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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、朝井まかてのおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『グッドバイ』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『グッドバイ』
- 2位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『銀の猫 (文春文庫)』
- 3位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『最悪の将軍 (集英社文庫)』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『最悪の将軍 (集英社文庫)』
- 4位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『雲上雲下(うんじょううんげ) (文芸書)』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『雲上雲下(うんじょううんげ) (文芸書)』
- 5位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『恋歌 (講談社文庫)』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『恋歌 (講談社文庫)』
- 6位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『落花狼藉』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『落花狼藉』
- 7位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『落陽 (祥伝社文庫)』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『落陽 (祥伝社文庫)』
- 朝井まかてのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『グッドバイ』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『グッドバイ』
面の隅々から頑固なまでの意志の強さと燃える様なエネルギーがあふれてくる。茶葉を炒る熱気や音までも聞こ
えてきそう。読む人の気持ちを高揚させ、思わず応援の言葉を呟きながらページをめくっていた。
欧米人の「契約」を第一義とする商売と、人柄や信用という「心」に重きを置く日本の商いの違いは、誤解や
争いを生む原因となりうる。しかし、この「心」が接着剤となり人と人とがつながることが最も大切なものであ
るとする次のくだりに強い感銘を受けた。「人生なるもの、人との縁こそが風であり、帆である」(p.354)
誰、あるいは何に対する惜別なのか感謝の言葉なのか。「さよなら」ではなく「グッドバイ」としたタイトルも
また含蓄のあるネーミング。読了して胸にストンと落ち着いた。
油問屋から一変して、「嬉野茶」などの日本茶輸出貿易を始めた。
女将しゃま、大浦慶。
商売の信頼を貫いた波瀾万丈の物語。
英吉利商人のヲルトやガラバアに、阿蘭陀人のテキストル。
亀山社中をはじめ、明治維新で活躍した志士たちを擁護していた。
情熱をかけて。
時代はレヴォリュウション。
そしてグッドバイを告げる。
「しゃま」「しゃん」の使い方にちょっと気になるところがありましたが、面白かったです。
本業の油商いが先細りする中、オランダやイギリスとの外交に目をつけ、信義を重んじながらがむしゃらにひた走る。特に人とのご縁を大切にし、信義を重んじる一本気なお慶の志が好きだった。
途中、苦難に陥るも、悔いと口惜しさを追い払い、決して逃げることはせず、歯を食いしばって足を踏み出し、今が正念場だと、勇んで進み続けるお慶の姿に勇気付けられた。
朝井まかてのおすすめ作品・書籍『グッドバイ』を読みたい方はこちら↓
2位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『銀の猫 (文春文庫)』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍『銀の猫 (文春文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『最悪の将軍 (集英社文庫)』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『最悪の将軍 (集英社文庫)』
綱吉といえば、教科書で語られる「犬公方」、「生類憐みの令」。
理不尽で摩訶不思議な法令として揶揄され、その悪しき固定観念にとらわれていた。
本書ではそれを払拭。
武家諸法度は「文武弓馬に励むべし」が「文武忠孝に励むべし」と改めた。
武士道の転換期になった。
ただ、治世では、地震や大火、飢饉に、富士山噴火といった災害。
また、赤穂事件が発生し、その裁定のイメージ。
最期の言葉、「我に、邪(よこしま)無し」がすべてを語っている。
今も昔も世の中の仕組みを変えようとしたら、各方面で批判され、反対される。
身を挺し、信念を持って、治世を変えていくべき。
ピンとくるほどに、綱吉=犬公方=最低・最悪の将軍というイメージが定着していますが、前将軍までの「武」による統治から「文」による統治への転換を目指した彼の評価を見直す向きがありますが、この作品もそうした流れ、動きに乗っています。
もちろん、フィクションなので、実際のところは判りませんが、作中、彼の真意が正しく政(まつりごと)に、そして、江戸に住まう人たちに伝わっていれば・・・と思うところが何度も出てきます。
読めば、皆さんの綱吉評も変わるかもしれません。
ものごとは一方向からではなく、多角的に見ることが大事であり、また、自身の考えに固執することなくいろんな人の意見を聴くことはとても有意義です。
綱吉は巷間評されているように最悪の将軍だったのか。
本当の姿は。
一読に値する作品と思い、☆5つを付けさせてもらいます
とにかく、朝井まかてさんの本は面白いです!
