【書評Lv.171】自分であることの2つの根拠とは?『禅僧が教える 心がラクになる生き方 』

この記事を書いた人

柿田ぴんと
都内ではたらくWebマーケター!
ビジネス書の書評ブログやってます!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介する1冊はこちら

禅僧が教える 心がラクになる生き方南 直哉

本書は、不安・執着・嫉妬といった
さまざまな感情から起こる苦しみの正体を知り

その「取り扱い方」を身につけられる1冊!

悩みや苦しみの原因は、ほとんどが人間関係

その問題をクリアに見ていけば
じつは解決の糸口は、意外に身近なところにあると!

自分とは何かを知り、自分と折り合いをつけ
状況を調整し、やり過ごしながら生きていく。

そのようにつらさを飼い慣らし
今よりラクに生きる方法とは何なのか?

善く生きるヒントを見つけるためにも

ぴんと
さっそく、書評していきたいと思います!

【本の内容】
不安・怒り・執着・嫉妬は手放せる。「自分を大切にする」ことをやめる。生きるか死ぬか以外に大したことなどない。永平寺で20年修行した、霊場・恐山の禅僧が説く“善く生きる”ヒント。

「自分を大切にする」ことをやめる

本書では人生相談に来る方々は
ある勘違いをしているといいます。

それは

「自分」という存在があり
その自分を大切にしなければならない

と思ってること!

「大切な自分」の人生を充実させなければと考え
思い通りにいかない日常や人間関係に苛立っては

私の人生は、もっとよくなるはず!

と焦っている、そういう人が多いとのこと。

ぴんと
いやいや、自分を大事にするのは当然やろ!

なんて思うわけですが、本書の質問で

その「自分」とは何なのか?
昨日の心、今日の心が同じだと言える根拠は?

と尋ねられると、なかなか答えに詰まるっていう。

そこで本書では「昨日の心」「今日の心」が
同じだと言える根拠は、2つしかないといいます。

では、その2つとは何なのか?

それは、

自分自身の「記憶」「他人からの承認」

だといいます。

その2つの根拠を例でわかりやすく紹介!

 たとえば明日の朝起きて、もし今までの記憶がすべてなくなっていたとしたら、どうでしょう。
今あなたが思っている「私」は、そこに存在しないはずです。

 あるいは、明日まわりの人間がすべて、あなたのことを別人のAさんだと言い出したら、どうしますか?
あなたはAさんとして生きるか、精神を病むか、自死するしかなくなるはずです。

もし明日まわりの人間がすべて、菅田将暉だ!
なんて言われたら一瞬は嬉しいけど、ずっとそれはちょっと。

なんて妄想するわけですが
そう考えると「自分」ってもろいなと。

私が「私」であるという記憶。

他者から「私」だと認めてもらうこと。

この2つのどちらかでも失ってしまえば
自分であることの根拠が消えてしまうってことは

ふだん、ぼくが「柿田ぴんと」と呼んでるものは

「記憶」と「人との関わり」で成り立ってるわけで!

そのような理由も含めて、本書は

その根拠もなく存在する
不確かな「私」を大切にするとは
一体「何をしたい」と言っているか?

と思うそうで。

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「自分」とは何なのか?

ぴんと
そうはいっても、自分はここにいるし!

なんて、自分が不確かなものだとしても
「いるものはいるんだから!」と思っちゃうし

名前、性別、年齢、性格、職業、家族、住所

など自分を表すものはたくさんあるわけで!

しかし本書では、名前のようなものは

その人が「その時点」で持っている属性に過ぎないと。

それらをすべて取り払ってしまったら、何が残るのか?といいます。

では、人の存在とは何なのか?

 人の存在は、誰もが生まれた瞬間に「他人に着せられた服」をそのまま着続けているようなものです。

 生まれる日も、場所も、性別も、体の特徴も、自分で選んだわけではありません。名前も、親に決められました。
その親すら、たまたま「親」になっただけです。
そもそも、自分から「この世に生まれたい」と希望して生まれてきたわけでもありません。

ここからわかるのは、生まれた時点で
「望んだどおりの自分」はいないってことで

自分で望んで生まれたのであれば

生まれる日、場所、親、容姿

ぜんぶ自分で決めることができて!

