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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、横溝正史のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『完本 人形佐七捕物帳 二』
- 2位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『蝶々殺人事件 (角川文庫)』
- 3位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『完本 人形佐七捕物帳 一』
- 横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『完本 人形佐七捕物帳 一』
- 4位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎』
- 5位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『八つ墓村 (角川文庫)』
- 横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『八つ墓村 (角川文庫)』
- 6位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『蔵の中・鬼火 (角川文庫)』
- 横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『蔵の中・鬼火 (角川文庫)』
- 7位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)』
- 横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)』
- 横溝正史のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『完本 人形佐七捕物帳 二』
横溝正史のおすすめ作品・書籍『完本 人形佐七捕物帳 二』を読みたい方はこちら↓
2位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『蝶々殺人事件 (角川文庫)』
横溝正史のおすすめ作品・書籍『蝶々殺人事件 (角川文庫)』を読みたい方はこちら↓
3位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『完本 人形佐七捕物帳 一』
横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『完本 人形佐七捕物帳 一』
横溝正史のおすすめ作品・書籍『完本 人形佐七捕物帳 一』を読みたい方はこちら↓
4位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎』
横溝正史のおすすめ作品・書籍『由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎』を読みたい方はこちら↓
5位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『八つ墓村 (角川文庫)』
横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『八つ墓村 (角川文庫)』
かなり分厚い本で字も小さいんですが、なんと1日で読み切ってしまいました。
それぐらいぐんぐん引き込まれる作品でした。
やはり映画化される作品というのは、読んでいくうちに容易に映像が想像できる作品のようでこちらの作品もまさにそんな小説のような気がします。
普通のサスペンスに、祟り、慣習、田舎での社会心理などいろんな要素が含まれていて非常に興味深いです。
ただ、一人称の語り口になっていて、金田一耕介の存在感が薄く、特に最後の犯人との対決シーンはもう少しページを割いてほしかったかなという点が残念ではありました。
横溝正史のおすすめ作品・書籍『八つ墓村 (角川文庫)』を読みたい方はこちら↓
6位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『蔵の中・鬼火 (角川文庫)』
横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『蔵の中・鬼火 (角川文庫)』
『鬼火』『蔵の中』『かいやぐら物語』『貝殻館綺譚』『蠟人』『面影双紙』
どれも探偵が出てきて事件を解決するようなミステリーではない。中には、悪人が最後まで罰せられることなく終わる作品もある。
『鬼火』は、本書の中心となる作品である。横溝正史の真骨頂ともいうような、あとで語られる惨劇を盛り上げるような言い回しがふんだんに使われている。のちの『犬神家』と同じモチーフが出てくるのも興味深い。
『蔵の中』は、作中に出てくる小説と実際の物語との二重構造が見事。昭和10年に書かれたと思うと、傑作である。
巻末の中島河太郎氏の解説にあるように、これらの作品が谷崎潤一郎の影響を受けているということを江戸川乱歩が指摘している、というエピソードも興味をそそる。
本作はそんな横溝正史の美文を心ゆくまで堪能できる、金田一以前に書かれた短編集。
江戸川乱歩と谷崎潤一郎と梶井基次郎を足して3で割ったような作品群。
このあまりにも凝縮された濃密すぎる耽美とドロドロの世界を、大衆ウケしやすいように希釈して、娯楽小説の味付けとして用いるようになったのが本作以降の金田一シリーズなんだろうな。
ちなみに、『鬼火』の頃の表紙が良かった。
お馴染みの“佐清マスク”のルーツ(!?)も登場するよ。
「蔵の中」入れ子構造を駆使したトリックが、目新しくなくなった昨今の目には・・・。
でも、捨てがたい魅力も感じる。
横溝正史のおすすめ作品・書籍『蔵の中・鬼火 (角川文庫)』を読みたい方はこちら↓
7位. 横溝正史のおすすめ作品・書籍│『悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)』
横溝正史のおすすめ作品・書籍レビュー│『悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)』
また、没落してゆく貴族たちの驕慢にただれた欲望を母体とし、“悪魔”として生きることを運命づけられて生まれ落ちたかのような犯人像が、哀切きわまりなく胸に刺さる。滅びゆくものと到来してくるものが、混沌の波頭をうねらせる戦後の混乱期、時代の変動が、その紊乱の中からしたたらせた濁った血の一しずくのようなこの犯人像に、荒廃した時代の闇がうつし見られるようで、戦後文学の一つとしても鑑賞しうる作品になっていると思う。
没落貴族と言われる人たちが実在していた昭和20年代.その時代背景を存分に駆使してのストーリー展開.見事と言う他に言葉が見つからないです.どうしたらこんなストーリーを思いつくのか?個人的には本作品を読んだことで,横溝正史氏は世界のミステリー作家と呼ばれる方々の中でも,相当上位に位置する作家さんだと思いました.最後の最後まで思いっ切り楽しめました.
次の一冊を今から注文します.
そして中身はというと、楽園のカンヴァスを読んだ後に読了したせいか、もうギッタンギッタンにされました。
横溝正史のおすすめ作品・書籍『悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)』を読みたい方はこちら↓
横溝正史のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『横溝正史のおすすめ作品・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった横溝正史の作品・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!