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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、大沢在昌のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『暗約領域 新宿鮫XI』
- 大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『暗約領域 新宿鮫XI』
- 2位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『夜明けまで眠らない (双葉文庫)』
- 大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『夜明けまで眠らない (双葉文庫)』
- 3位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『鏡の顔 (講談社文庫)』
- 4位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『俺はエージェント』
- 5位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『烙印の森 (集英社文庫)』
- 6位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)』
- 7位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『帰去来』
- 大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『帰去来』
- 大沢在昌のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『暗約領域 新宿鮫XI』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『暗約領域 新宿鮫XI』
亡くなった桃井課長の後任として新しい課長が鮫島の上司となり、鮫島に捜査の基本を守らせようとします。そして、新人の刑事がパートナーとなり、鮫島はそれまでの単独での捜査を続けられなくなります。自分のやり方を貫くのか、それとも妥協するのか、制約を課せられながら事件を追い続ける鮫島の姿が新鮮に感じられました。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、ホシが一体何者なのか、読み進めていくに従って、じわじわとその輪郭が浮かび上がってきます。それと同時に、立場の異なる複数の勢力の思惑が交錯していることが明らかになってきます。「早く結末が知りたい!」と思いながらページをめくっていくので、長さは全く気になりませんでした。
個人的には、「狼花」と「絆回廊」がシリーズの中でも秀逸だと思っていますが、本作はそれらと甲乙付け難い秀作だと思いましたので、星5個の評価としました。オススメです。
孤独に追い詰められたような切迫感が
鮫島を事件に向かわせます。
新しい時代背景の新しい事件で、
当然ながら新しい課長、部下が登場しますが、
鮫島の一本気なやり方は変わりませんし、
香田や藪のように昔からの脇役も健在。
長い話ですが、飽きることはありませんでした。
ただ、昔のような勢いというか、
突っ走っていく緊迫感は鮫島にも犯人にも感じられず、
作者も登場人物も年を取って落ち着いた感じ。
昔からのファンでない人が初めて読んだら、
状況説明が多く、だらだらと長く、
あまり面白くないと感じるかもしれません。
晶とは距離を置いているだけのような記述があるので、
復縁して熱い恋で若返ってほしい。
読み応えのあるストーリーで、「毒猿」を彷彿させる部分もあった。
晶と桃井課長が「退場」して杓子定規な新課長と出来すぎる新相棒。喪失感から不眠症になっている新宿鮫はどうなるのかと思ったら、鑑識の藪さんは相変わらずでほっとした!
最近は美しくて、冷徹な女の悪党が流行っているから御多分に洩れずここにもと思いきや、案外可愛らしい小娘であっけなかったのが物足りない。作者の女性描写には深みが足りないと前から思っていたが、それは今も変わらないようだ。
ヤクザも前よりずっと可愛らしいし、全体的にスケールダウンした感が否めないが、香田と鮫島が長く絡み合ってそれはそれで微笑ましいというか、粋な印象を受けた。
エンターテイメントとしては高品質なものだし、確かに楽しめたので、早く次が出て欲しいと思ってしまいます。だって、陸は鮫島にとってはホームズのモリアーティみたいでしょ?
