【書評Lv.166】戦略思考に必要な4つのステップとは?『戦略思考コンプリートブック』

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介する1冊はこちら

戦略思考コンプリートブック』河瀬誠

本書は、課題解決に欠かせない
「戦略思考」ツールを数多く収録!

戦略思考を実際に習得できるよう

図表やチャートを使った
仮説検証・論点分解の方法を

具体例と練習問題を交えて解説しています!

日々降りかかる課題を解決する
「最適解」に近づくためのプロセスとは何なのか?

ぴんと
さっそく書評していきたいと思います!

【本の内容】
「最適解」を生み出すスキルを使いこなす。大手企業で人気沸騰中の研修コンテンツを一挙公開。

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「空・雨・傘・紙」で戦略思考を身に着ける

戦略思考は行動するための思考法。

得たファクト(=データや情報)

アクト(=行動)に落とし込んで意味がある!

ってことで、本書では
その課題解決ステップを

空・雨・傘・紙」という比喩を使って説明!

例えば、会社帰りに突然雨が降ってきて
あなたが雨に濡れることが何回かあったとして

「もう濡れたくない!」

と思ったとき、どんな順番で
あなたは課題を解決するでしょうか?

 

そこで本書では、課題解決の流れを解説!

まずは、「 空」を見上げてみよう。
濃い雲がかかっているな……、などがわかるはずだ。

すると、“あしたは「 雨」かな”と予想がつく。

明日が雨なら“じゃあ明日は折り畳みの「 傘」を持って出よう”となる。

しかし、思っただけでは忘れてしまう。
忘れないためには“「 紙」を玄関にでも貼っておく”など対応が必要だ。

そうすれば、明日は帰りに雨が降っても濡れなくてすむ(=つまり課題が解決する)わけだ。

ちなみに、ぼくの場合

前日に玄関に傘を置いても
傘を忘れることが多いので

玄関のホワイトボードにメモ書きしてたりします!

では、上記の「空、雨、傘、紙」の思考の流れを
もう少し詳しく紹介していきたいと思います!

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「空」→ファクト(=情報・事実・データ)を集める

「空を眺めて現状を自分の目で確かめる!」

以外にも

・気圧の変化などトレンドで調べる
・過去の天候の統計を当たってみる
・天気予報など外部のの調査結果を見る

まずは、いろいろな情報・事実・データを集めることが重要!

「雨」→ファクトの分析結果を出す

ここでは、何が問題の本質なのかを分析!

WHY? = なぜその行動が必要か?

という問いに答えをだすこと。

先程の雨の例だと

①明日は何か対策しないと雨に濡れる。

②なぜなら、明日は昼から雨が降るからだ。

③朝、晴れていたら傘は持って出ない。

④だから、雨に濡れない対策が必要だ。

ってな感じで
分析した結果から答えを出すことが大事!

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「傘」→具体的な提言をする

そして、いろいろなオプションを比較して

WHAT? = 何をすべきか

という、問いに答えを出すこと!

雨に濡れないためには

・折りたたみ傘
・長傘を持って出る
・駅でビニール傘を買う

みたいに、何をすべきかを洗い出し

長傘はかさばるし、ビニール傘を買うのは勿体無い

だから、折りたたみ傘を持ってくのがベスト!

という具合に

雨に濡れない対策 → 傘 → 折りたたみ傘

具体的な解決策を提言することが大事!

「紙」→行動(アクト)の具体的なプランを作る

そして具体策を煮詰めたら

HOW? = どうやる?

という、問いに答えを出すこと!

「よし、折りたたみ傘持ってくぞ!」

と決意しても、忘れてしまうのが人間。

だからこそ、朝でかけるときに気づくよう

「紙」を玄関に張って、計画をつくる!

これで、雨に濡れないための課題解決が完了する!

つまり、この一連の「空、雨、傘、紙」のステップ

情報・事実・データを集めて
行動の具体的な計画をつくる

ところまでが戦略思考の流れの基本で

課題解決に当てはめると

「空と雨」で「問題の本質を見つけ」
「傘と紙」で「解決策をつくる」

情報・事実・データから

WHY? = なぜその行動が必要か?
WHAT? = 何をすべきか
HOW? = どうやる?

