【書評Lv.105】「聞く」と「聴く」の違いとは?『あなたの人生が変わる対話術』泉谷 閑示

この記事を書いた人

柿田ぴんと
チョコモナカジャンボが好き!
1日1冊ビジネス書を書評してます!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介するのはこちら

あなたの人生が変わる対話術泉谷 閑示

本書は、コミュニケーションの神髄
「対話」を知り学ぶための30のヒント
を紹介!

家族、友人、恋人
仕事仲間、近所づきあい…

コミュニケーションによって人は喜びを感じ
だからこそコミュニケーションで悩む人も多い!

ということで 、どうすれば
良いコミュニケーションができるのか?

さっそく書評していきたいと思います!

「聞く」と「聴く」の違い

はじめに「対話」とは
「わからない」相手を知ろうとすること

まずは相手の言葉を「聴く」ことが大事だと本書!

そもそも、コミュニケーションっていうのは
「あいての求めることに気づき、それを提供する行為」

コミュニケーション能力は
うまく話す能力でもなければ
相手に気に入られるテクニックでもなくて
「相手のことをひたすら深く知ろうとする」
姿勢のことを指していて!

だからこそ、あいての求めているものを知るために
聴くことが大事になってくると!(2回目)

というわけでまずは
「聞く」と「聴く」について
はっきり区別していきましょい!

聞く
 →物理的に流れている音声をただ受け身的に聞いている状態であって、テレビやラジオを漫然とBGM的に流しているような感じ。

聴く
 →積極的に相手の話に注意を向けて「知ろう」「わかろう」とする態度を指す。

 

ちなみに相手のことを
「知る」「わかる」ってのは

相手の感じている感覚や感情を
ありありと自分のなかにイメージできることで。

つまり何がいいたいかというと
ただ黙って聴いてるだけでは
本当に聴いているとはいえない
ってこと!

そこで本書では、その理由について

人は自身にとって当たり前になっていることについては、くわしく話さなかったり、省略してしまったりするもので、そのため、聴き手が「ただ黙って聴く」だけでは、どうしても理解に限界が生じてしまうのです。
 また同じ日本語同士でやり取りしていても、ある一つの単語に込めている意味合いやイメージは一人ひとり微妙に違っているものであって、それを吟味せずにただ受け取ってしまうと、理解したつもりでも、実は手前勝手なずれた理解になってしまうおそれもあるのです。

これは日々のコミュニケーションで
すごく痛感することも多くて

言葉の多くは
「自己解釈」のうえに
成り立っている
んですよね。

たとえば「責任を取る」という言葉の意味は

「頭を下げること」
「○○を辞めること」
「お金を払うこと」

みたいに人によって
意味は違ってきたりするし!

ビジネスのシーンでも

「この資料、はやめに印刷しといて!」
「あと少しで作業が終わります!」

ってのも、自己解釈であって
だまって聴くだけじゃわからないこともしばしば!

これは聴くだけでなく
人に伝える上でも大事なことで

できるだけ言葉は
「抽象的→具体的」にする必要があるんですよね。

たとえば

【抽象】友人としばらく会ってないなあ
【具体】もう5年以上会ってないなあ
【抽象】たまに電話がくるよー
【具体】年に2,3回思い出したかのようにくるよー
【抽象】かなり長い時間待たされたんだよね
【具体】ちょうど1時間待たされたかな

みたいに、具体的な言葉を使うと
相手にも伝わりやすくなるし

ビジネスシーンでも
ミスやトラブルが減ってくると!

すこし話がそれてきたので
さっそくどうやって聴けばいいのか?
みていきたいと思います!

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「わからない」を聴く

本書では、「聴く」上で大切なのは

「わかる」ことと「わからない」ことを
ていねいに聴き分けていくこと
だといいます!

話し手が、あたり前のこととしてサッと通り過ぎていく話を聴いて、それが聴き手にとてあたり前ではなく「わからない」と感じた場合に、それを「きっとだいたいこんな感じだろう」と勝手に解釈して、やりすぎしてしまってはなりません。
 そのときに質問してみるか、あとで質問するのか、あるいは質問せずにとどめておくか、いずれを選択すべきかについては微妙な判断も要求されますが、原則として、やはり「わからない」箇所は相手に訊いてみるしかありません(くわしくは、第11講で「流れ」の問題として取り上げます)。

ぴんと
あー、わかるわかる!

って反応連発してる人っているし
ぼくもよくやっちゃうんですけど

これって一見
共感的に聴いているように見えて
「わかる」ということに対して
きめが粗くて、慎重さにかけてる
んですよね。

ぴん子
そう簡単にわかってたまるもんか!!

なんて、逆に不信感抱くこともあるし

ビジネスシーンでも
会ったばっかりの人に対して
軽率にすっかりわかった気になって
信頼を得られないってこともあったりね!!

