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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、岡本かの子のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『老妓抄 (新潮文庫)』
- 岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『老妓抄 (新潮文庫)』
- 2位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『越年 岡本かの子恋愛小説集 (角川文庫)』
- 3位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『岡本かの子 (ちくま日本文学)』
- 岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『岡本かの子 (ちくま日本文学)』
- 4位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『食魔 岡本かの子食文学傑作選 (講談社文芸文庫)』
- 5位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『仏教人生読本 (中公文庫)』
- 岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『仏教人生読本 (中公文庫)』
- 6位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『かの子撩乱 (講談社文庫)』
- 岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『かの子撩乱 (講談社文庫)』
- 7位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『生々流転 (P+D BOOKS)』
- 岡本かの子のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『老妓抄 (新潮文庫)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『老妓抄 (新潮文庫)』
各登場人物は欲求の強いくせ者達です。
スタンドプレイに陥りがちなくせ者が、
周りと関わり、生かされ、生活している姿から、
人との繋がり、当時の世間というものに安堵感を感じました。
岡本かの子という人は、人を信じて愛して生きていた人なんだろうなぁ。
などと考えてしまいました。
食べ物に関する表現は目を見張るものがあり、
食いしん坊の方にも是非読んで戴きたい1冊です。
表題作「老妓抄」の短歌で締めくくる終わり方が圧巻。
「家霊」や「鮨」の映画のカメラワークのような情景描写も見事。
「蔦の門」の孤独が孤独を牽くような老婢と少女の関係もほほえましい。
亀井勝一郎による解説にもあるが、この短編集には多くの何かに「憑(つ)かれた人」が登場する。
正に、かの子自身も憑かれたように、晩年小説を書きまくったのではないだろうか。
この作品の中で一番のオススメは『蔦の門』と言う作品です。主人公の雇っている一人身の老家政婦と両親のいないお茶屋の娘との、血よりも濃い絆を描いた作品なのですが、二人の遣り取り一つとっても、情感を込めるのがとても上手く、泣けてきます。この一作のためだけでも読んでみる価値はあります。
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『老妓抄 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『越年 岡本かの子恋愛小説集 (角川文庫)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『越年 岡本かの子恋愛小説集 (角川文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『岡本かの子 (ちくま日本文学)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『岡本かの子 (ちくま日本文学)』
私はどの作品も大好きで、母として、女として、芸術家として、かの子という人の脈動が伝わってくるような気がします。私はやはり『家霊』がお気に入りで、料理屋にどじょう汁をもらうため、あの手この手を使う(!?)おじいさんには何度読んでもくすりと笑ってしまいます。こんなに日常のちょっとユニークな人を温かく描くのが、かの子の作品のすばらしさであると、個人的には思っています。
また、かの子の作品には、料理屋や食に関する話や描写も多く、その視点も台所に立つ母親の視点のようで親しみやすかったし、「いのちを食す」ということのおかしみやすごさなども考えさせられます。
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『岡本かの子 (ちくま日本文学)』を読みたい方はこちら↓
4位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『食魔 岡本かの子食文学傑作選 (講談社文芸文庫)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『食魔 岡本かの子食文学傑作選 (講談社文芸文庫)』を読みたい方はこちら↓
5位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『仏教人生読本 (中公文庫)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『仏教人生読本 (中公文庫)』
苦労の対処、涙の尊さ、死生観など各章それぞれに含蓄ある言葉があります。死を恐れず、何事も柔軟に対処し、しなやかに生きるというのが著者の仏教流生き方だったように思います。心の苦難を乗り越え、生き方を切り開いた、岡本かの子さんの凄さが伝わる一冊です。
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『仏教人生読本 (中公文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『かの子撩乱 (講談社文庫)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍レビュー│『かの子撩乱 (講談社文庫)』
岡本かの子、岡本一平、岡本太郎、この家族と同居していた男性たちの生の姿が浮き彫りにされる。
かの子の恐ろしさ、幼さ、可愛らしさ、魔女のような強烈な魅力が、見事に表現されている。小説ではあるが、岡本かの子研究の資料のような作品。強烈な一人の女を支える三人の男たちが、滑稽でもあり愛おしくもある。
かの子と言う人自体知りませんでしたが、興味深い内容だったので購入してみました。
良かったです。
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『かの子撩乱 (講談社文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 岡本かの子のおすすめ作品・書籍│『生々流転 (P+D BOOKS)』
岡本かの子のおすすめ作品・書籍『生々流転 (P+D BOOKS)』を読みたい方はこちら↓
岡本かの子のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『岡本かの子のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった岡本かの子の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!