を意識することができれば
課題解決をすることが可能なので

みなさんもぜひ「空、雨、傘、紙」を実践してみてくださいね!

2つの質問で思考力を高めたい人はこちらの記事もぜひ!

【書評Lv.122】思考力が高まる2つの質問とは?『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている』

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仮説(=仮の答え)を先に出せ

仮説(=仮の結論)をいつも持ちながら
検証を繰り返してどんどん高度化してく

仮説検証サイクル」が戦略思考のエンジン!

では、どうすればこのエンジンを
ぶんぶん回すことができるのか?

そこで本書では

仮説をとりあえず立てて
間違っていたら直せばいい!といいます。

ちなみに仮説とは、課題に対する仮の答え

例えば、こんな感じ!

課題】わが社(飲料メーカー)の新製品の目玉に、どんなものを投入すべきだろうか?

仮説 (例) 】健康食品がブームになっている。
ゴマジュースなんかヒット商品にならないか?
 

課題】わが社の製品(車)は、どんな差別化で勝負すべきだろうか?

仮説 (例) 】車はすでに居住空間だ。
だから最新のカラオケ機能を標準装備にしてはどうか?
 

ちなみに車にカラオケ機能を標準装備は
2002年にトヨタが実際に発表してるやつ!

このように、まず最初の仮説を置くことが大事で
そこから戦略思考のプロセスがはじまるわけだと!

戦略思考の基本は

【仮説検証】
仮説が正しいかどうかを確かめて
間違ったところを改善していくこと

を繰り返しながら、仮説のクオリティを高め
検証のすんだ仮説を最終的な結論とすることで

この「仮説→検証→仮説→検証」の
仮説検証サイクルが戦略思考には不可欠だと!

※エイヤの初期仮説、エイヤの結論ってのは
「エイヤ!」と乱暴に仮説を立てるって意味!

ちなみに仮説を検証するときは

仮説に対して

Why So? (なんでそう言える?)

を問い詰めていき

さらに、新しい情報やデータが見つかれば

So What? (事実から何が言えるか?)

を突き詰めていき
新しい仮説をつくることが大事!

「戦略思考」を身に着けたい方はぜひ
仮説検証を繰り返して、課題解決に取り組んでみてくださいね!

圧倒的にに生産性の高い人に共通する
問題設定&解決法を身につけたい人はこちらの記事もぜひ!

【書評Lv.161】生産性を向上させる2つの軸とは?『イシューからはじめよ 』

書評まとめ『戦略思考コンプリートブック』

『戦略思考コンプリートブック』河瀬誠
いかがでしたでしょうか?

・戦略は、得た情報を行動に移して意味がある。
・課題解決は、「空と雨」で問題の本質を見つけ「傘と紙」で解決策をつくること
・仮説は間違えても良い、とりあえず立てる
・仮説が正しいかどうかを確かめて、間違ったところを改善していく「仮説検証」が戦略思考には不可欠

「空、雨、傘、紙」

日常のあらゆる場面に戦略思考は必要で
仮説をたてなければ何もはじまらないと!

日々生きてく中で、課題はつきもの。

だからこそ、本書で課題解決の方法を学べたのは
今後の人生で、大きなアドバンテージになるなと!

今まで読んだ戦略本の中でも
個人的おもしろい内容が詰まっている1冊でした!

本書は上記以外にも

・イシューツリーの作り方
・初期仮説を作る7つのステップ
・3C:戦略の基本軸
・4P:マーケティングの軸
・5F:競争環境の理解軸
・7S:企業全体像の理解軸
・SWOT:強み・弱みの把握

などなど
図表やチャートを使った
仮説検証・論点分解の方法を
具体例と練習問題を交えて紹介!

「日々降りかかる課題を解決したい。」
「最適解に近づくためのプロセスを身に着けたい。」
「サラリーマンからできるビジネスパーソンになりたい。」

そう思う方はぜひ本書を読んで

最適解を柔軟に導き出すスキル

「戦略思考」を身に着けてみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき
ありがとうございました!
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