【2023年】錬金術のおすすめ本・書籍ランキング７冊！年４００冊読む書評ブロガーが紹介！

他の方々がおっしゃっている通り、ある程度の知識のある方には、物足りないかとは思います。
しかし基礎知識ゼロの私には｢納得！｣の一言につきました。
本当に一から学びたい方にぜひともお勧めしたいまさに錬金術のテキストです。

今日からは迷妄とも言える認識の中で確立した方法論によってニュートンの
力学が生まれコペルニクスのアイデアの浸透があり、エーテルの存在を前提に
してマクスウェルの波動方程式が生まれ、カロリックの存在を前提にカルノーの
熱力学が生まれ、という形でそれまでの定説のどんでん返しという形で、
よくできたミステリーのような謎解きが展開されます。

そうして、電子を扱う化学レベルのエネルギーでは不可能でも、原子核に
至ると元素の変換も可能で、太陽を中心とした地動説にも限界があり、
カロリックのような不可秤量粒子も光の量子説で復活し、生命の自然発生説の
可能性も復活し、これからのどんでん返しも予想されることになります。

異世界転生や勇者召喚、チート無双でモンスター倒しまくって俺ツエー漫画が多いから、おなかいっぱいで。
生産系スキルのこの漫画や、異世界放浪メシや異世界のんびり農家などコミカライズを見つけるとついつい買って原作読みあさってしまいます。
ま、物作りだけじゃなくなってくんですけどね。

しかし、この本では悟りに至る方法が説明されています。悟りとはいったい何なのか、この本ではその真髄が語られています。

実際にゲート氏の講話を聴きに行き、この方は本物のブッダだと確信しました。しかし、どのような存在であっても、自分より上に置いてはいけないとゲート氏は説きます。偉大なのは、私たち自身の心であると。

この本では「一切唯心造」ということが語られています。すべては私たちの心が造りだしているということです。そして、それを造りだしている私自身を知るということが何よりも大事だと説かれています。それによって、より自由になっていくのだということです。

こんなにシンプルにわかりやすく悟りについて語っている本は、私が知る限りは他にないと思います。ようやくこの本にたどり着くことができたという心境です。

時間を置いて何度でも読み返してみることをお勧めします。そのたびに新たな発見があるはずです。

しかし、気が付きました。
韓国人に対する偏見が私の思考の中に確実にあって、それが理解を妨げているようでした。
そんなことも気付かせてくれる本です。

もし日本人読者が、韓国人の本だからと言って何となく遠ざけているとしたら勿体ない。
素晴しい内容です。