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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、村田さやかのおすすめ本・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『生命式』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『生命式』
- 2位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『消滅世界 (河出文庫)』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『消滅世界 (河出文庫)』
- 3位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』
- 4位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『しろいろの街の、その骨の体温の』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『しろいろの街の、その骨の体温の』
- 5位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『授乳 (講談社文庫)』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『授乳 (講談社文庫)』
- 6位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『夢をかなえるゾウ』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『夢をかなえるゾウ』
- 7位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『殺人出産 (講談社文庫)』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『殺人出産 (講談社文庫)』
- 村田さやかのおすすめ本・書籍ランキング│まとめ
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1位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『生命式』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『生命式』

生命式。最初は、ん?と読み始めたが、すぐにそういうことかとわかる。
その設定の妙により、一見陰惨にもなりそうな内容をさらりと、そして時折ユーモラスに描く世界観は新鮮な驚きがあった。村田さんって、クレイジーな天才肌なんですね、という感想。
物語としては、世界の変容する価値観についていけない主人公が、この世界を受容し世界の一部になる、といった自己肯定の類いで、物語自体に目新しさはないものの、前述の通り、設定の妙による新鮮さ面白さが抜群で、あっという間に読み終えてしまった。
それにしても、一番印象深かったのは、カシューナッツ炒めの一連のくだりのところ。特に、
「○○のカシューナッツ炒め」やら「○○って、カシューナッツと合うんですね」とやらでは、大笑いしてしまった。
俺は不謹慎なのだろうか?俺はおかしいのだろうか??などと思いながら。
まあいいや、おかしくても。だって、「正常は発狂の一種」ということらしいですから。

恐い。内容を全部理解できるわけではないけど必ず一つは脳が震えます。

現実味があって生命式を読んだ直後は食欲が湧きませんでした。
でも、街を食べるで回復しました。私は野菜が食べたくなりました。
違和感を感じ、気持ち悪いとすら思っているのに、どこか納得していたり合理的だと思ってしまう。
全編とも独特な世界観に浸かり不思議な体験ができました。

そして、その冷酷な問いかけと共に、その”普通”ではない世界の優しい側面も描こうとしており、奇抜な設定に終始しないところも含めて良い作家さんだなと感じます。
村田さやかのおすすめ本・書籍『生命式』を読みたい方はこちら↓
2位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『消滅世界 (河出文庫)』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『消滅世界 (河出文庫)』

荒唐無稽なようで決して現実の社会とは無関係ではない物語になっている。
男か、女か、未婚か、既婚か、子供の有無によってかなり受け止め方が異なる作品だと思われる。
独身の男の僕からすると、実験都市として描かれる千葉はゾッとさせられる部分が多かった。
一方で性欲の煩わしさや、家族、婚姻の意義の不確実さには共感を強く感じた。
主人公一人の目線で一貫して描写されるにも関わらず、様々な登場人物のそれぞれの価値観がきちんと描かれているのが見事。

実験都市に預けて育てる。大人は全員お母さんと呼ばれて男性も人口子宮で子供を産む。今、私たちは家族、親、夫婦、子供において
それぞれの役割に疑問を持ちながら
役割を演じて生活している人に読んでもらいたい本。不思議な世界にひきこまれます。しかしどんな世界が来たとしても流されてしまわず、順応し過ぎずに過ごすのはむづかしいのかな?

に洗脳され続けながら生きている。気付いたとしてもそれはどうにもできないもので、偏見を考えるその考え方もどこかの世界から吸収したもので自分のものではない。
「洗脳されてない脳なんて、この世の中に存在するの? どうせなら、その世界に一番適した狂い方で、発狂するのがいちばん楽なのに」
作中に何度も出てくる“正常”という言葉が、自分がどっぷりと浸かっている世界の常識に疑問を投げかける、そんな作品。

村田さやかのおすすめ本・書籍『消滅世界 (河出文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』



ananに連載されていたとのことで、女性が読むと共感するところが多いんだろうけど、男から見ても女性の気持ちを覗き見るような感覚ではなく普通に共感できる話も多く楽しめました!

村田さやかのおすすめ本・書籍『きれいなシワの作り方~淑女の思春期病』を読みたい方はこちら↓
4位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『しろいろの街の、その骨の体温の』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『しろいろの街の、その骨の体温の』

コンビニ人間も読みましたが、この著者の話には多少設定の無理があっても、文章に圧倒的な実直さがあるので全然気にならず最後まで読めてしまいます。表現ってこうあるべきだと思わされます。

思春期の少女のこころとからだの変化のお話です。わざとひらがなにしたのは、ここまで丁寧に描いたものを読んだことがないからです。
中学校のクラスでの人間関係。本当は好きなのに好きだと分からないまま、突き進もうとする一方的なあり方。身体の変化に対する戸惑い。性を暖かいものとして受け入れていくプロセス。
作者の視点と、それを描く能力にしみじみ感動しました。
作者を知ったのは、コンビニ人間が初めてでした。すごい人が出てきたと思い、読んだ二作目がこの作品です。
思春期文学というジャンルがあるなら、この作品は間違いなく第一位になるのだろうと思います。

