【2023年】ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング7冊!年400冊読む書評ブロガーが紹介!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今回は、ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!

目次

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1位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『逃亡派 (EXLIBRIS)』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『逃亡派 (EXLIBRIS)』

レビュー
ワンセンテンスごとに心にしみる言葉。「流動、移動、錯覚。文明化されているということ、こういうこと。」
レビュー
 一見バラバラな物語の中に「旅」と「偶然」というテーマが流れる。作者の自伝的な冒頭での宣言から始まり、「旅行心理学」と題する小話で読み方のようなエピソードがあり、誰でも表面上の意味だけでなく、暗喩された意味に少し触れられる仕組みになっているところが面白い。(これは作者の他の作品にも共通する。)
 他の作品もそうであるが、理性でとらえた世界より、偶然生じた出来事やそこでの心境・考え方の変化に惹かれる構図になっている。言葉遊びも楽しい(例えば、スピノザ、ジャンポール(サルトル)といった名前がそれぞれの哲学を視野に入れていることを暗喩するなど)。
 一度読んだ後で、他の作品を読むとどうなるだろうか、この作者の作品に共通する楽しみとして真の意図を推理する楽しみがあると感じた。
レビュー
移動と定住の話や、クマネズミの実験の話など、安部公房が生前語っていた事と共通する内容が所々出てきます。
確か安部公房の作品は、当時のポーランドを含む共産圏で人気だったので、作者のオルガ・トカルチュクは安部公房から影響を受けているのではないだろうか。というか、そうとしか思えない。
彼が生きていたら絶対に推挙したであろう作品と感じた。
この作品を気に入った方は、安部公房のエッセイ「内なる辺境」に収録の「異端のパスポート」を読んでみるといいかもしれない。

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『逃亡派 (EXLIBRIS)』を読む

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2位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書)』

レビュー
優れた世界文学の解説本です。ガルシア=マルケスの魔術的リアリズムの及ぼす力、J・M・クッツェーの暴力と支配の複層的な描写・・・。80年以降の代表的なノーベル賞作家の特長を分かりやすく解説し、「読みたい」という気持ちをかき立ててくれます。私はこれを読んでオルハン・パムクの著作を買いました。所々、にやりとさせるユーモアを織り交ぜる筆致も素晴らしいです。

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3位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』

レビュー
とにかく剥き出しの言葉。美しく、ねじくれ、憐れなほど純粋で、人の心を掴みます。最近あまりに女性讃歌ものが流行るのでこれもそうなのかなと思って居たけど、訳が岸本さんということで、特大の信頼から中味を見ずに購入。
著者の実体験談が綴られて居ますが、夢の中をみせられているかのような不思議なリアルさと空想に包まれました。
しかし、アメリカの作家には多いtoughでどこまでも<此処ではない何処か>を求めるフロンティア精神がほのみえます。
今再発見されている方だそうですが、亡くなったそうで非常に残念…
表紙は女優ではなく本人です!超美人。
美人ならではと言えそうな苦境も数々描かれています。あっという間に読み終わる面白さですが、何度も読み返したくなる魅力に溢れています。
邦訳してくれて、こんな磨く前の宝石みたいな文章が読めて、嬉しいです。
レビュー
表紙になんでオードリー・ヘップバーン?と思ったら、著者本人だった。
それにも驚いたが。
なんだろう、圧倒的な小説だ。圧倒的にはみ出している。
『善人はなかなかいない』を彷彿とさせるが、ヘンリー・ダーガーの絵も思わせる。
何も信じていないし、何の期待もしていない。
それが何と格好良いことか。
レビュー
我ながら文学がとくに分かる人間というわけではなく、なぜにこの24篇が
かくも自分を引き込み、驚愕にも似た余韻を残すのかは説明できません。

己の感情も語りますが、とてもハードボイルドな印象もある、そぎ落とされた、
それでいてユーモアが滲み出す言葉のリズムやトーンのようなものを感じます。
情景は豊で、そして(多くは)最後に鋭角的な痛みがこちらに刺さってきます。

しかしなにより、私にさえ「原文」を感じられる翻訳をされた訳者に感謝しています。
そして、AManualforCleaningWomenはもともと43篇の作品集であったという
ことですので、残りの19篇も訳出され刊行されることを強く願っています。

レビュー
図書館で借りて読み、じっくり何度も読みたいのと、友達にも読んでもらいたいために購入。
私にとって元気が出る本です。

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『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』を読む

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4位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』

レビュー
世界には知らないことだらけだ。本書は2014年の刊行で、2013年のノーベル文学賞までしか発表されていない。ここでは編者が選んだ38人の「ノーベル賞候補」を挙げているが、その後2015年のスヴェトラーナ・アレクシエヴィチ、2016年のボブ・ディラン、2017年のカズオ・イシグロ、2019年のペーター・ハントケと、何と6人中4人を的中させている。きっとこれから数年もこのリストから受賞者が出ることだろう。個人的には訳本はどうも苦手でしかも原著にあたる語学力がないので指をくわえてみているしかないが。
レビュー
カズオ・イシグロ氏も当然のごとく掲載されており、未読ですが興奮のあまりレビューしてしまいました。この中から来年の受賞者を予測するのも面白いかもしれません。
レビュー
本当に参考になる。2016年ノーベル文学賞のボブ・ディランも予測しているところがすごい。2015年のスヴェトラーナも予測しているし、この本を読んで、2017年のノーベル文学賞を予測するのも面白いかもしれない。

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5位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざして』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ノーベル文学賞【増補新装版】――「文芸共和国」をめざしてを読みたい方はこちら↓