そこで本書では人間の性質について

人間は「未知なるもの」を恐れる性質があり、ついついそれを「既知なるもの」に落とし込みたくなるものです。分類したり、名前をつけたり、似ているものになぞらえたりという行為がそれです。
ですから、人の話を聴く際にも、「それって○○でしょ」と名づけてみたり、「それは○○と同じだ」と近似させてみたりしたくもなるものです(この点については、第9講でも「たかをくくること」として取り上げます。)

ほんとそのとおりで

「わからない」を自分で勝手に解釈して
「わかる」にすり替えてしまう

どこかで会話のズレが生じるし
深い理解にたどり着くことって
できなくなってしまう
んですよね。

相手は自分でなく他者なわけで
むしろそう簡単に「わかる」はずがない
っていう。

つまり、相手の話を聴くコツは

「わからない」を「わからない」ままに
ていねいに「わかる」まで聴こうとする誠実な姿勢
が大事になってくると!

わからないことを質問することは
お互いのためにもなるので
積極的に行っていきたいですね!

上下意識があっては「対話」はできない

ぼくたちの日常には
さまざまな上下関係が存在しますよね。

親と子、兄弟の上下
先輩と後輩、上司と部下など

さらには

上司のほうが部下より正しい
親のほうが子供より間違いがない

ってかんじで
単一に物差しのうえに
人間を並べることもあったり!

そこで本書では
自分より「下」の人間とは
「対話」をする必要はない!!

みたいな、人間観を持っていては
「対話」することはできない
といいます!

ぴんと
一方的な説教になりがちなやつね!

では上下関係を意識していると
対話にどのような影響が起こるのか?

ここでは本書の聴き方を例に
わかりやすく紹介していきまっす!

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アドバイスより共有

話を聴いていると
話し手から深刻な悩みや思いを
吐露されることもあって

その時に
何か役に立つアドバイスを言ってやるか!
解決策を示してやろう!
と考えてしまうのは性急な対応だと本書!

このような対応がなされる背景には、話の内容や情念の重みに耐えかねた聴き手の、早く解決策を掲示して、ケリをつけてしまいたいという心理があるのです。

よく相談をすると

○○すればいいじゃん!

って解決策を言ってくれる人は
無意識に「教えてやろう!」という思いがあって
話し手 < 聞き手 の上下関係が存在してて!

でも、本当にあいては
教えてもらうことを望んでいるのか?

って考えると、実は違かったりする。

人はどれだけ解決策を教えても
自分で決断しなければ、行動にうつさないもので

大事なのは、上手な質問を投げかけて
「あいてをその解決策に導く」こと
なんですよね!

人に教えることは感謝されて
優越感を感じられるかもしれないけども

上下意識は一旦置いておいて
相手の口から、解決策がでるよう
心かげていきましょい!

否定してやろう、と思って聞く

補足でもう1つ
ついやってしまいがちな聴き方を紹介!

それは「否定してやろう」と思って聞くこと

「いやいや、それは違うでしょ~!」
「ちょっと何言ってるかわかんない」

って言葉よく聞くし
よく言っちゃうわけですが

「間違ったことを言ってる!」と自分が思っても
「自分が正しい!」と相手も思ってるもの
で!

だからこそ、相手を否定したくなっても
グッとこらえる忍耐力が必要になってきて!

どちらかというと話し手は

ぴんと
自分の言ってることに後押ししてほしい!

っていう「確認のきもち」が強かったりするので
同調することが大事になってくる
んですよね。

否定して相手に勝つことを会話の目的にせず
まずは相手を理解することからはじめていきましょい!

さらに深く聴くスキルを
身につけられる記事はこちら!

まとめ『あなたの人生が変わる対話術』泉谷 閑示

あなたの人生が変わる対話術』泉谷 閑示
いかがでしたでしょうか?

・「対話」とは、わからない相手を知ろうとすること
・「聴く」とは、積極的に相手の話に注意を向けて「知ろう」「わかろう」とする態度!
・聴くうえで大切なのは、「わかる」ことと「わからない」ことをていねいに聴き分けること!
・上下意識をなくし、否定せず、解決策を言わず聴くことが大事!

「わからない」を自分で勝手に解釈して
「わかる」にすり替えてきた人生だった…

とあらためて聴くことの難しさを
痛感させられる1冊だったし

正直な話、本書は他の対話本とは違った、深みのある
久しぶりに何回も読みたいなと思うくらいの良書
上手に書評できなくてもどかしかったり!!

本書は上記以外にも

・「会話」と「対話」はどう違う?
・変わりたくない人に「対話」はできない
・「分身の術」を使って聴く
・「聴く」を遮断してしまう発言
・アドバイスが相手を弱くする
・「他者」を自分の一部として捉えない
・人はなぜ話をするのか

などなど、コミュニケーションの神髄
「対話」を知り学ぶための30のヒント
を紹介しています!

家族、友人、恋人
仕事仲間、近所づきあい…

さまざまなコミュニケーションの悩みを払拭する、個人的にかなーーりオススメの1冊なので、気になった方はぜひあなたの人生が変わる対話術を読んでみてくださいね!

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!