【2023年】夏樹静子のおすすめ作品・書籍ランキング7冊!年400冊読む書評ブロガーが紹介!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今回は、夏樹静子のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!

目次

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1位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)』

夏樹静子のおすすめ作品・書籍レビュー│『腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)』

レビュー
これを読んで救われました。
私は原因不明の肛門痛に数カ月悩み、寝ても覚めても痛みで日常生活がままならない状態になっていました。
自分も医療者の端くれなので、考えられる疾患を全て考慮してあちこちの医療機関にかかりましたが、答えはいつも「問題なし」でした。
この本から、心身症に可能性を疑い、著者の示唆の通り心療内科を受診しました。
鬱病は否定されたのですが、抗不安薬を処方して頂き、これが奏を成して痛みがなくなったんです!
まさかとは思いますが、自分が認識している以上に心は悲鳴を上げていたんだなと、これまでの生活を反省しました。
心療内科を受診する機会を与えて頂き、この本と著者には感謝を申し上げます。
レビュー
腰痛がなかなか治らずこの本にたどり着きました。
筆者に比べればちっぽけな私の悩みたち。
手放したり許したりできれば随分楽になるんだなと解釈しました。
本が届いたタイミングで痛み止めを変えたせいかもしれませんが、痛みも和らいできました。
執筆してくださった夏樹静子さん、ありがとうございます。
レビュー
まず、体験記として普通以上に面白い。
怪しい整体士とか霊とか、普通なら信用しなそうな方達にも、苦しい時は頼りたくなる。
それが人間なのかもしれません。
作者の場合、最後は解決しているから良いけど、こういう輩達をループしている人は多いのかもしれません。

腰痛については…
実際のところ、「腰痛の85%は原因不明」というのが医療の現実なのだそうで、腰痛に悩んでいる方がひとつの事例としてこの体験を参考にする価値は充分にあると思います。

レビュー
悩んでいる人は是非一読することをお勧めします。私は大変参考になりました。

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『腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)』を読む

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2位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す (新潮文庫)』

夏樹静子のおすすめ作品・書籍レビュー│『心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す (新潮文庫)』

レビュー
普通の西洋医学や接骨院を相手にしていたら、解決しなかった「痛み」が解決できた実体験本。
取材者が、実際の病人であり、物書きであるという利点が効果的に表れている。また、本づくりのプロが
手がけている良さも大変感じる。
装丁が優しいのも気持ちが救われる。友人二人の脊椎管狭窄症の悩みに付き合ううちに、この本に巡り合った。
親戚の人の、歯のかみ合わせノイローゼもこういう治療に巡り合っていたらと思った。
レビュー
私自身、大腸炎罹患後の痛みが止まらないのに血液検査も超音波も内視鏡も異状無しで、心が痛んでるとしか考えられない、でもこの痛みが器質的な物でないと言うのも信じられない、という感じで、この本のエピソードまんまです。そんな私にこの本は救いでしたが、だからと言って痛みが無くなるわけでもなく、現実に心療内科を探す手立も無く、定期的に主治医に検査してもらいかりそめの安心を得るだけです・・・
レビュー
心と体の関係って、こういうこともあるんだな、と、驚かされました。
レビュー
著者の詳細な腰痛闘病記「椅子が怖い」の後、心療内科で取材した患者さんたちの記録が短編のように並んでいます。
本書により、心療内科の守備範囲がわかるという意味で、心療内科のよい入門書になっていると感じます。
たぶん典型的な症状が書かれていて、みなさん快方に向かわれているか全快された方達ばかりですが、それぞれに
壮絶な体験が書かれています。

本書のあとで、「椅子が怖い」を読み、こころを奪われました。2冊合わせて読むことで、新しい世界が
開けた感じがします。さらに、池見著「診療内科」という中公新書を読みましたが、内容として古い中公新書
よりも本書の方が読みやすかったです(池見著で心療内科の心意気はわかりましたが)。

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3位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)』

夏樹静子のおすすめ作品・書籍レビュー│『蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)』

レビュー
冒頭、上空の旅客機から人が忽然と消失する事件

から始まります。

1980年代初期の夏樹静子の大作です。後年の数々の傑作と

比べるとプロットや文章表現にやや古臭さがありますが、

でも、今読んでも、隠れた人間関係、不倫、トリック、謎の失踪、

列車トリック、連続殺人など、イベントは盛りだくさん過ぎる

ほど盛り込んでいて、娯楽小説であると同時に、本格推理劇と

なっていて、女流作家とは思えないほど冷徹かつ論理的な作風

で舌を巻きます。

言い回しや所作表現やトリックにはさすがに時代を感じさせますが、

けれども、そういう瑣末なことは本筋に影響しないほど、本書は

よくできた長編推理劇となっています。

結構、最後まで一気に読み通してしまう、作家の筆致、筆力は

さすがと思わせます。

レビュー
完全密室と化した航空機のなかから忽然と消失するひとりの女…。何と言ってもこの導入部のインパクトが最高!また、最後に明かされる
からくりの仕組みにも満足のため息。。
作者の夏樹静子さんは、基本的に新しいネタがないんならミステリーは書かない方が良いと語っている通り、常に新しくて多彩な着想を
展開し続けていますが、その精神は初期傑作の本作でも堂々と存在している。トリックも良い。良いけど、それ以上に人間ドラマが良い。
人間なんちゃらなんて書くとうそ臭くなるが、結局はこの人は男と女を描くのが上手すぎる。両方あってこその人間。時代背景が変われど
この瑞々しい男女の精神性は古臭くならないのが凄い。確乎とした主張がある。それが余韻に繋がる。やりきれないのに美しい。この感覚を
掘り下げさせたらミステリー界随一だ。あとやっぱり、この人の精密部品を組み立てるが如くのプログラミングも驚き。そーゆうとこは
なにより男っぽく、情感の豊かさは女の如く。その要素はこの一作において顕著。男女の出逢いが奇跡を生む。また悲劇を生ずるの。。
レビュー
新装版で読みやすいです。
このような大きめ活字の文庫本がもっともっと出回ることを、高齢社会の一員として歓迎します。(けっこう活字の読みやすさは、購買意欲を左右します)