朝井まかてのおすすめ作品・書籍『最悪の将軍 (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『雲上雲下(うんじょううんげ) (文芸書)』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『雲上雲下(うんじょううんげ) (文芸書)』
草どんと呼ばれる語り手の素性が明かされる最終章あたりから少し説教臭さを感じて残念でしたが、
小説とは違う【物語】ってこんな感じだった!懐かしさに包まれた読後感でした。
雲の上と下は縦の情景、
物語は時間の流れの上がり下り。
私としては時空への旅をしたような2日間でした。
Kindleで読んだのは失敗です。
本の厚みが左から右へと移って行く過程も味わいたかったです。
R40?!~(﹡ˆ﹀ˆ﹡)年長者に勧めたいなぁ……
昔話、お伽話を信じる心がとても愛おしく思う本でした
不思議な世界に吸い込まれていくようで、理解できない文章は何度も読み返し、声に出して読んでみます。
自分がその中に入っていくような、初めて味わう本の世界です。
朝井まかてのおすすめ作品・書籍『雲上雲下(うんじょううんげ) (文芸書)』を読みたい方はこちら↓
5位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『恋歌 (講談社文庫)』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『恋歌 (講談社文庫)』
樋口一葉の師、萩の舎創始者中島歌子さんの手記をもとに書かれてます。商家のお嬢さんが、片想いを実らせて水戸藩士のもとに嫁ぐも、幕末の水戸藩御家騒動に巻き込まれて投獄されて苦労し、夫を亡くし、江戸に帰って一大歌塾の師となり、彼女なりの本懐を遂げるお話。
歴史ものとしても、普通の恋愛小説としても面白かったです。秋の夜長にふさわしい一冊だと思います。
読み続ける意欲が削がれ1週間ほど放り出したままになり、他の本を読み上げて後に叉、手に取りました。
そこからでした。
展開が一変し、あれれ~となり、一気に最後まで一気によみました。
恋しく思う事教えてくれたのだから忘れることをも教えて下さいーとは、切ないの一言で…
でも、女冥利尽きたのかも…とも
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6位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『落花狼藉』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『落花狼藉』
昇る。太夫は吉原千人の遊女の中でわずか数人しかいない狭き門。並大抵の努力ではなれない位置である。親を捨
て恋を捨て、子供さえも捨てなければならない。
また、幸運にも身請けされ妻になったとしても、吉原に舞い戻る女郎もいる。歳を重ねやがて「やりて婆」と揶
揄されても居座る女もいる。この物語は彼女らを育て面倒をみる「女将」の目線で描かれているが、真の主人公は
一個人ではなく吉原とともに生きる全ての女性(女郎)と時の渦潮である。不夜城に百花繚乱と咲き誇る彼女たち
もいつしか「落花」。行く末はまさに「狼藉」・・・その諸行無常とともにフェードアウト。
ー9月5日追記ー
久し振りに読ませる女性作家に出会えました。いつまでも読んでいたい読了したくない、そんな寂寥感に包まれ
てしまいました。なぜか気になって仕方ありません。
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7位. 朝井まかてのおすすめ作品・書籍│『落陽 (祥伝社文庫)』
朝井まかてのおすすめ作品・書籍レビュー│『落陽 (祥伝社文庫)』
明治神宮の森、明治神宮造営・創建をテーマにしている。
時代設定といいテーマといいめずらしい小説。
この時代を生きてきた人々の考えや生活ぶりが垣間見える。
そんな中で、三流貴社の目を通して、近代国家へと大きく変遷した「明治」を語っている。
明治天皇の御製百首。
「国のためたふれし人を惜しむにも思ふはおやのこころなりけり」
日本国民のきもちが相通じる。
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朝井まかてのおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『朝井まかてのおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった朝井まかての作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!