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こんちわ、柿田ぴんとです!
このような悩みを抱えている人は
多いのではないでしょうか?
そこで今日紹介する1冊は
『「すぐにやる脳」に変わる37の習慣』篠原菊紀
本書は、脳科学×臨床心理学の専門家が
脳の性質を利用して「すぐにやる脳」を手に入れる習慣を紹介!
「めんどくさい」
「やる気ない」
「集中力が続かない」
が消えパフォーマンスが3倍あがる!
無理なくモチベーションをあげる方法とは何なのか?
さっそく書評していきたいと思います!
目次
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すぐやる脳①行動と快感をむすびつける
「なんだかやる気でねえ!」
「やらねば!立ち上がらねば!」
なんて思っても行動に移せず
気づけば時間が過ぎてしまう
このような経験は誰しもあるはず!
そこで本書では
頭でわかっていても
身体が動かないのは
脳の奥にある、やる気スイッチ
線条体に届いていないからだと!
線条体ってのは
めちゃんこ簡単に言うと
「やる気」や「意欲」の中核で運動の開始、持続、コントロールなどにかかわってくるもの
つまり線条体を動かすことができれば
すぐにやる人間になることができると!
そこで本書は線条体について
ネズミの実験を例にわかりやすく紹介!
線条体で行動と快感がむすびつくのです。
行動と快感をむすびつける場が、確かに脳に存在するのです。たとえば、ネズミをボタンが三つ置いてある箱に入れます。
このボタンをランダムに光るようにしておきます。
そして、光ったボタンを押すとエサが出るようにしておきます。最初は光とエサの関係がわからないネズミは、やたらにボタンを押しますが、しばらくトレーニングすると、光ったボタンを押す確率が上がっていき、やがて光ったボタンしか押さなくなります。
これが「条件づけ」といわれるもので、このトレーニングによって、光とエサの快感がむすびつき、光ったボタンを押す行動が強化されたのです。
これを強化学習と呼び、線条体こそが強化学習の場なのです。
ここで重要なのは
トレーニングを繰り返すことで
線条体が予測的に活動するようになるということ!
たとえば最初のねずみさんは
ってエサを食べることで
線条体が動き出していたんですが
(報酬に対する反応ってやつ!)
何回も繰り返すうちに
みたいに
線条体の活動が前倒しされて
ボタン転倒時に線条体が動くと!
(予測的反応っていうやつ!)
つまり、行動と快感を結びつけることで
ドーパミン神経系を強く反応させる
これが「やる気の正体」で
その「やる気」を引き起こすのに重要なのが
「ボタンが光れば、快感が待ってるー!」
っていう予測的反応を上手に使うこと!
「すぐやる脳」を作るために重要な第一歩とは?
ってことで、本書では
線条体のしくみをつかって
「すぐやる脳」を作るための第一歩は
「やるべき行動」
「望ましい行動」
「しようとしていること」
と
「快感」を結びつけることが大事だといいます!
その具体的な方法について
仕事をしようと立ち上がったら「よく立ち上がった」「その一歩がえらい」。
勉強を始めたら、「よし、よく始めた」「いい感じ」「楽しい」。無理やりにでも行動と快感をむすびつけておくのです。
そしてそれを繰り返すのです。バカみたいと思われるかもしれませんが、このバカみたいな繰り返しが大事なのです。
この繰り返しで「望ましい行動」と「快感」が線条体でむすびつき、「やろうかな」と思っただけで線条体が前倒しで発火するようになるわけです。線条体が発火すれば、1秒で集中できます。
これが「すぐにやる脳」を作る最大のコツです。
これじつはぼくめっちゃ実践してて
バカみたいに、本当にバカみたいに
細かな行動をほめる習慣をつけると
すぐに行動しやすくなるんですよね!
ぼくの場合は、オリジナルですが
「朝死ぬほど眠いけど読書しなきゃ!」
って時の脳内会話はこんな感じ!
ってたまに脳内会話してて
なかなかに恥ずかしいし
ブログに書くかも迷ったんですけど!
自分の負けず嫌いの特性と
ベイビーステップという習慣化のスキルを
組み合わせて煽りまくって動かす!!
なのでみなさんも
ほんの小さな行動でもほめて
自分のオリジナルな習慣をみにつけてみてくださいね!
すぐやる脳②賢さでなく努力をほめる
行動をほめることが大事なんだね!
って言われても
その理由を知らないと
もやもやしてしまうのも事実!
ここで本書では
アメリカのスタンフォードにて
小学五年生400人に
パズルの問題を解いたあと
子供たちにその点数を伝えほめる!
成績の内容にかかわらず
一人ひとりの子供をほめる
おもしろい実験を紹介しています!
