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こんちわ、柿田ぴんとです!
今回は、河合隼雄のおすすめ本・書籍ランキング7冊を、高評価レビューも加えてご紹介します!
目次
- 1位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『河合隼雄の「幸福論」』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『河合隼雄の「幸福論」』
- 2位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『家族関係を考える (講談社現代新書)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『家族関係を考える (講談社現代新書)』
- 3位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『こころの処方箋(新潮文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『こころの処方箋(新潮文庫)』
- 4位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『対話する人間 (講談社+α文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『対話する人間 (講談社+α文庫)』
- 5位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』
- 6位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』
- 7位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)』
- 河合隼雄のおすすめ本・書籍ランキング│まとめ
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1位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『河合隼雄の「幸福論」』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『河合隼雄の「幸福論」』
多くの人の悩みを聞くことによって導きだされた幸福論。
河合隼雄ワールド全開!
人間は努力によって幸福に至るという考え方もありますが、この本はまた別の道しるべを示してくれています。
あなたの幸福観を深める一冊になると思います。
こちらも新聞のコラムを集めたものですが、短い中にも濃厚なアドバイスが詰まっているように感じる。
河合隼雄先生は傾聴を重視した人ですが、傾聴も含めた観察から学べる事がたくさんあると感じました。
特に若いお母さん、お父さんに読んでほしい。子育てが楽になるし、子供も幸せになると思います。
うちはもう高校生なんですけど、帰ってきたら勝手に冷蔵庫の肉を焼いてごはんを食べている。
食材を使ったこととか、食器が出しっぱなしであることとか、腹が立つこともありますけど、買い食いしないで自分で調理したんだから喜ばしいことだと思えるようになりました。
「ふたつよいこと、さてないものよ」といって苦笑いです。
断定することは、ものの見方の幅を狭めてしまうからである。
同じ物事であっても、どう考えるかは、その人次第。
本書はものの見方の角度を少しだけ変える、そのヒントが満載で、何度も溜飲の下がる思いをした。
自分の中で、特に心に残った文章を2つばかり引用したい。
・「なぜ、私だけが不幸なのか」という問いは、個性発見への切り口を提供している。
神から与えられた不平等と、人間の平等への努力がぶち当たって、散った火花のなかに、その人だけと言える個性が輝くのではないだろうか。
・幸福の絶頂にあるようなときでも、それに対して深い悲しみ、という支えがなかったら、それは浅薄なものになってしまう。
人生において避けては通れない「なぜ、私だけが?」といった理不尽な不幸や、深い悲しみも、それは無駄なことではなく、幸福になるために必要不可欠な要素なのだと思うと、心がスッと軽くなる思いがした。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『河合隼雄の「幸福論」』を読みたい方はこちら↓
2位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『家族関係を考える (講談社現代新書)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『家族関係を考える (講談社現代新書)』
地獄の苦しみ。そんな中、
河合先生の著作は友人の勧めで数年前から読むようになり、どれだけ救われたことか。
本著もそのうちの1冊です。
家族のありようについて深く考えました。
それだけ家族関係は奥深く、
正解を見つけるのは難しいのですね。
ただ、届いたのが古い版で、
文字が小さく読みにくいのが残念でした。
現代の家族構成で書かれており読みやすく益々興味深くなった。
結婚する前に読んでおきたかったです。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『家族関係を考える (講談社現代新書)』を読みたい方はこちら↓
3位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『こころの処方箋(新潮文庫)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『こころの処方箋(新潮文庫)』
タイトル通りに自分の心の処方箋を欲している人にとってはまことに肩透かしだと感じられるかもしれません。
「人の心はわからない」だとか「努力が物事を解決するわけではない」だとか、
字面通りに受け止めると無責任、はしごを外すような見出しが並んでいます。
しかし、内容をしっかり読むとごく当たり前、本来なら心の奥底で理解しているはずのことが言及されているとわかります。
何かに心を囚われている人にはもう少し物事を俯瞰するように、
根気強くやらねば仕方のないことを「効率よく」こなそうとしてしまう人には困難と向き合うように、
患者のエピソードを交えつつ普遍的に語られていることで
自分の心のしこりがほぐされた気分になりました。
精神のトラブルを手軽に解決できると嘯くハウツー本が居並ぶ中で
「心はそう簡単ではない」と指摘している本書は誠実に感じられます。
何度でも読み直そうと思える一冊でした。
いつでも、読めるようにしたいと、電子版を購入し、繰り返し、読んでいます。
分かっちゃいるけど、と、悩むことがあり、
この本で、初心に、戻る感じです。
①ふと悩んだときに、本書の目次をパラパラ見る。
②心に留まったタイトルの箇所を自分のペースで読む。
③なるほど、そういう考え方もあるのか、と独り言つ。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『こころの処方箋(新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
4位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『対話する人間 (講談社+α文庫)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『対話する人間 (講談社+α文庫)』
「対話する人間(河合隼雄)」予想通りステキな著書でした。
「心」の中は「宇宙」なり、「常永久(とことわ)永遠に不可思議な世界と思っています。
だから・・・今日は明日のために「喜怒哀楽」が「叱咤激励」が・・・「活字復活」を!!!