さて、本作は、ものすごく手が込んでいるので、途中、何度も見返しながら、読み進まないと、筋が混乱しそうになる。

しかし、それとは別に、毎度ながら、男女の微妙な愛の交流と葛藤を書かせたら、これだけ表現できるミステリー作家は、今もいないだろう。

またこれも、余計なことかもしれないが、「勉」少年の行く末が案じられてしまうのだー。

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『蒸発―ある愛の終わり (光文社文庫)』を読む

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4位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『東京駅で消えた (徳間文庫)』

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5位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『77便に何が起きたか – 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫)』

夏樹静子のおすすめ作品・書籍レビュー│『77便に何が起きたか – 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫)』

レビュー
理知的で皮肉っぽくて、大人だな、と、感じました。苦い読後感でした。
レビュー
いわゆるトラベルミステリーの選集だが、共通するのは「トラベル」だけで、作品の表情はそれぞれに異なる。

クリスティーへのオマージュである「ローマ急行(エクスプレス)殺人事件」、シニカルで諧謔に富む「特急夕月」など良作揃いだが、圧巻は表題作。

旅客機が爆破され、乗客51人全員が死亡。しかしそのうち数人には不思議な共通点があった。その理由は……….
結末はあまりに単純ながら、あまりに予想外で、しばし呆然とした。

レビュー
テレビの2時間ドラマの原作者として知られ過ぎたのは、この作者にとって幸か不幸か。
本書に収められた短編のアイデアの大胆さと切れ味、読者の先入観を逆手にとるシニカルな展開の妙味とリーダビリティの高さ、どれをとっても日本ミステリの女王の称号に相応しく、改めて再評価が待たれる。
表題作は唖然呆然のサプライズが待ち受ける必読の傑作。

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6位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『目撃―ある愛のはじまり (光文社文庫)』

夏樹静子のおすすめ作品・書籍レビュー│『目撃―ある愛のはじまり (光文社文庫)』

レビュー
桂木麻子は、夫の主張中に幼馴染で公衆衛生学科助教授との密会の帰途に、崖から落ちそうになっている少年を発見するが、不倫の発覚を恐れ救助を躊躇するが、突如現れた中年の男が、子供を助ける。
同日の朝、金融業者の殺人事件が発覚し、後日少年の命が狙われる。子供を助けた中年が犯人なのか?麻子は思いついた手段とは。

夫の勤める工場が公害問題の矢面に立たされ、工場周辺の地下水の分析を依頼されたのが、不倫相手の大学という皮肉も加わって事件は混迷を極めます。

恋愛(不倫ですが)と殺人事件との比重がバランス良く配合されていて、読み易い一冊だと思います。

レビュー
原作とは異なっていまいたが好きな沢口靖子が好演していてよかった。TVドラマでは
北鎌倉の邸宅で、一人暮らしの老人(金融業者)が絞殺された。室内には争った形跡はなく、金庫の扉は開いたままだった。)テレビのニュースで事件を知った桂木麻子(沢口靖子)。事件当日、彼女は夫以外の男性と一夜を共にし帰宅する朝に、偶然、殺害現場近くで自転車で転んだ剣道場へ行く子供を助ける不審人物を目撃していたのである。警察へ言うべきかを迷っていた矢先、目撃証言をした少年が何者かに襲われた。麻子は匿名で警察に情報提供しようと、ついに決心するのだが不倫相手に停められる。不倫相手は大学助教授で公衆衛生を調査・研究して、これまた偶然にも主人の会社の公害訴訟の調査結果をレポートしていたのだった・・・・・・
レビュー
恭太の健気さ、それとなぜか、文子の行く末が案じられた。。。
悲しいが、浮気、強欲、エゴイズムの結末。。。

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『目撃―ある愛のはじまり (光文社文庫)』を読む

7位. 夏樹静子のおすすめ作品・書籍│『誰知らぬ殺意: 夏樹静子ミステリー短編傑作集 (光文社文庫)』

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夏樹静子のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『夏樹静子のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?

ぜひ、気になった夏樹静子の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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本を聴くことで1日に3冊は読めるとおすすめしています!

読書やPC作業で目が疲れたときもインプットが続けられますし、移動時間も無駄にならない。

通勤に時間がかかる人なら、少なくても1日1冊分は聴けるんじゃないでしょうか。

テキストをフラットに聴くことにより、文章や論理の構造まできれいに頭に入るので、本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなるので、本を耳で聴くのはおすすめですよ。

引用:なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか

さらに、人気俳優・声優のボイスが、
本の魅力をさらに引き出しているので、
スキマ時間を有効活用したい人は、この機会をお見逃しなく! 

 
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