心がギュッで潰されそうなくらい苦しくなるけど、一気に読み終えてしまった。
私はこの本に出会えてよかったと思っている。
悩みに対しての答えも出ないし急に何かが変わることなんてないけれど、救われたような気分になった。内容や好き嫌いも含め友達に「これ読んでみて」と声を大にして勧めることは私には出来ないけれど、この本に出会うことがあればぜひ手に取ってみて欲しいなと思った。

この人は凄い、と認めざるを得ない作者です。
しかしながら今作品は、読むのがつらくなって、眼をそむけてしまった展開があります。
それさえなければ………いや、だからこそ読む価値があるのかもしれません。
小学生のころから始まる、少女の成長を中心に据えるストーリー。
ですがいささかコンプレックスやマイナス感情やイジメに焦点を当てすぎているのでは?
小学生の女の子が「秘密の話」を持ち寄ることなど、微笑ましい面があり、しかしその繊細な部分に惹かれます。
小学生とは、決して馬鹿ではないのです。感情量は大人以上だと思います。
成長するにつれ、クラスでの悩みはまだ継続します。
教室というのは実にうるさい場所です。
人間の悩みというものは、常に存在すると思います。私も小さなころから、色んなことを全力で悩んできたから、共感できる部分は多かったです。
ただそれでも主人公には少しばかり前向きさが足りないかなあ、と感じました。
好感は持てません。
村田さやかのおすすめ本・書籍『しろいろの街の、その骨の体温の』を読みたい方はこちら↓
5位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『授乳 (講談社文庫)』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『授乳 (講談社文庫)』


名状しがたい奇妙な味を残している。
谷崎のサドマゾとの大きな相違は、加虐者と被虐者の間に絶対越えられない壁が築かれていることだろう。
両者に感情的な交流はまったくなく、被虐者のキャラクターが象徴しているように、
無機質にサドマゾ行為に耽るさまは、ひたすら不気味であると同時に、
現代の世相や人間関係を反映しているように思う。
短編ですますのはもったいない。ふたりの遊戯を引き伸ばしてもっと長いのを読みたい。
「授乳」が水際立っているに対し、「コイビト」「御伽の部屋」は退屈であった。
とりわけ後者は見込みがないので途中でやめた。
※画像・プロフィールは無視してください

短編ではあるものの、どれも濃厚なクレイジー沙耶香ワールドが展開されており、読みごたえたっぷりだった。
私が村田沙耶香さんの作品に共感するのは、異性に対する気持ちや態度である。村田作品の主人公ほどの暴走はないが、彼女たちの異性への眼差しは共感する。
他の作家さんの作品にはない、異性愛をテーマとしていて、私は自分の気持ちを代弁してくれている村田作品に出会い、救われるような気持ちになった。

村田さやかのおすすめ本・書籍『授乳 (講談社文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『夢をかなえるゾウ』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『夢をかなえるゾウ』

本書に書かれていることは、他のビジネス書と比較しても大差がないのは事実。
ただ1つだけが違う。
私は他の本と同じようにこの本でも読んだ後興奮した。その興奮は誰にでも起こることだと思う。
ただこの本にはその興奮についての説明がされている。
その興奮とはどんなものか、そしてどう付き合っていくべきものなのかが書かれている。
そのことを知ることができたのは本書が初めてである。

全てをセリフに凝縮させてますが、ここが一番大事というものをガネーシャがどこか寂し気に語っています。
「それが全てやからな」と突きつけられる非常に心を揺さぶられる本でした。
やはり行動が大事!

僕は、この本の、[自分変えようと思ったら、意識変えようとおもったらいかん、具体的な、何かを変えなきゃいかん]と言うことばが好きだし、救われた!!!
感謝!

「本当に好きなことをして生きるのは無理なんじゃないか」と思う方は、是非とも読んで欲しい作品です。
笑いあり涙ありの物語となっており、小説としても楽しめます。
最後のオチが「おお〜!すごい!!」ってなりました笑
村田さやかのおすすめ本・書籍『夢をかなえるゾウ』を読みたい方はこちら↓
7位. 村田さやかのおすすめ本・書籍│『殺人出産 (講談社文庫)』
村田さやかのおすすめ本・書籍レビュー│『殺人出産 (講談社文庫)』

全く無い話ではないところが、余計に怖かったです。



村田さやかのおすすめ本・書籍『殺人出産 (講談社文庫)』を読みたい方はこちら↓
村田さやかのおすすめ本・書籍ランキング│まとめ

『村田さやかのおすすめ本・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった村田さやかの本・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!
