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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、東浩紀のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『テーマパーク化する地球 (ゲンロン叢書)』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『テーマパーク化する地球 (ゲンロン叢書)』
- 2位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゆるく考える』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゆるく考える』
- 3位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』
- 4位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゲンロン0 観光客の哲学』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゲンロン0 観光客の哲学』
- 5位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゲンロン10』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゲンロン10』
- 6位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』
- 7位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』
- 東浩紀のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『テーマパーク化する地球 (ゲンロン叢書)』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『テーマパーク化する地球 (ゲンロン叢書)』
現代の世界や日本が極めて深刻な病理を抱える中で、その文体は、読者にわかりやすい特効薬を注入するのではなく、一人ひとりを病の外側へと誘い出し、そこから病そのものが滑稽である様を軽やかに示してくれます。
本書には、昨今の流行りの、そして賢げな人々が求めたがるような、現在の社会制度に対する具体的な改革案などは何一つ記されていません。
しかしながら、本書の真の価値は、そういった性急な思考そのものが一つの症例なのだと、読むことの現場で読者の眼を見開かせてくれる、確かな「哲学」の経験にこそあるのです。
その問題意識をさらに掘り下げるため『動物化するポストモダン』をいま読んでいて、たぶん『存在論的、郵便的』を読むことになりそう…
この本を軸にして色々なジャンルへ横断できる、もしくは実践意識へのフィードバックが可能となる本だと思う。
ゆるく考えるのあとがきで小説の執筆について言及している。あるイベントで著者は次に(私)小説を書くときは新しい自分を見つけたときですね、と語っていた。払う立場と運営と制作の一致をもう一度読み直してみて作家としての新しい東浩紀について思いをめぐらしている自分がいた。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『テーマパーク化する地球 (ゲンロン叢書)』を読みたい方はこちら↓
2位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゆるく考える』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゆるく考える』
哲学は、常に「哲学的」という形容詞でしか記述することができない。
これが筆者の哲学感であり、そしてこれほどまでに的を得た哲学に関する記述はない。
その意味で、このエッセイ集は極めて「哲学的」だ。
エッセイという軽い形式を軽いノリで読んでいたはずが、あらゆる角度から飛来する連想の種を無意識下で受けとり、いつの間にか世界だとか社会だとかについて考えていたりする。そんな本だ。
あまり想像できないだろうか?ならば、是非読んでみるといい。
軽いノリで、ゆるく、読んでみるといい。
筆者の文体は極めてわかりやすく明快であるから、最後まで、軽いノリで、ゆるく読めるはずだ。
ゆるいという形容詞が、きっと読者を何処かへ連れていってくれる。
決してゆるいだけではない知的な世界へ。
各エッセイは非常に短く、空いた時間に気軽にページを開いて読み切ることができます。
専門的な話題は少なく、やさしいお父さんのような緩やかな筆致は、読者を選びません。
様々な話題から、東さんの優しさ、まじめさ、そしてダメなところも(?)伺い知ることができるエッセイ集。
喉が渇いて美味しい野菜ジュースを飲んだときような、気持ちの良い読後感が味わえました。
いつか著書を読んでみたいと思い、ようやく手に取った本です。
題名の通り、読んでいる時間も「ゆるく」感じられてしまう、不思議な体験でした。
坂やペットなど、ごく身近なものについて読んでいるはずなのに、
気付けば自ずとなにか大きなことを考え始めてしまうような、
さりとて読み終えると「あれ、なにを考えていたんだっけ…?」と頭を掻いてしまうような。
きっと今ではないいつかの瞬間に、思考の糧となるのだろうなと思います。
お恥ずかしながら哲学や文学には明るくなく、
さまざまな議論・問題の文脈も把握できてはいないのですが、
それでも学びの多い内容でした。
身近なものから、ゆるく、しかし継続的に考えること。
今の世の中に重宝されてほしい本です。
東日本大震災を経た東浩紀さんの活動の変化、受賞、ゲンロン出版立ち上げなど、
賞賛と非難、孤独と連帯を身をもって体現し、文章に込める彼ならではの
ダイナミックなエッセイ、連載だと読み取りました。
注目を集め、賞賛される傍ら、苦悩の日々を綴られているのも、よみとれます。
今までの論述書には見られない、彼の生き様、生身のバイタリティを感じさせる貴重な一冊だと思いました。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『ゆるく考える』を読みたい方はこちら↓
3位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』
石田英敬×東浩紀の対話が織りなすスリリングな文体によって
少々難解な用語が出てきても面白いように頭に入ってきます。
哲学や現代思想が好きな人はもちろんIT系の知見を一段深めたい人にもオススメです!