人生って本当に運ゲーだと思うし
もう少し身長高く生まれたかったし!!

なんて思うわけですけども
すごく冷静に人について考えると

人はこの世に「たまたま」生まれ
他人から「自分」にさせられたってこと

その「自分」を受け入れるためには
人から認められ、ほめられなければならなくて!

本書では、人間の最大の欲求について

 自分ではなく、人が選んだ服を着ているのですから、誰かから「似合うね」「いいね」と言われて初めて安心でき、その服を着る気になれます。

 それで人間の最大の欲求は、自分を「自分」にしてくれた存在、つまり〝他人から承認されたい〟ということなのです。

承認欲求は、誰しもがもっていて
それが欲しいがために苦しむ人も多くて。

大切なのは、苦しさに立ち向かうのではなく

「自分」という存在にどう折り合いをつけていき
今ある状況を調整し、やり過ごして生きていくか!

人は自分で望んだわけでもないのに生まれ
なんの根拠もない人生を生きていくわけで

ぼくが知ってる言葉に
一切皆苦というものがあって

世の中には嬉しくて楽しいことよりも
せつなくてつらいことのほうが多いという意味で!

「人生とは苦しいもの」
「自分とは、もともとダメなもの」

ということに、気づくことが大事なんですよね。

自分の存在は、言い方を変えれば

たまたま生まれてきた借り物

その借り物である自分を引き受け
どうにか元気づけ、大丈夫だと励ましながら生きていく。

そういう生き方もあることがわかれば
きっとあなたの人生も生きやすくなるのではないでしょうか?

人生に生きづらさを感じている人は

自分を大切にするのではなく
他人を大切にする生き方を探してみてくださいね!

ネガティブな性格で生きづらい人は
こちらの記事もぜひ!心がスッとラクになります。

まとめ『禅僧が教える 心がラクになる生き方 』

禅僧が教える 心がラクになる生き方 』南 直哉
いかがでしたでしょうか?

・「自分」という存在があり、その自分を大切にしなければならないはというのは勘違い!

・名前、性別、年齢、性格、職業、その人がその時点で持ってる属性にすぎない
・人はこの世に「たまたま」生まれ、他人から「自分」にさせられた
・そんな自分と折り合いをつけ、苦しさに「立ち向かう」のではなく、苦しい状況を調整しながら、やり過ごしていく生き方もある
・人間の最大の欲求は、自分を「自分」にしてくれた存在、つまり〝他人から承認されたい〟ということ
・世の中には嬉しくて楽しいことよりも、せつなくてつらいことのほうが多い

今回紹介したのは
本書の1章の2%くらいなんですが

もうこの時点で
自分ってなんだろう
なんで悩んでるんだろうって
よくわからなくなってきたのと

自分を大切にするよりも
他人を大切にするほうが
承認欲求満たせるやんけ!って

心の苦しさに気づくヒントを得られたのと
生き方に対する考えからが、ガラッと変わる1冊でした!

本書は上記以外にも

・悩みは人間関係の中でしか生まれない
・生きるか死ぬか以外は大したことではない
・苦しい嫉妬は、錯覚が生んだ感情に過ぎない
・自分自身で判断できるのは、人生の「些事」だけ
・「欲しい、欲しい」と思う時は、強い不安があるのだと考える
・こじれた人間関係は「愛情」や「努力」では変わらない
・自分が抱えている問題を話せる「淡い関係」の人をつくる
・「自分が、自分が」と考えない

などなど
不安・執着・嫉妬といった
さまざまな感情から起こる苦しみの正体を知り
その「取り扱い方」を身につける方法を紹介!

人間関係の、悩みや苦しみを手放し
今より人生をラクに生きていきたい。

そう思う人はぜひ、本書を読んで

「いろいろあるけど、生きててよかったな」

という、あなただけの善く生きるヒント
見つけてみてはいかがでしょうか?

ぴんと
さいごまで読んでいただき
ありがとうございました!