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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、有栖川有栖のおすすめ作品・書籍ランキング7冊を紹介していきます!
目次
- 1位. おすすめ作品・書籍│『月光ゲーム Yの悲劇’88』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『月光ゲーム Yの悲劇’88』有栖川有栖
- 2位. おすすめ作品・書籍│『双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫)』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫)』有栖川有栖
- 3位. おすすめ作品・書籍│『鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)』有栖川有栖
- 4位. おすすめ作品・書籍│『乱鴉の島』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『乱鴉の島』有栖川有栖
- 5位. おすすめ作品・書籍│『狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ (角川文庫)』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ (角川文庫)』有栖川有栖
- 6位. おすすめ作品・書籍│『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)』有栖川有栖
- 7位. おすすめ作品・書籍│『絶叫城殺人事件』有栖川有栖
- おすすめ作品・書籍レビュー│『絶叫城殺人事件』有栖川有栖
- 有栖川有栖のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
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1位. おすすめ作品・書籍│『月光ゲーム Yの悲劇’88』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われたように出没する殺人鬼! 有栖川有栖のデビュー長編。
おすすめ作品・書籍レビュー│『月光ゲーム Yの悲劇’88』有栖川有栖
でもそれを言ったら、90年代のバブル崩壊以前とあとでは、こうしたモラル・イシューはまったく様変わりしてしまった。肥大した「自己肯定」や「自己弁護」にくるまる若者が、共感できるかは疑わしい。しかし、どちらが「心地いいいき方」なのか。
山でキャンプを張る、英都大学推理小説研究会と他大学の面々。夏のキャンプとあって、ゲームをしたり、語り合ったりと楽しみは尽きない。夜うるさいこという親もおらへんし、何の危険もない。はずだったが…
臨場感あり、緊迫感あり。活字で手に汗握れるのがうれしい、感動した作品です。
作者の短編しか読んでない人は、ぜひこれから読んでください。トリックもGOODです。
「読者への挑戦」の前に犯人を当てようとしても、なかなか難しい。でも、手がかりはすべて文中にある、非常にフェアな本格推理。ミステリとしてだけでなく、アリスのほろ苦い恋や、学生ならではの潔癖で繊細な心理がとても胸を打つ。青春ミステリの傑作だと思います。
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2位. おすすめ作品・書籍│『双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫)』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
娘を連れ戻してほしいのです――山間の過疎地で孤立する芸術家のコミュニティ、木更村に入ったまま戻らないマリアを案じる有馬氏。要請に応えて英都大学推理小説研究会の面々は四国へ渡る。かたくなに干渉を拒む木更村住民の態度に業を煮やし、大雨を衝いて潜入を決行。接触に成功して目的を半ば達成したかに思えた矢先、架橋が落ちて木更村は陸の孤島と化す。芸術家たちと共に進退きわまった江神・マリア、夏森村に足止めされたアリスたち――双方が殺人事件に巻き込まれ、川の両側で真相究明が始まる。読者への挑戦が三度添えられた、犯人当て(フーダニット)の限界に挑む大作。
おすすめ作品・書籍レビュー│『双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫)』有栖川有栖
夏休みの自由な空気といい、大学生という、まだ純粋に生きられた時代といい、(昨今は「スーフリ」などという、大学生の皮をかぶったチンピラが横行してますが)なにか、きゅんと切なくなる一冊である。日本美術界の胡散臭さやほこり臭さはそのままに、なんだか、自分が大学生にもどったかの錯覚を起こしてしまう。このあと、英都大学推理研究会の面々はどうなったのかな。友人を思うような気分になります。作者は本当に「描ける」ひとだとおもいます。どうなったのかなあ、みんな。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫)(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
3位. おすすめ作品・書籍│『鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。が調査は難航。彼の人生の闇で鍵の掛かった状態だった。梨田とは誰か?他殺なら犯人は>驚愕の悲劇的結末!
おすすめ作品・書籍レビュー│『鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)』有栖川有栖
待った甲斐がありました。
内容は濃密で引き込まれます。骨のある本格ミステリであり、非常にロジカルです。
久々に読み応えのある内容で大満足です。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
4位. おすすめ作品・書籍│『乱鴉の島』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた火村は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。集まり来る人々。癖のある住人。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。これぞ本格!