このとき、半分の子どもには「わあ、 90 点だ。あなたは頭がいいんだね」といった具合に「賢さ」や「素質」をほめます。
一方、残りの半分の子どもには「すごい、 90 点だ。一生懸命やったね」など「努力」や「行動」をほめます。「90点」にかぎらず、どんな点数でもほめます。
それから子どもたちには二種類のパズルを与え、どちらでも好きなほうをやりなさいと伝えます。
一方は最初のパズルより難しいけれど、やればとても勉強になるパズル、もう一方は最初のものと同じように楽にできるパズルです。結果、賢さをほめられた子どもの7割ほどが楽にできるほうを選んだそうです。
その一方で、努力をほめられた子どもの9割近くが難しいパズルにチャレンジしたとか。
これ、めっちゃわかる。
努力をほめられると
もっと努力を認めてもらいたい!
って思うけど
賢さをほめられると
自分を賢く見せるために
賢いという評価を守るために
間違えるのがめちゃ怖くなってな!
つまり、具体的な努力や行動をほめることは、自分のチャレンジ精神を育てるんですよね!
さらに本書では「やる気」について
やる気の中核・線条体は、行動と快感をむすびつけることで、「やる気」を生み出します。
だから、 行動だとか努力をほめないと「やる気」は育たないのです。
素質なんてほめても、線条体の予測的な発火にはつながらないのです。
もう純粋に
ほめるのって大事ですよね。他人も自分も!!
自信を失ってるときとか
素質でも努力でも容姿でも
なんでもいいからほめると
自尊心も高まるし、自己肯定感も高まるし!
けれども
賢さをほめると楽な方向へ行き
伸び悩みにも繋がってくるので
「すぐやる脳」を作りたい方は
ぜひ自分の望ましい行動や努力をほめてみてくださいね!
すぐやる脳③行動イメージを具体的に思い浮かべる
が大事なのはわかりました!
じゃあ、今すぐに始めなきゃ!って思っても
やる気がでないってこともあるなと!
そこで本書では
今この場でやる気を高める方法として
自分がこれから行おうとしている行動を具体的にイメージすることが大事だといいます!
「立ち上がって」
「机に向かって歩いて行って」
「背を伸ばして座り」
「資料を開き」
「ボールペンを持って、仕事を始める」
「この仕事はひとまず置いて、資料を閉じ」
「締め切りに近いパソコンのワードを開いて」
「まず書き始める」こんなふうに、具体的に自分の行動を思い描きます。
ビデオを見るように映像を思い描くことがポイントです。すると「始めなきゃ」「仕事しなきゃ」で活動していた言語野系だけではなく、視覚情報処理にかかわる後頭葉や、運動の計画や実行にかかわる運動野、前運動野などが活動を高めます。
そして線条体の軽道を高めてくれます。
ちなみにイメージのコツとしては
「~すべきだ、~しなくてはならない」
「~したい」「~をしない」などの希望や意思、禁止ではなくて
「明日は(5分後には)、きっと、~しているだろう」と、
具体的にで実現可能な行動の形(肯定形)でイメージをすることが大事!
ぼくの場合は、イメージした内容を
行動にうつす作業に入るときは
一人で実況中継をすることが多くて!
たとえば、
みたいに、実況してると
しょっちゅうイメージとは違う行動をするので
すぐに修正することも可能になると!
ちなみにこの習慣は
あのイチロー選手から取り入れていて
2009年のWBC決勝戦での
タイムリーヒットで優勝に導いたときに
「あの場面で、自分を実況中継していた」
という言葉がすごい記憶に残ってたんですよね。
セルフ実況はピンチのときに冷静に自分自身を俯瞰し、素早く最高のパフォーマンスを導き出すことができるのでぜひ試してみてくだれい!
話がそれた!!!!
つまり今この場でやる気を
高める方法として大事なのは
自分がこれから行おうとしている行動を具体的にイメージすること!
そして行動をこまめにほめれば
行動と快感がむすびつきやすくなり
「やる気」を維持しやすくなるのでぜひお試しあれい!
正しく脳を休めて、集中力を高めたい方はこちらの記事もぜひ!
まとめ「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 篠原菊紀
「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 篠原菊紀
いかがでしたでしょうか?
・行動だとか努力をほめないと「やる気」は育たない!
・今この場でやる気を高める方法は、自分がこれから行おうとしている行動を具体的にイメージすること!
すぐにやる系の本は
たくさん読んできたのですが
脳の仕組みや実験を例に
紹介している本は少ないし
科学的根拠も含め
すぐに効果もでそうだし純粋に面白かった!
本書は上記以外にも
・報酬と罰を組み合わせる
・下を蹴落とすより、「上」を見る
・ToDoリストは3を意識する
・ひと粒で二度おいしいを待つ
・太ももタッピングで切り替えを
・階段は1段分多く上がれ
などなど
「すぐにやる脳」にするための
王道習慣、思考習慣、生活習慣、脳トレ習慣
ありとあらゆる
モチベーションをあげる方法を紹介しています!
「始めても集中力が続かない」
「何から手をつけていいかわからず、結局先送り」
「やらなければいけないことを前にしても、やる気がでない」
このように、すぐに行動にうつせない人は
ぜひ本書を読んで、脳の性質をを利用して「すぐやる人」になっていきましょい!