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6位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)』

レビュー
タイトルに惹かれて購入しましたが、読み終ったのはその二年後でした。
文章は簡潔なのですが、紛らわしい人名や見覚えのない単語と、原文がスペイン語なのか慣れない言い回しが多く中々読み進められませんでした。が、内容は壮大で読み応えのある大作です。

タイトルの意味するところは物語の中心となるブエンティア家の100年の栄枯盛衰と
その一家全員がそれぞれ不幸な心情で死を迎えるといった内容に沿ったものだと思います。

ブエンティア家からは様々な性格の人間が登場しますが、皆それぞれ異なった孤独を抱き死んでいきます。
ただ、その描写は悲観的ではなく淡々と普遍的な出来事のように記述されていきます。

本作は登場舞台マコンドの元となるコロンビアの政治、歴史的史実とフィクションを織り交ぜた点など
多様な面から評価されています。
私がこの本を読んで感じたことは在り来たりですが、どんな人間もそれぞれ異なった孤独を抱きながら生きて死んでいくが、それは悲観することではなく普遍的であるという何か達観した気持ちでした。

レビュー
最高レベルの名作です。
正月に 焼酎の「百年の孤独」を飲みながら この名作「百年の孤独」を楽しみました。
AMAZONの早い手配に感謝
レビュー
一年ほど前に読み出したっけ?自分が何を読んでるのか解からなくなる本なんて初めて。ノーベル賞とか、権威に弱いんで最後まで読了!後半グダグダになりながら読んでても、所々に作者の閃きのような語りに会ったりする。灼熱の夏に読んで良かったよ、南米の雰囲気たっぷり。こんな物語が書けるのなら、読者のコントロール、どうにでも出来るね。「孤独」と言う日本語訳は合わないと思う。大江健三郎とこのガルシア・マルケスは互いに興味があると言うのも納得、また二人が対談をして結局けんかしたと言うのもまったく納得。
レビュー
ブエンディア一家がマコンドという村を開拓してから、その村が隆盛、衰退し廃墟と化すまでの百年間にわたって受け継がれていく、一族の運命の物語。
ノーベル賞だの名作だの、著名な作家が推薦しているだの、ずいぶん重々しい見た目であるだの、
聞いていたため、構えて扉をめくったら、読み始めるとすいすい進む。違う意味で期待を裏切られた。
ユニークでユーモアのある物語である。
百年の物語をこれだけの量におさめただけあって、テンポよくどんどん話が進んでいくのも良い。
最後に、ああ、これが運命か。これが人生か。と物語全体がずしっと寂しさとともに心に残る。それも良い。
読んでよかった。

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7位. ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』

ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)』

レビュー
もともと翻訳文を読むのが非常に苦手なのですが、この本は例外的にすらすら読めました。あまり馴染みのない国の話で、固有名詞も覚えにくいのに、なぜスッと頭に入ってくるのか不思議でした。
いえ、本当は不思議じゃありません。身近で最近見聞きしたこと、これから起きるのを恐れていること…それがそのまま書かれているから、わかりやすいのです。特に政府の対応や人々の微妙な思い。制度も文化も時代も違うのに、それらの複雑な部分がこうも共通しているとは。
「未来の物語」という副題にも多くのことを感じました。
重い内容ですが、本当の希望とは何なのかが見えてくるような本です。今の日本人にとって必読の書だと思います。
レビュー
まず、作者が昨年のノーベル文学賞受賞者であったことを、知らなかったことに、愕然としました。この作品で作者がノーベル文学賞を受賞していたということを、最近の新聞の書評で知り、すぐに読んでみました。最初の一行目から目が離せず、読み続けました。さすがノーベル賞作家、ノンフィクションでありながら語り手の世界にどんどん引き込まれてゆきました。
この作品は、誰もが読むべき作品であり、特に被爆国であり、たった5年前に福島原発事故を経験した私たちみんなが一度は読んでおかなくてはならない作品だと思いました。しかしあんなにノーベル賞のことで大騒ぎをしていたマスコミが、この文学賞のことをほとんど話題にしなかったのが不思議でなりません。
レビュー
この本は悲しく、それが現実に起こっている進行形の話だという事に憤りを感じます。最初の消防士の話は、以前に著者の特集番組があった時に見ていました。この本ではさらりと流している部分にも焦点を当ててより詳しく解説していました。今後の日本でも起こりうる現実と思います。彼女の様な優秀なジャーナリストが福島のその後についてのルポルタージュを描いてほしいと切に願います。事故の処理に当たった様々な当事者や住人の声を丁寧に淡々と書くことによってより深みのある本になっていると思います。ぜひ読むべき1冊と思います。タイトル通り未来の物語なのだと思います。
レビュー
冒頭から圧倒され、脳天を直撃される感じです。最後まで読むと、事故=悲惨、と言った単純な構図ではなく、チェルノブイリ事故を歴史の中でどのように捉えるべきなのか、深く考えさせられました。

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ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『ノーベル文学賞のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?

ぜひ、気になったノーベル文学賞の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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本を聴くことで1日に3冊は読めるとおすすめしています!

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通勤に時間がかかる人なら、少なくても1日1冊分は聴けるんじゃないでしょうか。

テキストをフラットに聴くことにより、文章や論理の構造まできれいに頭に入るので、本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなるので、本を耳で聴くのはおすすめですよ。

引用:なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか

さらに、人気俳優・声優のボイスが、
本の魅力をさらに引き出しているので、
スキマ時間を有効活用したい人は、この機会をお見逃しなく! 

 
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