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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、桜庭一樹のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を紹介していきます!
目次
- 1位. おすすめ作品・書籍│『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹
- 2位. おすすめ作品・書籍│『私の男 (文春文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『私の男 (文春文庫)』桜庭一樹
- 3位. おすすめ作品・書籍│『ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)』桜庭一樹
- 4位. おすすめ作品・書籍│『少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)』桜庭一樹
- 5位. おすすめ作品・書籍│『赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)』桜庭一樹
- 6位. おすすめ作品・書籍│『少女には向かない職業 (創元推理文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『少女には向かない職業 (創元推理文庫)』桜庭一樹
- 7位. おすすめ作品・書籍│『推定少女 (角川文庫)』桜庭一樹
- おすすめ作品・書籍レビュー│『推定少女 (角川文庫)』桜庭一樹
- 桜庭一樹のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. おすすめ作品・書籍│『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。
おすすめ作品・書籍レビュー│『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹

そして物語は日常の仮面で覆われたまま、終わりへ向かって疾走する。
最初この作品は、所謂ライトノベルというジャンルの中で一冊の文庫本として発表されたものでしたが、今回の単行本化に伴い、読者層が広がってくれれば、と切に願ってやみません。
読み終えた後にも、読んでいる間でさえも、胸に突き刺さったのはただ、痛みだけでした。
どうかひとりでも多くの人に読んでもらいたい、そんな作品です。
ご購入を検討されている方、文庫版には沢山のレビューが寄せられていますので、そちらも是非ご覧になられてみては如何でしょうか。
「可愛い挿絵があったほうがいいなぁ」「単行本は値段がちょっと……」「持ち運びやすくて軽いほうがいい」という方には、文庫版をお薦めします。
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2位. おすすめ作品・書籍│『私の男 (文春文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤児となった十歳の私を、二十五歳の淳悟が引き取り、海のみえる小さな街で私たちは親子となった。物語は、アルバムを逆からめくるように、花の結婚から二人の過去へと遡ってゆく。空虚を抱え、愛に飢えた親子が冒した禁忌、許されない愛と性の日々を、圧倒的な筆力で描く直木賞受賞作。
おすすめ作品・書籍レビュー│『私の男 (文春文庫)』桜庭一樹

文才がどうとか内容が暗いとか云々より、なんだか、私は好きなんですよね。
本は、人の肌に合う合わないは必ずあって、タイミングみたいなものも絶対あって。
今の私の肌や波長にどうしようもなく合ってしまったのですね。
淳悟を愛しいと思ってしまいました。抜け出すべきなのに、抜け出せない。そんな恋愛をしているからかも知れません。
話は変わりますが、章の構成の仕方とか、おもしろいと思いました。アルバムを逆からみるみたいで。
最後の話が好きですね。

初めて読んだ桜庭一樹だ。好きになった。
凄く巧い。登場人物の心理や動きに不自然なところはなくて、父娘の心が歪にからみあっていく様は、なんともリアルだ。また登場人物周辺の人物の行動や、心理状態もとてもリアル。(主人公の男の恋人とか)こういう女の子は存在しそうに思える。過去にさかのぼっていく構成もいい。こんな硬質なおぞましさは、なかなか他の小説では味わえない。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『私の男 (文春文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
3位. おすすめ作品・書籍│『ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、人間との同居は彼らの掟では大罪だった。禁断の、だが掛けがえのない日々―。郷愁を誘う計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。
おすすめ作品・書籍レビュー│『ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)』桜庭一樹

少々、話が合わない点もあるのだけれど、そんなこと、どうでもよく思えてきた。
できれば、洋治もムスタファも、茉莉花も、みんな消えてほしくなかった、
時間が限りある竹の妖怪の話、それも、人間の血が好物なんて言う吸血鬼?。
ありえないことだけれど、バンブーにいてほしいなあと思った。
桜庭さん、どうか、続編をお願いします。

生きているってどういうことなのか?人間は生きていてバンブーは死んでいるのか?そうではない。生きる定義や命の「火」のかけがえのなさを考えされられます。いつ他のバンブーに人間と生活していることがバレるかと冷や冷やしつつ読みました。
「ほんとうの花を見せにきた」
はぐれバンブー茉莉花は実は寂しがり屋でいい子なのだと思います。もっと恵まれた生活をしていたら幸福に暮らせたのではないかなと思います。最後はよかったですが。
「あなたが未来の国に行く」
やはり賢い人がトップに立つことの重要性を感じました。洋治が切ないなぁ。
読みやすくさくさく進みました。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『ほんとうの花を見せにきた (文春文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
4位. おすすめ作品・書籍│『少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
わたし、川村七竃十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。―男たちなど滅びてしまえ。吹け、滅びの風。半身を奪われるような別れ、あきらめていた人への想い、痛みをやさしさが包み込む。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の気鋭、桜庭一樹が描き出す、最高の恋愛小説。
おすすめ作品・書籍レビュー│『少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)』桜庭一樹

