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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、田山花袋のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『田舎教師 (新潮文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『田舎教師 (新潮文庫)』
- 2位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)』
- 3位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『蒲団・一兵卒 (岩波文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『蒲団・一兵卒 (岩波文庫)』
- 4位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『田舎教師 (岩波文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『田舎教師 (岩波文庫)』
- 5位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『東京震災記 (河出文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『東京震災記 (河出文庫)』
- 6位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『温泉めぐり (岩波文庫)』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『温泉めぐり (岩波文庫)』
- 7位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『お金本』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『お金本』
- 田山花袋のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『田舎教師 (新潮文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『田舎教師 (新潮文庫)』



まず、この作品を読んでの感想は、小説もかなり幅が広いのだな〜と思いました。
自分は今まで、いわゆる流行りものの小説しか読みませんでした。ストーリーの面白い物が良い小説だと決め付けていましたが、この作品の風景画のような描写や現実的で切実な生活感のある文章に惹かれてしまいました。
明治文学というと漢字ばかりで読みにくいという印象がありましたが割とすらすら読めました。
他にこのような作品があるのであれば読んでみたいです。

田山花袋のおすすめ作品・書籍『田舎教師 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
2位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)』



田山本人を投影した主人公の小説家が、美しい弟子と「子弟」「男女」の両関係で苦悩し、その関係を清算した後に、ひとり、失恋の悲しみを爆発させる(多分にオヤジくさい色欲も交じっていて、いい具合に気持ち悪い)のですが、ストーリーとしては、現代小説だとごく普通のメロドラマ。
しかし、この暴露本は、当時の永井荷風や尾崎紅葉といった「西洋に感化された文学」としての在り方を根底から覆してしまったのは何となくわかります。というのも、当時は、文学の芸術性がようやく日本の中で認められようとしていたさなか、「こんないかがわしいもの」と鼻をつままれてしまえば、日本における文学のステータスが揺らぐ可能性もあったのではないか、と思うのです。少しオーバーかもしれませんが。
とはいえ、苦悩する”オヤジさん”の内面描写は見事であり、小説としての魅力は本物だとは思います。

特に触れませんが…。
自然の描写が非常に美しいと思いました。二編ともに。
確かに昔なので 自然がたくさんあり風情がありましたが、
現在の作家が 東京以外の田舎の風景を描くのには
少々表現力がない感じがします。
都会生まれ育ちの方が多いせいかもしれませんが…
ここまで美しく見えるような描き方をされ、その世界に
ふっくりと入り込めるのがいいと思います。
田山花袋のおすすめ作品・書籍『蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『蒲団・一兵卒 (岩波文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『蒲団・一兵卒 (岩波文庫)』

個人的には【女弟子】の相手役が、奇しくも同じ母校、同じ姓というのもあって、何だか、作中で罵倒される都度に居心地の悪さというか。奇妙な気分になりつつ。(著者自身をモデルにした)時雄のあまりに激しい表裏に、うわあとドン引きしてしまったり。
私小説の先駆けを知りたい誰か。あるいは好きな女性の持ち物にクンカクンカした事のある誰かに(こっそり)オススメ。←通報しません。

素晴らしい男女関係の機微を描いた小説。明治40年によくぞこんな小説が描けたと感心する。私なら恥ずかしくてとても描けない。

異国の地で病死する青年兵士を描いた「一兵卒」も短いながら余韻の残る作品です。苦痛にもがきながら日本に残してきた母や妻の顔、故郷の光景を思い浮かべる兵士の描写が強烈に印象付けられます。実際に戦場で犠牲になった多くの兵士たちも同じような心情で死んでいったことが想像でき、戦争の不条理に胸が詰まる作品です。

田山花袋のおすすめ作品・書籍『蒲団・一兵卒 (岩波文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『田舎教師 (岩波文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『田舎教師 (岩波文庫)』



田山花袋先生も主人公を気の毒と思われたのでしょうね。無料本ありがとうございました。

田山花袋のおすすめ作品・書籍『田舎教師 (岩波文庫)』を読みたい方はこちら↓
5位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『東京震災記 (河出文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『東京震災記 (河出文庫)』

残念ながら、作家としてある程度事件などについても意見を述べてほしかった。
田山花袋のおすすめ作品・書籍『東京震災記 (河出文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『温泉めぐり (岩波文庫)』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『温泉めぐり (岩波文庫)』


昭和2年出版の改訂増補3版の復刻版だそうです。当時の広告もそのまま、活版の乱れもそのままです。
あまり文学的ではなく、本当に温泉ガイドです。
地図を手元に於いて読んでいます。台湾や満州の温泉も含まれているのが、時代を感じます。
昔の人は良く歩いた様です。


もちろん当時は実用書としても使われたのだろうが、そこは田山花袋。
しっかりと一編の文学となっている。
温泉場でのほんの一瞬の人との出会いから物語をつむぎだしたり、何気ない風景に詩情を感じてみたり。
ちょっと文章がワンパターンな気もしないでもないが、単なるガイドに留まらない内容になっている。
とはいえ、そんな詩的な部分だけでなく、気に入らない温泉については、
「行く価値はない」
「俗っぽい」
などとばっさり。
自分の好きな温泉がけなされると気分のいいものではないが、まぁここまでばっさりやられるといっそ爽快でもある。
取り上げられている温泉は全国にわたるとはいえ、詳述されているのは関東近辺のものばかり。
あとは比較的駆け足なので、関東近辺の在住者の方が楽しめるはず。
また、電車がまだ通ってないところがあったり、「馬車鉄道」なるものがあったりと、当時の交通事情が垣間見られるのも面白い。
田山花袋のおすすめ作品・書籍『温泉めぐり (岩波文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 田山花袋のおすすめ作品・書籍│『お金本』
田山花袋のおすすめ作品・書籍レビュー│『お金本』

今も本が売れなくなって、先祖がえりしているようにも感じる。
田山花袋のおすすめ作品・書籍『お金本』を読みたい方はこちら↓
田山花袋のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ

『田山花袋のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった田山花袋の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!