ただ、内容が面白いほど頭の上を飛び去った。
刺激的情報量が多過ぎて、処理しきれなかった。
もう一回読もうと思う。
石田氏の専門的な知識とそれを上手くまとめる東氏の対話が絶妙。
これからの世界を多角的に考えるための人文知が詰まったかなりクオリティの高い本である。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』を読みたい方はこちら↓
『新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)』を読む
4位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゲンロン0 観光客の哲学』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゲンロン0 観光客の哲学』
個人的には、哲学については軽くかじっただけなのですが。それでも著者ができる限り平易に哲学を紹介してくれている配慮が(だからこそ)文面から透けて見えて好印象かつ有り難かった(笑)
またその上で語られる”錯覚の集積がつくる連帯を考えたいと思う。”と観光客という概念のもとでの【郵便化】の紹介は、なるほどと、こちらも知的好奇心が刺激される感覚でした。
ダークツーリズムやオーバーツーリズムなど、表面的な数字だけで一喜一憂するだけではなく観光自体をあらためて考えてみたい誰かに、そしてドストエフスキー好きな誰かにもオススメ。
本議論に必要な、基本的な思想史を分かりやすく、かつ、何回も説明してくれるので、非常に分かりやすい。
著者の執筆当時現在の主張を追いつつも、
哲学の(ある側面での)入門書としてオススメです。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『ゲンロン0 観光客の哲学』を読みたい方はこちら↓
5位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『ゲンロン10』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『ゲンロン10』
既に話題の東浩紀「悪の愚かさについて、~」をはじめ各論考は一見無関係にみえて有機的に連関されており、
読み進めると面白さは倍化されますのであまり興味のない連載や論考があっても一読されることをオススメします!
目次の執筆者陣を見ているだけでもワクワクのゲンロン10は2019年必読の一冊です!
東浩紀のおすすめ作品・書籍『ゲンロン10』を読みたい方はこちら↓
6位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』
ちんぷんかんぷんだったこの本の内容が、ようやくわりと分かりました。
専門的な教育を受けた人にとってはどうなのか知りませんが
ぼくのような普通の人が、この本の内容を理解するのは難しいと思います。
動画の説明のようなものが必要なのです。
脱構築の生みの親であるジャック・デリダの思想を、「郵便=誤配システム」という隠喩系を中心に据えて読み解こうとするもの。だが、「読み解こう」とする行為そのものが脱構築されるべきものに該当するという自家撞着にからめとられて、結論を導き出せずに終わっている。
本書での極めて論理的なデリダの読解を追っていけば、この結末はうすうす感じ取れるものではある。一見したところ失敗とも思える唐突な締めくくりではあるが、この脱臼として脱稿を脱構築の実践であると、私はパフォーマティブに受け取ろう。
ときに、彼がこの書を記したのが、まさに今の私の年齢であったことに驚嘆する。そして、幾ばくか焦燥を感じた。
語りえないものを言葉にするということがどれだけし
んどいかがよくわかります。
東氏も「わかるひとにはわかる」と本当は言いはなって
おしまいにしたいかもしれないですが、実に辛抱づよく
つきあってくれます。
ようやく「郵便的」という隠喩までたどりついて、さて
ここではじめて「わかるひとにはわかる」というしかな
いところまできたことになるのでしょうか。
いやいや。。。ネタバレはさけますが、著者は最後まで
謙虚な人だなあと思います。真摯とはこういうことです。
デリダやラカンはさておき、「構造と力」や柄谷をよんでないと、
通りが悪い部分があるかもしれません。でも問題なし。
固有名の指示問題(「記述の束」説、「指示の因果説」等)を
あつかった部分は、すっとばしすぎて言語哲学をかじった方で
ないと難解かもしれない。。。でも大丈夫。読んでみて下さい。
「郵便的」という隠喩はとてもリアルで響く。
というか、これ読んだあとに昨今ネットで見かける「あずまん」を
イメージできる日本人はあまりいないと思うし、浅田彰氏が
当時の東浩紀に驚いたのにも無理はない(笑)。
・ほとんど知識がなくてもそれなりに読ませて理解させてしまう不思議な文章。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』を読みたい方はこちら↓
7位. 東浩紀のおすすめ作品・書籍│『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』
東浩紀のおすすめ作品・書籍レビュー│『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』
メディア・広告・エンターテイメントのビジネスに関わる私にとって有用でした。
あまりこの手のホンを読んだことがありませんでしたが、
現代の「捉えにくさ」が捉えられた感覚があります。
そうそう! とか、膝をうつ箇所がいくつもありましたし、
諦念していいんだ、と割り切れる部分もありました。
これからはより自信を持って、仕事ができます。
私自身、オタクではありませんし、オタク的文化に興味はありませんが、そんなことは関係ありません。
私は、社会的、文化的、経済的には、彼の描く世界に生きていると実感します。
「萌え」は行き着くところまで行き着いた現代を映す鏡、というよりは、新しい価値観の創造できないオタク業界が引きずっている、長引いた流行に過ぎないと思っています。現に、目に何百もの星を散りばめる少女漫画や、巨人の星のような劇画調の絵柄が、それぞれ数十年で廃れたように。
かなり、おもしろい。
哲学とか知らなくても(僕もそうです)楽しく読めるレベルまで文章を落としてくれていて、これなら着いて行ける。
「オタクから見た」というところは、「オタクな作者から見た」と読んではいけない。「オタクな事象から考察した」と読み取るのが正解。
哲学とかだと、そう読み取るのが前提なんだろうか。
その考察がわかりやすいです。オタク論と、日本社会論がいい具合にミックスされているし。
たとえに使っているのが、アニメとか、キャラクターだからだろうか、自分が今持っている問題意識と本書の内容がちょうどリンクしたからかな。
東浩紀のおすすめ作品・書籍『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』を読みたい方はこちら↓
『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)』を読む
東浩紀のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『東浩紀のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった東浩紀の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!