『私の男』で直木賞を受賞し、一躍有名になった作者だが、作者のカラーはこの作品の方がしっかり出ていて面白い。
ライトノベル作家であることもあって、ライトノベル作家が文芸を書くことについてもしばしば言及されてはいるが、違う土俵であっても文章の力で魅力ある作品が生み出せるのは地の力がしっかりしているからなんだろなぁ、と羨ましくなる。
文芸作品に出てくるような陰影を持ったキャラクターよりも、この作品のように極端なくらいに特徴づけられたキャラクターを、文芸で用いられるようなテーマにぶつけていって欲しいなと思った。
文芸書は今では以前ほど売れないと言われているけれど、この作者なら新しい読者層も取り込む違う地平を切り開けるかもしれないと期待します。

そして氷が溶けるように儚い。
この本は最近発刊した『私の男』ですっかり作者のファンになり、手にした2冊目。
こちらもまた違った趣ですっかりハマりました。
美しい少年少女の美しい純愛には、冷たく雪に覆われた街と美しい文章がとても良くあう。
冒頭の文章にひかれて一気に読み進んでしまうが、終わりの頃には
氷のように冷たく透明で雪のように儚い想いに心が満たされる。
異色だがこんな純愛物もいい。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
5位. おすすめ作品・書籍│『赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く一族の姿を鮮やかに描き上げた稀代の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞。
おすすめ作品・書籍レビュー│『赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)』桜庭一樹

ありきたりなのですが、日本が高度成長する中で
得た物失った物を見事に描いています。
戦後を生きた万葉は漫画の虫師に出てきそうな
シャーマニズムを体の中に残しています。
次世代の毛鞠は私と同じ、高度成長期の騒然とした
日本を生きます。
そして現代、よりどころのない若者の瞳子。
万葉とその姑タツ、いじめっ子みどりとの
場面は秀逸で息子や兄の死が残酷で儚くて・・・
それとは対照的に子供を産む女性の逞しいこと!!
大地に根を張るように体を張って家、家族を守り
時には脳天気にそして悲しみを背負って生きていきます。
自由なはずの現代っ子が本当に自由なのか?
説教臭くなく哲学のように難しくなく、
さりげなく私たちに問いかけてきます。
私は泪兄さんと万葉の時が止まったような世界が
好きです。

賞とかでミステリー小説として紹介されてしまい、落胆される方もおられるようで、
私もこれのどこがミステリーなのかよくわかりません。(もしかして著者も?)
内容は、もう1ページ目から、マルケスの百年の孤独を連想させます。
所謂マジックリアリズムの伝奇ものですね。
この手のものが好きな人にはたまらない面白さだと思います。
私もこの著者さんの中ではこれが一番好きです。
昔、百年の孤独を読んで興奮してまわりの友達に勧めまくって、わけがわからん
と言われ、ショックを受けたことを思い出しました。
百年の孤独よりはかなり平易で読みやすいと思います。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
6位. おすすめ作品・書籍│『少女には向かない職業 (創元推理文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う―強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。力がほしい。でも、どうしたらいいのかな。これは、ふたりの少女の凄絶な“闘い”の記録。
おすすめ作品・書籍レビュー│『少女には向かない職業 (創元推理文庫)』桜庭一樹

静香――孤独な友達の期待に精一杯応えようとしたんじゃないだろうか。
誰かのために、と理由をつけて強くなれるのは、性別で言えば女の傾向だと思う。
友達のために、親のために、夫のために、子供のために……
誰かのために強くなって、自分でも思いがけないくらい強くなって、
その結果、孤独な自分では考えられないようなことも簡単にしてしまう。
女は最強。
誰かが自分を信じてくれる、期待してくれる。だから頑張れる。
逆に言えば、孤独な女は強くなれない。孤独な少女は強くなれない。
人を支えることで強くなれる。少女とはそんな生き物。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『少女には向かない職業 (創元推理文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
7位. おすすめ作品・書籍│『推定少女 (角川文庫)』桜庭一樹
【作品・書籍の内容】
「あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ」巣篭カナは、そんな言葉を呟いてしまう15歳の少女。ある夜、家族とのトラブルから家出し、町のダストシュートで、とんでもないものを発見する。―それは、銃を握ったまま眠る全裸の少女だった!UFO出現と銃撃事件で大騒ぎの町を、眠りから覚めた少女“白雪”とカナは逃亡する。東京へ着いたふたりは火器戦士の千晴に出会い行動を共にするが、そこへ黒い謎の影が―!?新世代青春エンタテイメント登場。
おすすめ作品・書籍レビュー│『推定少女 (角川文庫)』桜庭一樹

それを見てボクは思いました。あんたも昔は子供だったじゃん!何で今は同じ発想ができないの?ボクは、大人になっても子供の視点を失わない人間でいよう、と。
子供の頃、親に対してムカついても、実際にそこから逃げ出そうとはなかなかしない。なぜなら、そんなことをすれば一発で生活ができなくなることを知っているから。結構、したたかなんです。
そんな頃を思い出すお話です。
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍『推定少女 (角川文庫)(桜庭一樹)』を読みたい方はこちら↓
桜庭一樹のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『桜庭一樹のおすすめ作品・書籍ランキング7冊』いかがでしたか?
ぜひ、気になった桜庭一樹の作品・書籍を読んで、あなたの人生に役立ててみてくださいね!
