)』を読みたい方はこちら↓
エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『エドガーアランポーのおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になったエドガーアランポーの作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!
