【2023年】芥川賞のおすすめ作品・書籍ランキング7冊!年400冊読む書評ブロガーが紹介!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今回は、芥川賞のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!

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1位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女』

レビュー
芥川賞候補になったということで、今村さんの作品を初めて読みました。とても面白かったのですが、他のかたも書いていたと思いますが面白さを説明することが難しく、また自分なりの「こういうことか」といった落とし所みたいものが見つけられず、気がつくと、この作品のことを考え続けています。つまりはそういう面白さがあるということなのかな。プロの方の書評とか感想とか、もっと色々読んで他の方の解釈を知りたいなと思わせる作品。
レビュー
私は今村さんの作品を他の媒体では読まないので毎回、単行本が初読みになります。

今村さんの作品が大好きで単行本になったものは全て読んでいるのですが、
この作品は他の作品ほど心がザワザワしません。
あみ子のようにガツンと来ることもないですし、
あひるなどのようなザワザワ感もそれほどなく、心軽く最後まで読めます。
ですが、上手く言えないのですが、あれ?あれっ?ってな感じでドキドキはします(笑)

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
黄色いカーディガンの女はむらさきのスカートの女に一種の憧れのようなものを抱いていたのかなぁと。
こーゆー人、なんか好きです、黄色いカーディガンの女。
個人的にはくすぐられる感じに近いかも。

レビュー
160ページほどの短めの作品で、購入後すぐに完読しました。むらさきのスカートの女が社会不適応?の変わり者のようで、実際にはそうでなかった事がわかり、不思議な読後感がありました。テレビ番組の「世にも奇妙な物語」に通じるものがあるように思いました。
レビュー
タイトルとシュールな表紙に引き込まれて買ってしまいました。むらさきのスカートの女のことが、どんどん気になって、読んでいくうちに物語の世界にハマります。読みすすめていくと、おもしろさと同時に不思議な感覚が湧いてくるのですが、その不思議な気持ちが、一体何なのかもわからずに、どんどん読んでしまいます。
何かがおかしい、でも一体何がおかしいのかわからない、最後まで読むまでもなく「あー、これはすごい。おもしろい」と思うのですが、読み手の想像力と捉え方によって物語の世界が変わる気がします。
「もう一度読みたい」と思わされる一冊で、読み終えた時、物語の世界に完全に浸かってそこから抜け出せない自分がいるので驚きました。むらさきのスカートの女よりも、○○の女の方が気になって仕方がないわけなのです。

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2位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『芥川賞ぜんぶ読む』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『芥川賞ぜんぶ読む』

レビュー
芥川賞。誰もが一度は聞いたことがあると思います。
しかし、実際に受賞作を読んだことがある人は多くないのではないでしょうか。

わかります。気になるけど、純文学となると、一歩踏み出すのは、なかなか勇気がいるんですよね。
それはまるで、朝の通学電車で隣の車両によく乗っている、他校のあのクールで知的な雰囲気が魅力の先輩のような…

この「芥川賞ぜんぶ読む」はそんな、芥川賞と仲良くなりたいと思いつつ、なかなか仲良くなれずにいる人にぜひ読んでほしい一冊!

受賞作のあらすじや見どころなどを解説するとともに、時代による受賞作の傾向の変化などが、わかりやすく、楽しく描かれています。

私はこの本を読んで「コンビニ人間」を今さら読んでみたんですが、とても面白かったです。芥川賞といっても、最近の受賞作は今の日本語だから普通に読みやすいんです。

この本を読めば、隣の車両にいる、ちょっととっつきにくいけど知的な雰囲気が魅力の芥川賞先輩に、気軽に話しかけられるようになりますよ。

レビュー
誰もができそうだけどできないことをやってのけている。
180作品読むためにいくらの時間が必要かを想像すればわかるだろう。
この本を読んでから、芥川賞作品を読むのはアリだろう。
審査員などの書評を読むよりも、公平に読めてよいかもしれない。
著者は、私たちのために、180作品を読んでこの本を書いたのだ。

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3位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『【第160回 芥川賞受賞作】ニムロッド』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『【第160回 芥川賞受賞作】ニムロッド』

レビュー
たぶんこの小説に乗れない人は、主人公より主人公の友達や恋人のほうが人間臭くて共感できる、というか主人公に共感できないからという理由なのではないかと思う。でも、友達と恋人のネット越しの対面は愛とか共感ではなく、荷室の書いた小説のように二人は溶け合ったと解釈する、不正解な感想かもしれないけれど、主人公の友達と恋人は一見人間としての苦悩を抱えているように見えて、実はビットコインで金を得ようとしてる人たちのように、投資ファンドやネットに誰かが書いた情報を発掘しているだけで、主人公こそ小説の中の人間の王のように、そういう現実に立ち向かい塔の上に向かおうとしている人間のような気がする。主人公の涙を感情のない涙という友達や恋人こそ実は本物の感情を失ってしまった人間だと、作者はそういう想いを主人公に託している気がするのだが。
レビュー
生と仮想通貨、謎めいたニムロッド、生きるが故の苦悩がリンクし、僕自身と重ね合う。何度か読み返したくなる。
レビュー
『仮想通貨』というのは私には難しかったので、これを『貨幣』と置き換えて読んでみました。
実体のない抽象概念で、人々の欲望がその存在意義を保証しているという点では同じで、『仮想通貨』はその進化型だと思ったからです。

