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こんちわ、柿田ぴんとです!
と書く事に苦手意識を持つ人も
多いのではないでしょうか?
そこで今日紹介するのはこちら!
『書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室』森田哲生
本書は、Webディレクター
ECサイト店長、企業のWeb担当者など
文章のプロではないけど「書かなきゃいけない人」のための文章術読本!
「見出し」「キャッチコピー」「ボディコピー」
コピーの種類別の基本パターンはもちろん
・困ったときのネタの探し方
・トーン&マナーの設定方法など
現役コピーライターが実践するノウハウを紹介しています!
今日はその中でも、Webコピーの書き方を
「カレー」に例えているところに非常に興味をもったので、さっそく書評していきたいと思います!
目次
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小説 ビジネス書 ライトノベル
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Webコピーのコツは料理のレシピにある!
みなさんは料理をするとき
きっと材料やレシピに沿って
作業を進めていくと思います。
文章もそれと同じで
まずフォーマットに落とし込んだり
重要なキーワードを決めたり、目的を定める準備が必要であると!
そこで本書では
ぐちゃぐちゃに書かれた
「カレーのつくり方」を例にフォーマットに落とし込んでいきます。
ジャガイモ3個、ニンジン2本、タマネギ2個の皮をむき、食べやすい大きさにカット。
フライパンにサラダ油大さじ3杯をひき、十分に温めたら牛モモ肉(煮込み用200g)とタマネギ、塩コショウ、ニンジンを入れ、さらに5分ほど炒めたらジャガイモ、ニンジンを入れ、さらに5分ほど炒めます。
ジャガイモに軽い透明感が出てきたら具材を鍋へ。ひたひたになるくらいまで水を注ぎ、そのまま強火で煮込み、沸騰したら浮いてきたアクを取り、ジャガイモとニンジンに完全に火が通ったら、ホールトマト、ヨーグルト、カレールー、チリパウダー、ガラムマサラを入れ、中火で5分→弱火で30分ほど煮込み、隠し味に醤油を大さじ2杯入れ混ぜたら完成。※お米を炊くのを忘れると悲しい結末が。
なんて思うわけですが
これをフォーマット(レシピ)にするとどうなるのか!
お米/ジャガイモ×3/ニンジン×2/タマネギ×2
牛モモ肉200g/ホールトマト/ヨーグルト
サラダ油 大さじ3/塩こしょう/カレールー
チリパウダー/ガラムマサラ/しょうゆ
米をとぎ、炊飯器にセットします。
ジャガイモ、ニンジン、タマネギの皮をむき
食べやすいサイズにカットします。
フライパンにサラダ油を入れ、十分に温めたら
牛モモ肉とカットした野菜を入れ塩こしょうをして炒めます。
まず牛肉とタマネギを5分、
ジャガイモ、ニンジンを入れてさらに5分。
炒めた具を鍋に移し
ひたひたになるまで水を注ぎます。
途中アクを取りながら強火で煮込みます。
具に火が通ったらホールトマト、ヨーグルト、
カレールー、チリパウダー、ガラムマサラを入れて、
中火で5分、さらに弱火で30分煮込みます。
しょうゆを垂らせばできあがり。
フォーマットに落とし込んでみてわかるのは
料理も文章も、レシピと同じだなと!
例えば
と言われても、何の材料を集めて
どのように進めればいいかわかりませんよね。
でも
何が必要で、何をすればいいか頭に浮かぶはず!
つまり、文章を書くときに手が止まってしまう人は
何を作るか?の目的が曖昧だったり材料を集める準備が出来ていなかったんだなと!
これはあくまで、ぼくの意見なので
ここで著者の考えをみてみましょう!
さて、カレーをつくるためには、最低限「つくる人」がいて、「食べる人」の要望や人数の把握があって、それに合わせた「食材」と「調味料」、「道具」を揃える必要があります。
でもそれは、コピーやテキスト作成でもまったく同じことが言えるんですよ。
「つくる人」そのメッセージの発信者ですし、「食べる人」はターゲットの設定です。それに、「食材」は商品やサービスの情報、「調味料」はターゲットに合わせたトーン&マナー、「道具」はそのコピーや文章が掲載されるメディアにあたる…そういうふうに捉えてみてください。
この書評ブログも
わりと料理店を意識していて
まず本を読むときは
どの部分を引用すれば
その人の悩みを解決できるだろう?
と考えながら読む!
その中で、自分の考えをいれつつ
どのように文章を構成すれば、本の素材を活かすことができるか?
この本を買えば
読者の悩み、実生活にも活かせると思える記事にできているか?
と考えてブログを書いていると!
②内容選び、文章作成(調理)
③書評記事完成!(料理)
同じ本でも人によって
選ぶ箇所、文章の書き方が違うから本当におもしろいなと!
ぼくも書評界隈の三ツ星シェフになりたいなと
話がそれまくってるわけですが!!
まとめると、文章を書くときは
誰にその文章を届けたいのか?
どんな材料をどの構成で書くのか?
