【書評Lv.91】誰でも良い文章が書ける「7つのプロセス」とは?『誰も教えてくれない 書くスキル』

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介するのは

ぴんと
文章を書くのが苦手だああああ

そんなあなたにオススメの1冊

誰も教えてくれない 書くスキル』芝本秀徳

本書は多くの文章術本とは違い

「語彙(ボキャブラリー)」
「レトリック(効果的な表現)」
などの【表現のストック】

「論理」「センテンスの作り方」
「文章構成」などの【基本技術】

という文章の部品の作り方ではなく

書くスキルを身につけるには
部品をどのように使うのか、という

アイデアをまとめて
文章に磨き上げる【プロセス】を紹介しています!

今回は誰でも伝わる文章を書くことができる
7stepのプロセス」についてさっそく書評していきたいと思います!

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書くプロセスの7つのステップ

「料理のレシピ」
「プラモデルの説明書」

このように基盤があれば
程度の差こそあれど

誰でも美味しい料理が作れたり
かっけー戦闘機を組み立てたりすることは可能ですよね!

それを文章でもほしいと!
書くプロセスがわかれば
ある程度良い文章を書くこともできるぞと!

そういう思いで本書を手に取ったわけで
今回は書くプロセスの7つのステップ!

書くプロセスの全体像

①メッセージを定める
②読み手を分析する
③アイデアを集める
④アウトライン(構成)を作る
⑤ドラフトを書く
⑥推敲する
⑦リライトする
 

の中から
①メッセージを定める
②読み手を分析する

の2つについて紹介していきたいと思います!

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①メッセージを定める

まずはじめにすることは
「メッセージを定める」こと!

本書では、文章を書く事は「問題解決」だといっており

まずは問題・課題・テーマについてこのように説明しています!

「問題」とはギャップです。
何のギャップかというと、現状(「As Is」という)と、あるべき姿(「To Be」という)のギャップです。

今はこうだけれども、こういう状態が望ましい、こういう状態に行きたいよねというあるべき姿があって、そこに至るまでにはギャップが存在するわけです。
そのギャップを埋めるために、どういう施策、取り組みを行うのかというのが「課題」です。

ダイエットで例えるなら

To Be (あるべき姿)

ぴんと
痩せてムキムキになりたい!

As Is (現状)

ぴんと
ダイエットしたいけど
忙しくて出来ずにいる!

んでGAP (課題)ってのが

飲むだけで痩せるドリンク!だとか
RIZAPに行けばスリムな身体に!など

課題を埋めるためにするべきこと!

つまり、その人のあるべき姿と現状のGAPを埋めるために伝えるべきことが「メッセージを設定する」ということ!

ブログも同じですよね!
その人が悩みを抱えてて

記事の文章(メッセージ)を通して
悩みを解決する方法を伝えることで

その人のなりたい姿に
お役に立つことができるみたいな!

ぴんと
じゃあ、実際にどのようにメッセージを考えればいいんや?

ってことで本書では
書ける人の思考回路を示したシート」を紹介しています!

このシートを使って文章を書いていくと

・今何を伝えたいのか
・今どういう状態で、どこに持っていきたいのか
・相手に期待する反応ってなんだろう
・どんな印象を残したいんだろう
・伝えたいメッセージってなんだろう

みたいに、自然と頭に浮かぶだけでなく
文章に関しても一貫性がでてくるので
より相手に伝わりやすいメッセージを書く事ができます!

ちなみに本書で執筆する場合は
このシートに当てはめるとこんな感じ!

To Be (あるべき姿)

→読者が「書くプロセス」の重要性を知り
書くプロセスを実践できる状態
 

       ↓

GAP

■全体のメッセージ (何が言いたいか?)
 → 書くプロセスを身に着ければ
   誰でもかけるようになります。
   書くプロセスを知って実践してください。

■期待する反応
 → 各プロセスの各ステップについて理解してもらう。
   仕事の現場で実践してもらう。

■残したい印象
  → 書けそう!書けるかも!やってみよう!
 

       ↓

As Is (現状)

→ 書くシーンは増え続けているのに
  書くことをトレーニングする機会は少ない。

→ 書くことへの苦手意識を持つビジネスパーソンが多い。

→ テクニックをコレクションしても
  「書くプロセス」を知らなければ
  書けるようにならないことが知られていない。
 

このように事前に何を言いたいのかを
定めることができると、迷わずスラスラと
文章を書くことができるので、ぜひ試してみてくだれい!

【書評Lv.73】わかりやすい文章を書く2つのコツとは?ブロガーにおすすめ『沈黙のWebライティング』

②読み手を分析する

次のプロセスは「読み手を分析する」こと!

よく文章術でも、読者を設定しろ!
と言われることも多いですが
なんで読み手を分析せねばならんのじゃ!

ってことで、それは会話や文章
あらゆるコミュニケーションは
相手が評価するからなんですね!

仕事でもプライベートでも、読み手のことを考えず
一方通行で意思疎通をしてしまうことは多いもの!

ぴんと
あいてが聞きたいことを話す
ぴんこ
あいてが読みたいものを書く

結果、あいてが満足して喜んでくれる!
だからこそ、読み手を分析することは重要になってくると!

そこで本書では読み手を分析するうえで
大切なポイントを4つ紹介しています!