親子の対話、夫婦の対話、中年期の心の危機とその意味、等、一つ一つの話題は、確かにこれまでもいろいろな著作の中で目にしてきたきたことのなのだが、40代半ばの現在、読んでみると、常日頃、自分が気になっている細々したことの答えがそれとなく書かれている気がして、河合隼雄を「再発見」した気がした。本との巡り会いは不思議なものと、改めて感じた。
妻にも読んでもらい、彼女も彼女なりに、自分の悩みの答えをいくつか見つけたようで、夫婦の対話の材料にもなっている。
人間関係で悩んだ時に、開いて見ると、ヒントになることが何か見つかると思う。河合隼雄のエッセンスが詰まっている本。
92年の出版ですが、古さはほとんど感じないです。
河合さんの本は文庫だけでもたくさん出ていますからどれを読もうか悩む人は多いと思いますが、この本は読みやすさと広範さ、おもしろさなどの点で非常にオススメできます。
彼の本ではよくあることですが、講演や記事やエッセイなどがない交ぜになっており、言葉自体はばらついた感じがあります。でもとても読みやすいです。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『対話する人間 (講談社+α文庫)』を読みたい方はこちら↓
5位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』
詩人の谷川俊太郎氏の対談集。
この二人を対談させようとした編集者の心意気がすごいと思う。
また、「魂にメスはいらない」というタイトルも、内容によく
マッチしている。
河合氏は現代を代表する知性に持ち主であり、多くの
著作を発表しているが、いずれも高いレベルの書物である。
対談相手の谷川氏も、相手の言葉に反応しつつ、自分の考えを
ぶつけて、さらに深いところまで切り込んでいく様子は
まさに、言葉の真剣勝負である。
内容が濃すぎて、収まりきらないのか、紙面に対して
活字部分が多すぎ、余白がないので読みづらい感が
あるのが惜しいと思う。
テストでいい点でも取れば癒えていくこともある‥なんてことをこの本の中で河合隼雄さんが仰っていて、
「それで医学なの?単なる日常的なコミニケーションじゃないの?」などと思いましたが、
「それだけでは済まないこともある」ということを知っているからこそ、
日常的な感覚と学問的な領域をあえて分け隔てなく平等に扱っているのだと、
後になって理解しました。
ユング心理学は、私的な領域と公的な領域の橋渡しをする画期的な学問、あるいは学問に似た何かであり、この本はその入門編としてもユニークだと思います。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』を読みたい方はこちら↓
『魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)』を読む
6位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』
面白い読みかたもあるものだなーと思って、感動したことを覚えています。
心理学も、フロイトにはフロイトの切り口が、
ユングにはユングの切り口があるように、
学問も文化も人それぞれの人生があり、
それぞれ見方があると気づいたのは、
河合先生の切り口に出会ってからでした。
たくさんのものの見方を知る事は、
自分の視野を広げてくれます。
ちょっと自分のココロがせまくなってる?
と、思ったら、物語を読んで井戸掘りするのもオススメです。
リフレッシュにもなると思います。
童話・昔話の解説本ではなく、どちらかというと、童話・昔話を引き合いにしたユング心理学の解説本、という位置づけです。心理学には興味があるけれど、学術書を読むにはちょっとしんどいなぁ、と思われる方には、とても読みやすい構成でおススメです。
「ヘンゼルとグレーテル」「いばら姫(眠れる森の美女)」など、タイトルは有名でも、お話の中身をすっかり忘れてしまった私。でも、この本の後ろに、各章が参照するグリム童話が収録してあるので、適宜参照でき、助かりました。
関心ある人ならすごく面白いかもしれません。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』を読みたい方はこちら↓
『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)』を読む
7位. 河合隼雄のおすすめ本・書籍│『村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)』
河合隼雄のおすすめ本・書籍レビュー│『村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)』
読む方の自分に経験値がないと、ふ落ちできない部分もあるので
時々、読み返すようにしています。河合隼雄さんは映画を見た時に、この映画は何点。といった感じで
批評的に見ることができないそうです。登場人物に感情移入して「あぁ。こうすればよかったなぁ」
となりきって観るのを聴いて。なるほど。人の心に寄り添う仕事にぴったりの資質だなと思いました。
人の魂にそばへと近寄っていくことは、死に近くことにも繋がっていて。
お二人の職業は異なれど、命がけのことをやっているのだと。気づかされました。
村上春樹さんの本は読んだことがなく、少し言葉か難しいか感じました。
作品だけではなく、生き方が好きです。
そして、河合隼雄さんと、波長が合い、正直に、率直に、生き方について語り合っているのをうらやましく感じました。
こんな風に、生き、語りたいです。
頑張ります。
河合隼雄のおすすめ本・書籍『村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)』を読みたい方はこちら↓
河合隼雄のおすすめ本・書籍ランキング│まとめ
『河合隼雄のおすすめ本・書籍ランキング』いかがでしたでしょうか?
ぜひ、気になった河合隼雄の本・書籍を読んで、あなたの実生活に役立ててみてくださいね!