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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『逃亡派 (EXLIBRIS)』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『逃亡派 (EXLIBRIS)』
- 2位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』
- 3位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』
- 4位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』
- 5位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざして』
- 6位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』
- 7位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』
- ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『逃亡派 (EXLIBRIS)』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『逃亡派 (EXLIBRIS)』
他の作品もそうであるが、理性でとらえた世界より、偶然生じた出来事やそこでの心境・考え方の変化に惹かれる構図になっている。言葉遊びも楽しい(例えば、スピノザ、ジャンポール(サルトル)といった名前がそれぞれの哲学を視野に入れていることを暗喩するなど)。
一度読んだ後で、他の作品を読むとどうなるだろうか、この作者の作品に共通する楽しみとして真の意図を推理する楽しみがあると感じた。
確か安部公房の作品は、当時のポーランドを含む共産圏で人気だったので、作者のオルガ・トカルチュクは安部公房から影響を受けているのではないだろうか。というか、そうとしか思えない。
彼が生きていたら絶対に推挙したであろう作品と感じた。
この作品を気に入った方は、安部公房のエッセイ「内なる辺境」に収録の「異端のパスポート」を読んでみるといいかもしれない。
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍『逃亡派 (EXLIBRIS)』を読みたい方はこちら↓
2位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』を読みたい方はこちら↓
『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』を読む
3位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』
著者の実体験談が綴られて居ますが、夢の中をみせられているかのような不思議なリアルさと空想に包まれました。
しかし、アメリカの作家には多いtoughでどこまでも<此処ではない何処か>を求めるフロンティア精神がほのみえます。
今再発見されている方だそうですが、亡くなったそうで非常に残念…
表紙は女優ではなく本人です!超美人。
美人ならではと言えそうな苦境も数々描かれています。あっという間に読み終わる面白さですが、何度も読み返したくなる魅力に溢れています。
邦訳してくれて、こんな磨く前の宝石みたいな文章が読めて、嬉しいです。
それにも驚いたが。
なんだろう、圧倒的な小説だ。圧倒的にはみ出している。
『善人はなかなかいない』を彷彿とさせるが、ヘンリー・ダーガーの絵も思わせる。
何も信じていないし、何の期待もしていない。
それが何と格好良いことか。
かくも自分を引き込み、驚愕にも似た余韻を残すのかは説明できません。
己の感情も語りますが、とてもハードボイルドな印象もある、そぎ落とされた、
それでいてユーモアが滲み出す言葉のリズムやトーンのようなものを感じます。
情景は豊で、そして(多くは)最後に鋭角的な痛みがこちらに刺さってきます。
しかしなにより、私にさえ「原文」を感じられる翻訳をされた訳者に感謝しています。
そして、AManualforCleaningWomenはもともと43篇の作品集であったという
ことですので、残りの19篇も訳出され刊行されることを強く願っています。
私にとって元気が出る本です。
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』を読みたい方はこちら↓
4位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』
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『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』を読む
5位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざして』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍『ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざして』を読みたい方はこちら↓
『ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざして』を読む
6位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』
文章は簡潔なのですが、紛らわしい人名や見覚えのない単語と、原文がスペイン語なのか慣れない言い回しが多く中々読み進められませんでした。が、内容は壮大で読み応えのある大作です。
タイトルの意味するところは物語の中心となるブエンティア家の100年の栄枯盛衰と
その一家全員がそれぞれ不幸な心情で死を迎えるといった内容に沿ったものだと思います。
ブエンティア家からは様々な性格の人間が登場しますが、皆それぞれ異なった孤独を抱き死んでいきます。
ただ、その描写は悲観的ではなく淡々と普遍的な出来事のように記述されていきます。
本作は登場舞台マコンドの元となるコロンビアの政治、歴史的史実とフィクションを織り交ぜた点など
多様な面から評価されています。
私がこの本を読んで感じたことは在り来たりですが、どんな人間もそれぞれ異なった孤独を抱きながら生きて死んでいくが、それは悲観することではなく普遍的であるという何か達観した気持ちでした。
正月に 焼酎の「百年の孤独」を飲みながら この名作「百年の孤独」を楽しみました。
AMAZONの早い手配に感謝
ノーベル賞だの名作だの、著名な作家が推薦しているだの、ずいぶん重々しい見た目であるだの、
聞いていたため、構えて扉をめくったら、読み始めるとすいすい進む。違う意味で期待を裏切られた。
ユニークでユーモアのある物語である。
百年の物語をこれだけの量におさめただけあって、テンポよくどんどん話が進んでいくのも良い。
最後に、ああ、これが運命か。これが人生か。と物語全体がずしっと寂しさとともに心に残る。それも良い。
読んでよかった。
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『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』を読む
7位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』
いえ、本当は不思議じゃありません。身近で最近見聞きしたこと、これから起きるのを恐れていること…それがそのまま書かれているから、わかりやすいのです。特に政府の対応や人々の微妙な思い。制度も文化も時代も違うのに、それらの複雑な部分がこうも共通しているとは。
「未来の物語」という副題にも多くのことを感じました。
重い内容ですが、本当の希望とは何なのかが見えてくるような本です。今の日本人にとって必読の書だと思います。
この作品は、誰もが読むべき作品であり、特に被爆国であり、たった5年前に福島原発事故を経験した私たちみんなが一度は読んでおかなくてはならない作品だと思いました。しかしあんなにノーベル賞のことで大騒ぎをしていたマスコミが、この文学賞のことをほとんど話題にしなかったのが不思議でなりません。
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』を読みたい方はこちら↓
『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』を読む
ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になったノーベル文学賞の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!