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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、室生犀星のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『室生犀星詩集 (新潮文庫)』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『室生犀星詩集 (新潮文庫)』
- 2位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』
- 3位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)』
- 4位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『愛の詩集 (愛蔵版詩集シリーズ)』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『愛の詩集 (愛蔵版詩集シリーズ)』
- 5位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『杏っ子 (新潮文庫)』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『杏っ子 (新潮文庫)』
- 6位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『深夜の人・結婚者の手記 (講談社文芸文庫)』
- 7位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『室生犀星句集』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『室生犀星句集』
- 室生犀星のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『室生犀星詩集 (新潮文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『室生犀星詩集 (新潮文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍『室生犀星詩集 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』
やっぱり赤子ちゃん可愛いです。最強のコケットリー。
多額のおこずかいをせがんだり、わがままを言ってみたり、おぢさまにいろいろ注文をつけるのですがおぢさま全然動じない。まさに大杉漣さんのイメージですね。
死を意識し、死に向かっている中で人生を艶やかにする余裕というかあがきというか…。
対話で書かれ地の文がないところも素敵です。
室生犀星のおすすめ作品・書籍『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』を読みたい方はこちら↓
『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)』を読む
3位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)』
個人的に折口信夫(釈超空)とのかかわりが知りたくて読みました。
全編を通して、あの詩人や文人はこんな素敵なエピソードがあったのか! と興味深いです。
近代文学ファンにとってとてもいい作品ではないでしょうか。
北原白秋、萩原朔太郎、高村光太郎、釈迢空(折口信夫)、島崎藤村、堀辰雄、立原道造、津村信夫、山村暮鳥、百田宗治、千家元麿。有名、無名さまざまな詩人たちの風貌を犀星は心に浮かぶままの闊達自在な筆で描き出す。才能があり、書くことには強かったが報われることの少なかったかれら。忘れがたい数々の詩を残し、「正直な、玲瓏とした生涯を送って逝った」かれら。犀星の眼差しはとりわけこうした詩人たちに向けられて暖かく哀しい。
「詩人は早く死んではならない。何が何でも生き抜いて書いていなければならない」とは先立った同士を惜しむ彼の言葉だ。
この伝記は犀星が晩年に書き上げたみごとな長編悼詩である。
室生犀星のおすすめ作品・書籍『我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『愛の詩集 (愛蔵版詩集シリーズ)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『愛の詩集 (愛蔵版詩集シリーズ)』
田舎を離れて15年経ち、同じ地元の出身者の人とおしゃべりするのが、とても楽しい時間になっています。方言やイントネーションを聞くと、自然と落ち着くんですね。
そのたびに
『 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの 』
『小景異情』におさめられたの詩を思い出して、しんみりとした気持ちになります。
こだわりが解けていったから分かること、問題と離れたから気付くことって意外と多いのかもしれませんね。
室生犀星のおすすめ作品・書籍『愛の詩集 (愛蔵版詩集シリーズ)』を読みたい方はこちら↓
5位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『杏っ子 (新潮文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『杏っ子 (新潮文庫)』
犀星の代表作のひとつである「杏っ子」は、おそらくは著者の思い入れが十二分に込められた作品であろう。
作品の構成は、主人公(杏っ子の父・・・著者の分身である)の幼少時からの追憶と、やがて成長して上京した後に授かった女の子(=杏っ子)の青春、そして結婚などが書き連ねられてゆく。
特筆されるのは、前段の、貧しかった幼少時の、日本海側の町の、暗く陰翳に富んだ追憶部分である。犀星の持つ作家の心の裡のやるせない哀感が、しめやかに、そして煌びやかに、天から降り注いでくるような、鮮烈な印象を受ける。
後半の、作家として成功した歩みのストーリー・テリングの部分も、もちろん力作ではあるが・・・幼少時の、もの悲しい、貧しい家庭を描かせると、この作家は余人を以て替え難いともいうべき哀感を漂わせ、その筆力を発揮する、といった印象を強く抱く作品である。
娘、杏っ子の不幸な結婚生活を父親として支え、破綻をも静かな目で
見守る姿が描かれる。
びっくりするのは、書かれた当時、児童虐待やDVという言葉も
概念もなかったのであろうが、描かれているのは、児童虐待であり、
DVなのだ。室生犀星がこの境涯から、優れた文学者になったこと、
が奇跡に思える。
また父親として、娘と息子を見守るまなざしには、時代の限界もあるが
人間としてとても誠実なものを感じた。DV被害という言葉もない時代
暴力を受けてなお離れることができない娘の見守り方は背景に経済力が
あるとはいえ、あっぱれであった。しかし、女性が男性に依存せず
生きていく方策がいかになかったかが忍ばれ、暗澹なる気持ちになった。
室生犀星のおすすめ作品・書籍『杏っ子 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『深夜の人・結婚者の手記 (講談社文芸文庫)』
室生犀星のおすすめ作品・書籍『深夜の人・結婚者の手記 (講談社文芸文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 室生犀星のおすすめ作品・書籍│『室生犀星句集』
室生犀星のおすすめ作品・書籍レビュー│『室生犀星句集』
巻頭には4句集と1随筆集の5冊の初版本の書影も掲載されています。
四六判変形のコンパクトな1冊ですが、犀星の発句の集大成の1冊であり、非常に愛おしく感じます。
室生犀星のおすすめ作品・書籍『室生犀星句集』を読みたい方はこちら↓
室生犀星のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『室生犀星のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった室生犀星の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!