全体的に無機質な、空虚な雰囲気が漂っているようでも、よく読むと詩的な表現がちりばめられています。

東方洋上に去る
太陽を目指す
これらは示唆を含んだ表現ですが、
高きものへの衝動が世界を支えている。
これがニムロッドが残した最後のメッセージのような気がします。

最後の「人間の王」ニムロッドが、「駄目な飛行機」に乗って太陽を目指す。
このラストは神話のように哀しく美しいと思いました。
(2月5日夕刻)

レビュー
仮想通貨を現代のバベルの塔に擬しているのは意表を突いて意外に的を射ている。ITやAIの進化で情報の共有化が進み個の区別が希薄になり終いには人類でないものに脱皮していくという観念的な想定の中で一人最後の愚かな人間であり続けたいという主人公の結びはバベルの塔建設を企てる変わらない人間の愚かさを擁護する点で共感が持てる。何重ものパラドクスを孕む観念小説と言えるだろう。

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4位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『【第155回 芥川賞受賞作】コンビニ人間』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『【第155回 芥川賞受賞作】コンビニ人間』

レビュー
この本のレビューで「主人公はサイコパスのような、この世に生まれたはいけない人間なんだ」と書いている方がいて、その感想に「いいね」が沢山ついていました。
自分はそれを見て複雑だったのですが、そんな感想を持てる人はこの世界では多分「普通の人」側の人間であり、そんな人が正直羨ましくもあります。
私は多分主人公程極端ではないけど、主人公側の少数派の人間です。誰にも迷惑をかけていないし、自分は幸せなのに それでも「そんな事ではいけない」と口を出してくる人がいます。
そのことにずっと悩んでいました。自分はいけない生き方をしているのか・・・?
でもこの本を読んで救われました。
ラストの主人公のふっきれが本当に気持ちがいいです!
自分は「少数派」側の人間で肩身が狭く生きている方におすすめしたい一冊です
レビュー
普段からあまり本は読む方ではないが、難しい表現などもなくすんなり読めた。
最後は結婚してまわりの人間と溶け込めるのかな、などと思ってもいたが…
これはハッピーエンド?それともバッドエンド?
コンビニ店員として働く事で世界の歯車になれていることを実感できており、仕事も確実にやりこなしている。バイト歴18年、彼氏なし36歳がなんだってんでしょう。立派な人間だと思う。
レビュー
主人公はアスペっぽい女性。幼少期からの失敗体験から「普通」や「一般常識」を学習し、周囲の表情や会話内容をコピペして社会適応していく。しかし加齢に伴い要求される「普通」は「結婚」や「バイトではない就労」と変わっていく。これに応じるためにとる彼女の手段がそれこそ「普通」ではない。
じゃあ普通を押し付けようとする周囲の人間は正常なのか。コンビニでの仕事を全うするために前日は体を休め、仕事場では客の一挙手一投足、視線の先まで神経を研ぎ澄ませ、ベストに対応し、売上に貢献するべく走り回る彼女は異常なのか。コンビニのマニュアルの中で呼吸できる彼女をどうかそっとしておいて欲しい。
もう一人の「普通」ではない男が「縄文時代から変わってない常識」に異を唱えながらもがく姿が、極めて醜悪でありながら「真実」だとも思う。もっと個々が自由に生きられる世界が待ち望まれる。
レビュー
無機質な商品やマニュアルに囲われたコンビニで生き生きと働く主人公の感覚や考え方は、世間の大筋とは少しずれたもの。
作品で訴えかけられているのは、世間で「普通」とされていることへの疑問です。
就職、恋愛、結婚、出産。
「そういうことになっている」常識を断片を集めて装おうとしても、自分のなかに落とし込みきれずどこか醒めた目で突き放してしまい、自分の居場所はどこなのかがわからなくなる。
飲み会で周りに合わせようとしたときになぜ虚しさを感じたのだろう。旧い思い出を主人公に重ね合わせました。

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5位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『マチネの終わりに (文春文庫)』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『マチネの終わりに (文春文庫)』