今回は、前作「絆回廊」から8年近く経過しているが、「絆回廊」の直接の続編になり、登場人物や事件は「絆回廊」の事件から繋がっている。
「新宿鮫」シリーズは基本的に1巻で話が完結しているので、その気になればどこからでも読み始められると思うのだが、この作品に関してだけは「絆回廊」を先に読んでから読むことを強くお勧めする。
正直、「新宿鮫」シリーズにややマンネリを感じていたが、本作品はシリーズを通して見ても非常に面白く、話の展開もテンポがいい。読んでいてどんどん引き込まれた。
ややネタバレになるが、殺された被害者が保管していただそう「あるもの」が何なのかという謎解きがあり、その「あるもの」の正体もなるほどという感じだった。
シリーズ全編を通しても上位に入る面白さだった。
これからどうなるかわからないが、是非、「新宿鮫」の続編を書いて貰いたい。
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『暗約領域 新宿鮫XI』を読みたい方はこちら↓
2位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『夜明けまで眠らない (双葉文庫)』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『夜明けまで眠らない (双葉文庫)』
トラウマも純粋に死の恐怖から来ていて、敵の殺し屋との関係も結構サバサバしてる感じでサッパリ読めます。
殺人の動機は主に欲得と保身、後は「戦争だから」であって、感情的な理由がないんですよね。
ラスボス扱いの敵が、鬼悪魔みたいな描写の割には怖さが少ないのもそのせいだと思います。
殺すのも殺されるのも日常であって特別じゃないから、返って恨みや悲哀が少ない世界、と言うイメージで、妙な説得力とリアリティを感じました。
ついでに、それを見て「お前ら変だよ」とドン引きする観客役に日本の暴力団を設定したのも良かったです。
殺さないのが普通で殺すのには理由がある日本と、殺すのが普通で殺さない場合に理由がある戦争のギャップと対比が秀逸でした。
設定がやや現実離れしていて登場人物の行動にややもすると都合がよすぎるのでは、と思わなくもないですが(特にヒロイン?がいい女過ぎませんか)、話のテンポがよいこともあり途中で止められずほぼ一気読みでした。
それぞれの言動にそれなりの一貫性が感じられ、無理に大風呂敷を広げずにある程度コンパクトな空間で話を進めたことで、過去の作品の雰囲気も感じさせつつも新たなストーリーとして面白く読むことができました。
やっぱり読んでいて素直にそうそうと思える主人公造形ができていると(鮫が典型でしょうが)、この著者の話はおもしろいと思いました。いかがでしょうか。
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『夜明けまで眠らない (双葉文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『鏡の顔 (講談社文庫)』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『鏡の顔 (講談社文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『俺はエージェント』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『俺はエージェント』を読みたい方はこちら↓
5位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『烙印の森 (集英社文庫)』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『烙印の森 (集英社文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 大沢在昌のおすすめ作品・書籍│『帰去来』
大沢在昌のおすすめ作品・書籍レビュー│『帰去来』
タイムトリップ。
ややこしいストーリーだが、まったくぶれずにロジックが合っている。
そして、シナリオ展開に熟考を重ねていったことを実感する。
緻密な仕上がり。
ずんずんとストーリーに引き込まれていく。
タイムトリップの先が戦後まもなくの東京を彷彿とさせる。
レトロでノスタルジーを感じる。
二つの世界に類似点と異質を持たせつつ、しっかりと因果関係がある。
なんといっても、ヒロインが勇敢で理知的で情があってかっこいい。
『暗約領域』読み終わった後だからってわけじゃないけど、大沢さんの描く女性主人公ってたいてい「かよわい」
『撃つ薔薇』の櫟〈くぬぎ〉涼子にしたって最終的には男の助けが必要だったので、もっと『ライアー』の主人公みたいな女性を多く書いてほしい
それとこの『帰去来』 構想十年か何か知らないが、今回は少しぼやけていたような……
きっちり固めて書かれてあるんだけど(パラレルワールドの世界観とかね)、その分、遊びに余裕がなかったように思われた
そういや『暗約領域』もあんまり遊びはなかったけど、藪さんがね、出てくると少しほっとするんです あと香田(笑)
となると、やっぱり「鮫」みたいな男臭いのが似合ってるのかなあ……女性主人公物もいいんだけどねえ……なんというかこう、じれったいというか……もっとガンガン突き進んでほしいわけです
なので、今後SFを書くにしても男を主人公にしてもらいたいのと、女性主人公物を書くときは「強く」してほしいです
以上、乱文終わり!
大沢在昌のおすすめ作品・書籍『帰去来』を読みたい方はこちら↓
大沢在昌のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『大沢在昌のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった大沢在昌の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!