①読み手は誰か?どんな立場か?
読み手は誰なのか?
1人なのか、複数なのか、文書が一人歩きする可能性はないか?
読み手はどのような立場にあり、どのような責務を負っているのか? 
②読み手はどこまで背景・経緯を知っているか?
読み手はテーマについて、背景・経緯をどこまで知っているのか?
読み手はどのような前提知識を持っているのか? 
③読み手はどのような問題意識を持っているか? 
読み手はどのような価値観を持っているのか?
読み手が懸念することは何か?
読み手の思考の傾向はどのようなものか?
④読み手はどのような表現を好むか、書き手との距離感は?
読み手はいつもどのような表現(話し方、書き方)をしているか?
読み手は自分のことを知っているか?
知っていれば距離感は近いか、遠いか? 

1.読み手は誰か?どんな立場か?

仕事のメールでも
恋人にラブレターを渡すときも
必ず相手に合わせて文章を書くと思います。

だからこそ「読み手は誰なのか?」を考え
この文書は誰に渡すのか、誰が読むのか
その人はどんな立場を考えることが大事だと!

ここで本書が注意して欲しい点について

さらに気にかけておいてほしいのは、文書が独り歩きする可能性です。たとえば提案書では、クライアント企業の担当者だけが読み手ではありません。その担当者の上司も読んでいるでしょうし、経営層が読んでいることもあります。担当者と直属の上司はOKだったけれども、もうすぐ契約という段になって経営層がNGを出すというのはよくある話です。文書が独り歩きしたときに誰が読む可能性があるのかを考えておく必要があります。

ぴんと
その人だけに送ればいいや~!

と目の前の相手だけ考えるのではなく
最終着地点を見定めて文書を書く必要があると!

2.読み手はどこまで背景・経緯を知っているか?

2つめは、読み手は何処まで背景、経緯を知っているかを押さえておくこと!

相手がどの程度の前提知識を
持っているかしらないと

どこを語ればいいのか
どこから文章を表現すればいいのか
マジでわからんくなるんですよね!!

特にエンジニアなんて
相手の前提知識によって
用語の使い方を変える必要があるし

専門用語を使おうものなら、両刃の剣!

同じ業界の人なら共通認識が確立しやすいけど
違う業界だと不要な距離感空いたりね!

好き放題カタカナ連発の専門用語を言うと
相手の信頼を得られないこともあるので

相手が何を知っているのか
どんな前提知識があるのか

どんな業界で生きているのかを
分析する習慣をみにつけていきたいですね!

3.読み手はどのような問題意識を持っているか? 

3つめは、読み手はどのような問題意識を持っているかを知ること!

人によって、価値観も違うし
どんな懸念を持っているのかも立場によって違うし!

相手がどのような問題意識を持っているのかは、文章の中で何を伝えるのか、どのようなストーリーで伝えるのかに大きく影響します。たとえば、結論ありき、成果重視の人は「で、いくらなの?」「それは儲かるの?」が興味のメインになります。同じ成果主義でも「結論に至ったプロセス」を重視する人には、結論の前にそれまでの取り組みについて説明しなければなりません。

文章は結論から!ってよく聞くけど
プロセスがあるから結論が際立つこともあるので
タイプに合わせて、使い分けていきましょい!

4.読み手はどのような表現を好むか、書き手との距離感は?

4つめは、読み手がどのような表現を好むか!

ぴんと
相手がどんなメールの書き方をしているのか?
ぴんこ
相手がどんなドキュメントを書いているのか?

よく観察しているとその人の好む表現が見えてきて!

カメレオンではないけれども
あいてにあわせて表現を変えていくのが大事!

やわらかい文章を書く人なのか
硬い文章を書く人なのか

自分との距離感によって
変わってくるのも難しいところ!

人付き合いも、SNSで会話するときも
その人の距離感や、考えを意識すること
良好な関係を築くコツなのでぜひお試しあれ!

以上、読み手を分析するうえで
大切なポイントを4つ紹介していきました!

読み手を分析することは
この人はどんな表現をすればいいかがわかり
文章だけでなく、日常のコミュニケーションにも
役に立つので、すぐ実践していきたいですね!

【書評Lv.49】この本を読めば文章の悩みはすべて解決する!『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』山口拓朗

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書評まとめ『誰も教えてくれない 書くスキル』

『誰も教えてくれない 書くスキル』芝本秀徳
いかがでしたでしょうか?

今回紹介したのは
【書くプロセスの全体像】の

①メッセージを定める
②読み手を分析する
③アイデアを集める
④アウトライン(構成)を作る
⑤ドラフトを書く
⑥推敲する
⑦リライトする
 

2つを紹介していきました!

書き始める前にこのことを考えておくと
書く内容はかなり変わってくるのと

上記の7つのプロセスを身に着ければ
安定して質の良い記事を書くことができるので
ぼく個人としてはオススメの1冊となっております!

本書は上記以外にも

・書くスキルの3要素
・文章を練り上げる実践例
・書くことのゴールとは

など、個人的にはぜひ読んで欲しい
つい忘れがちだけど重要な内容が盛り沢山となっております!

いろんな文章術の本を読んでも
うまくいかなかったのは
正しいプロセスを知らなかったから!

ネットではぜーったいに見つからないような
アイデアをまとめて文章に磨き上げる【プロセス】を紹介しているので

気になった方はぜひ
本書を読んでみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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ぴんと
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ぴんこ
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また、あのメンタリストDaiGoさんも
本を聴くことで1日に3冊は読めるとおすすめしています!

読書やPC作業で目が疲れたときもインプットが続けられますし、移動時間も無駄にならない。

通勤に時間がかかる人なら、少なくても1日1冊分は聴けるんじゃないでしょうか。

テキストをフラットに聴くことにより、文章や論理の構造まできれいに頭に入るので、本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなるので、本を耳で聴くのはおすすめですよ。

引用:なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか

さらに、人気俳優・声優のボイスが、
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