レビュー
ギターに触れる一人の人間として、また悔恨の過去を持つ人間として。
滅多に(全くに近く)恋愛にまつわる小説を読まないのですが。
次は、次はと読み進めたい衝動に掻き立てられました。
2人のすれ違いはギタリスト、そして聡明な女性の間ならではのもので、外的な作用の有る無しは別としても、非常にリアリティと親近感を覚えます。
しかも、その前後の2人の心理、回想、受能動的な先への向かい、
身に覚えすら感じ、震えと奇妙な安堵すらもたらしてくれました。

特に、是非、ギタリストの方。
読んで下さい。きっと、何かを得られるのではないでしょうか。

世に氾濫する恋愛小説が、いかに薄っぺらいか体感出来ます。
素晴らしい、の一言で言うには足りないと思えました。

レビュー
もともと本作品のオーディオブックを購入したことから出会い、読み始めたこともあって、耳で聞いても心地よい知的なリズム感の文章が特徴。

序文から著者独特の、キザで「けれん味」たっぷりの文章で始まり、読めない漢字(笑)、知らない言葉も含めて、文章を読む楽しみが詰まっている。

ラブストーリーというよりは、記憶にまつわる物語であり、父と娘、芸術と苦悩、戦争と平和、グローバリズムと断絶…、そして1人の女性の再生の物語であった。

ラストシーンのヒロインの表情に人生の良い面を感じることができるステキな小説だった。

レビュー
紙屑のように量産される、「○○大賞」、「○○万部突破」のフレーズにはうんざりしている私にとって、この作品は、「作品」と呼ぶことのできる珍しい小説だった。出版界が正気を取り戻すきっかけになればと思う。
レビュー
相手を愛するがゆえに距離を置いて別々の人生を送るという選択肢ができてしまう。別々の人生を歩んでいても要所で愛する人を思い、自分の人生に影響を与えていく。
40歳という年齢がとてもポイントの小説です。人生経験を積み、多様な選択肢に置かれる大人たちの姿、考え方が、時に無様でもありますが格好良いです。

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6位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『【第156回 直木賞受賞作】蜜蜂と遠雷』

芥川賞のおすすめ作品・書籍レビュー│『【第156回 直木賞受賞作】蜜蜂と遠雷』

レビュー
娘がピアノを習っているために買ってあげたら、自分がはまってしまった!
ピアノを弾けないおやじなのに、音楽の世界観が頭の中で広がっていった。
昔、時代小説をよく読んだ。好きな小説は、展開と結末が読めない小説だ。この本は、まさにどんな展開になるか読めず、圧倒的な音楽の世界観が、お音楽音痴のおやじにもわかり、とても楽しめた!
本屋大賞もうなずける。音楽好きじゃないひとが、十分に楽しめる。
レビュー
映画化も決定、直木賞、本屋大賞受賞との各書評の前評判より、一気読み間違いなしとの感触から、入院時の読書のために待っていた本。ザ天才たちの集うピアノコンクールで、文字を駆使し音楽を描写する怒涛感を味わう。クラシックの知識のあまりない私でも、曲のよさなり演奏者が考えていることなりがわかり、楽しめた。物語が緊張を保ちつつさわやかに疾走し、気持ちよい読後感の本。あとがきにもあるが、著者は何度も音楽コンクールを取材したそうで、小説完成に10年くらい要したとか。。編集者の辛抱がしのばれる。この小説を余命2年の人間の目で厳しく見ると、死ぬまでに読んでる100冊のうち、殿堂入り20冊には入らず、です。。
しかし、一般の読者のエンターテインメントとしては外れないです。
レビュー
音楽が全くわからない私ですが、まるで最初から音楽の知識があるような錯覚をした上で最後まで読むことができました。
これはすごい技術だと思います。

なんとなく、読後には音楽にすごく詳しくなった気がして
蘊蓄を語りたくなってしまいます笑

わかる人多いのではないだろうか。

レビュー
ピアノ教師の友人の薦めで本書を手に取りました。
瞬く間にストーリーに引き込まれ、文字通り寝る間を惜しんで読了。
冒頭、短編小説のように登場人物が紹介される。
物語が進むにつれ、彼らが合流し絡んでいく。
その流れが、とても自然で、情景豊かでした。
小説を読んでいると「あれ?この人物って誰だっけ…」とページを逆戻ることがありますが、
本書にはそれが必要ありませんでした。
購入して良かったと思える小説です。

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7位. 芥川賞のおすすめ作品・書籍│『芥川賞直木賞秘話』

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芥川賞のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『芥川賞のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?

ぜひ、気になった芥川賞の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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通勤に時間がかかる人なら、少なくても1日1冊分は聴けるんじゃないでしょうか。

テキストをフラットに聴くことにより、文章や論理の構造まできれいに頭に入るので、本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなるので、本を耳で聴くのはおすすめですよ。

引用:なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか

さらに、人気俳優・声優のボイスが、
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