フォーマットに当てはめて、準備することがいい文章を書く第一歩だとぼくは思います!
ストレスを解消するライティング方法を知りたい人はこちらの記事をぜひ!
【書評Lv.177】エクスプレッシブ・ライティングでストレス解消!『ストレスを操るメンタル強化術』メンタリストDaiGo
文章の「下ごしらえ」
文章は「料理」だと!
必要な情報、条件
材料や要素を整えていく
「下ごしらえ」が必要だということで
本書では、その工程を紹介しています!
①「つくる人は誰だ?」~主語の設定
②「なんのために料理するの?」=目的の設定
③「具材はキーワード」=単語の選定
④「皮をむく」=具体性の調整
今回はその中から
②「なんのために料理するの?」=目的の設定
④「皮をむく」=具体性の調整
をとりあげていきたいと思います!
「なんのために料理するの?」=目的の設定
どんな料理にも、食べさせる相手と感じて欲しい味わいがあるように、コピーやテキストにも、ターゲットと果たすべき使命があります。
というか、ないと困ります。
「なんかこの余白にいい感じのコピー入れてよ」という要求は、断固として拒まねばなりません。
とにかくクリックされたいのか、ユーザーとコミュニケーションを取りたいのか、ブランドイメージを高めたいのか、使命の内容は千差万別ですが、そこをつかまなければ的確な言葉選びができないのです。
電車の乗り換えアプリもそうですよね!
目的地を決めるから
どこの駅で乗り換えて、何分で着くか明確になる!
あと、誰に文章を読んでもらうのか?も大事で
あいてにラブレターを書くときや
プレゼントを渡すとき
あいてによって、何を書くか、渡すかは違ってくるのではないでしょうか!
まずは、その文章をとおして
あいてに何を感じて欲しいのか
どのように行動してほしいのか
目的を明確にすることが大事になってくるわけですね!
「皮をむく」=具体性の調整
ここでいう皮むき作業というのは
単語の具体性を高めて伝達力を増して「キーワード」として有効に機能させること!
豊富な品揃え < 1500点ものラインナップ
お得に買える < 100円から買える
このように具体的に説明することは
コミュニケーションでも大事だなと!
【具体】もう5年以上会ってないなあ
【具体】年に2,3回思い出したかのようにくるよー
【具体】ちょうど1時間待たされたかな
【具体】カップヌードル5個分はあったと思う
このように、あいまいな言葉は多いなと
もっと具体性を高めんといかんなと!思うわけですが
本書では、具体性を高めないほうが
文章、コピーやテキストにおいて役に立つこともあるといいます!
コピーライター = 属性
Rockaku代表 = 社名+肩書き
森田哲生 = 個人名個人名や社名の知名度が属性より低い場合は
あえて皮をむかない方が引きを生む(涙)こちらはジャガイモの皮むきというより、「精米」みたいな話なのですが、あえて具体性を高めず、いい感じに調整することで、コピーやテキストをより伝わりやすく、共感を得やすいモノにするという、秘伝の技です。
特に短い文章、キャッチコピーやニュース記事をつくるときに留意しなければならない大事なTIPSとなります。
チョコモナカジャンボが好きなんです!よりも
アイスが好きなんです!の方が、共感を生むなと!
ラーメン二郎が好きなんです!よりも
ラーメンが好きなんです!のほうが、話は弾むなと!!
具体性の低い、高いを使い分けて
あいてに伝わりやすい文章をこころがけていきたいですね!
あと、最後に本書の「初期設定表」だけは
どうしても見てほしいので、簡単にのせておきます!
・○○商事
【目的は?(誰にどうしてほしい?)】
・既存ユーザーに参加してほしい
【コンテンツの種類は?】
・イベント告知
【キーワードは?】
・開催日:2014年7月7日
・参加特典アリ
・人数限定
・特別ゲストが登壇
【重要なキーワードを具体化すると?】
・参加特典=オリジナルマグカップ
・人数限定=20名様
・特別ゲスト=現役コピーライター
これはあくまで本書の例ですが
ぼくもたまにチェックすると
自分がいまから何を書くべきかが明確になるのでぜひ試してみてくだされい!
書評まとめ『書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室』
『書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室』森田哲生
いかがでしたでしょうか?
文章を「漠然と書く」のではなく
レシピをつくるように材料を揃え、可視化し、整理する=下ごしらえが大事だと気づかされる1冊でした!
本書は上記以外にも
・「看板」から学ぶ「見出し」の基本設計とは!?
・「トラウマ」からひもとく、キャッチコピー改善セラピー
・「ボディコピー」を「ナイスバディ」に変える方法
・「情報」を「コンテンツ」に変える告知コピー制作メソッド
・情報を掘り起こす「シャベル」のつくり方
などなど、Webコピーやブログだけでなく
オウンドメディア運営、コンテンツマーケティングに取り組む方には必読の内容になっています!
「うまい文章が書けない…」
そのような悩みを抱える人には
きっと役に立つ1冊なのでぜひ読んでみてくださいね!