おすすめ作品・書籍レビュー│『乱鴉の島』有栖川有栖
安心して読むことができました。
そして読後感も非常に満足。
でも火村シリーズの孤島ものということなのか、久々の長編ってことなのか、ところどころ、えらく気合が入っていて、その部分が若干上滑り気味?と思わないでもなかったです。
謎のIT長者にまつわるような同時代性を盛り込もうという意欲は評価できると思いますが、ちょっと組み入れ方に、なんとなく違和感を覚えたのは私だけでしょうか。
でも久しぶりに完成度の高いミステリを読んだとは思っているので、自分が欲張りなだけかも。
携帯圏外ではあるけれど、衛星電話、ヘリコプター、インターネットと、最近の孤島は現代社会から逃れられないようだ。
事件も、「孤島の連続殺人」からイメージするような装飾的なものではない。いつもながらの精緻な、でもどこか蜘蛛の糸をたどるような危うさを感じさせるロジックで解決に至るけれど、この作品のメインテーマは、事件そのものよりも、なぜ彼らはこの島に集まっているか…というところにある。
ポーの「大鴉」の詩をライトモチーフとして、人生の悲しみや不幸を運命と諦めることをやめた人間がどこへ行くのか…という問いが、全体を流れている。
エンディングが余韻を残し、作者らしい叙情的な作品に仕上がっていると思った。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『乱鴉の島(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
5位. おすすめ作品・書籍│『狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ (角川文庫)』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
人気ホラー小説家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、
京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問することに。
そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。
しかしアリスがその部屋に泊まった翌日、
白布施のアシスタントが住んでいた「獏ハウス」と呼ばれる家で、
右手首のない女性の死体が発見されて……。
おすすめ作品・書籍レビュー│『狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ (角川文庫)』有栖川有栖
短編もおもしろいですが、お話に浸れるのが長編はいいですね。
アリスと火村の会話はいつも通りテンポよく、また火村の夢について2人が話すシーンもあり、よかったです。
事件自体も、少し癖のある登場人物や、死体の状態、地理的問題などわくわくする要素が多く、ページを捲る手が止まりませんでした。
最後は少ししんみり、というか切ないというか…私は好きな終わり方でした。
個人的には、犯人が誰かということよりも衝撃的なことを1番最後に知らされ、そのせいで事件がぶっ飛びました。
それを頭に置いて再読したいですね!
また、他の方も仰られてますが、本のカバー、装丁が美しい!かっこいい!です。
文庫ではどうなるのかな?楽しみです。
アリスの凄みが際立つ作品でした。火村先生にできないことを、彼は無意識にやってのける。そして火村先生は自身の限界を自覚し、アリスの能力に敬意を持っている。
火村先生は犯人に鏡を突きつけるけど、アリスはセピア色の写真を見せる。そうして、本当の自分を犯人に思い出させる。
違うよ、アリスさん❗あなたが矢じりに仕込んだ毒はそれじゃないよ❗
泣き叫ぶ子供を抱き締めるようなアリスの説得には、犯人に感情移入して泣きそうになる。
別の機械のパーツが混ざっているような、こっち繋げればこっちが余るといったような感じで、結局最後まで、自力で片付けられませんでした。笑
火村先生の推理で、ああ、そうやるのか!と。
とても読みごたえがありました。
文章も相変わらず表現力豊かで美しいし…
犯人も含め、登場人物に対するの優しい目線を感じるのはなぜでしょう。
ホントにお勧めです。大好きです。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ (角川文庫)(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
6位. おすすめ作品・書籍│『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
前世から自分が死ぬ日まで――すべての運命が予言され記されているという「アガスティアの葉」。神戸の異人館街の外れにある屋敷では、この神秘の葉を一目見ようと<インド倶楽部>のメンバー七人が集っていた。しかし数日後、港で変死体が揚がり殺人事件が相次ぐことに。まさかその死は予言されていたのか? 捜査をはじめる臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!
おすすめ作品・書籍レビュー│『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)』有栖川有栖
有栖川先生は長編が好きなのですが、最近は沢山書いてくださるので嬉しいです。これからも楽しみにしています。
何かの本で読んだが、繰り返しイメージしながら聞かされた話は、偽なのにありありとした記憶として定着してしまうことがあるそうだ。
嘘の記憶を植え付ける事は、比較的容易だそうだ。
例会で何度も接触している彼らの中で、だんだん前世の物語が大きな意味を持ってくるのも十分ありえるし、
作中人物が誰にも理解されないと思いながらもそのような動機で犯行に及ぶことも十分にありえると思う。
論理的で面白かった。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
『インド倶楽部の謎 国名シリーズ (講談社ノベルス)』を読む
7位. おすすめ作品・書籍│『絶叫城殺人事件』有栖川有栖
【作品・書籍の内容】
「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が――。暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壺中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。
おすすめ作品・書籍レビュー│『絶叫城殺人事件』有栖川有栖
しかもこの本の作品のいくつかはなんと5年前に書いたものもある。いわば著者の成長が分かるのである。
この作品は登場人物、殺害方法、それら全てがバラバラなのにどこか共通のものを感じる。
わたしが個人的に好みな作品は「絶叫城殺人事件」で著者の現在の作風が新しく塗り替えられた。とわたしは感じた。探偵役の火村の犯人への詰めより方がとても美しく、また語り手であるアリスも底知れぬ人を殺すという奈落を垣間見て絶望を感じる・・・そんな部分を著者がおしみなく書いていてわたしはこの本に最高点をあげたい。
とはいえ、作者は読後に叙情的余韻を残す世界をめざしている感じで、味わいのある短編集です。
特に、「黒鳥亭」の女の子の可愛らしさと「絶叫城」での『心の闇』に対する作者の毒舌については一読の価値あります。
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍『絶叫城殺人事件(有栖川有栖)』を読みたい方はこちら↓
有栖川有栖のおすすめ作品・書籍ランキング│まとめ
『有栖川有栖のおすすめ作品・書籍ランキング7冊』いかがでしたか?
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