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こんちわ、柿田ぴんとです!
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_naku-1-e1549518579459.png)
そんな悩みを抱えている人は
もしかしたら作業にムダが多く
力が分散している可能性があるかもしれません。
そこで、今日紹介する1冊はこちら
『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている マッキンゼーで学んだ段取りの技法』大嶋祥誉
本書は、マッキンゼーのエリートが実践する
アウトプット力が劇的に高まる段取り術を紹介!
今回は「もっとも力を入れるべきところ」だけに
100%の力を注ぐことで、結果を出すことができる
「ミニマム思考」について、さっそく書評していきたいと思います!
目次
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「質×スピード」を高めるミニマム思考
「忙しいばかりで仕事の成果が出ない」
「一生懸命やっているのに評価されない」
「いつも締切ギリギリで間に合わない!」
少しでも当てはまる人がいれば
仕事の段取りが悪い可能性があります。
そんな人におすすめするのが
本書で紹介する「ミニマム思考」
ミニマム思考とは
最小の力で最大の成果を出す思考法で
より多くのことをやろうとしない
最も重要なことにフォーカスして成果を生み出す考え方のこと!
本書ではミニマム思考を
太陽を例に紹介しています。
たとえば、太陽の光を想像してみてください。
通常、太陽の光はあらゆるところを照らして分散しています。
しかし、虫眼鏡を使って太陽の光を一点に集めると紙をも燃やすエネルギーになります。同じように、あれやこれや多くのことを抱えていると、エネルギーはあらゆる方向に分散してしまいます。
しかし、ひとつの方向にフォーカスすると、その力は強力になり、速く進みます。エネルギーを一点に集中することで、必要最小限のエネルギーを使って、最大の成果を生み出すことができるのです。
つまり、最も重要なこと以外を「捨てる」人が
最小限の労力で最大限の結果を出すことができると。
ここで1つ質問です!
あなたは
「今、集中すべき最も重要なことは何か?」
という問いに即答できるでしょうか?
できなければ、エネルギーが分散している可能性が高いと本書。
ちなみに、著者が
リーダーやビジネスパーソンに
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という問いを投げかけると
即答
一瞬で、みんな問いに答えるとのこと。
つまり、ビジネスの第一線で活躍する人はみな
最も重要なことは何かを明確に把握しているため
ゴールに向かって確実に成果を生み出すことができると!
ここで本書では
経営学者のドラッカーが
ミニマム思考の人とはどんな人なのか?について、的確に定義しています。
「成果を上げる秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。成果を上げる人は最も重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしない」
つまり
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という問いに即答できる
ミニマム思考で仕事をすれば
ムダを省き、重要なことにフォーカスでき
仕事の質もスピードも劇的にアップするので、みなさんもぜひ意識してみてくださいね!
段取りは「バリュー」を決めることからはじまる
ここでは、ミニマム思考を語るうえで避けては通れない最も重要な概念
「バリュー(価値)」について
紹介していきたいと思います!
ここでまた質問!
「あなたの提供するバリュー(価値)は何でしょうか?」
ここで即答できたら
カッコイイんですけど
なかな難しいですよね。
本書ではその理由は、多くの人は自分の提供する「価値」について考えたことがないからだといいます。
そもそもバリューっていうのは
価値という意味なんですけど、簡単に言えば
自分と相手にとっての「メリット」で
この仕事をすることによって
自分自身やお客様、仕事相手にメリットがある。
それがまず、仕事でも大前提になってくると!
ここで本書では
スターバックスコーヒーが提供している価値について紹介しています。
家(第1の場所)でも職場(第2の場所)でもない「第3の場所」を提供するというコンセプトにスターバックスの価値の真髄が表されています。
つまり、単においしいコーヒーが飲めるカフェではなく、利用者が自由に過ごせる空間を提供することが価値なのです。禁煙でちょっとおしゃれな空間。
そこで、Wi-Fiや電源を無料で使えるのでパソコンで仕事ができますし、友人とのおしゃべりにも使える。また、一人でじっくりと本を読むこともできます。
おしゃれな空間で知的な活動や遊びの体験ができるというのが、スターバックスの価値。このような価値を提供するカフェ空間は、それまでは存在していませんでした。
つまり、コーヒーという商品そのものでなく
コーヒーと一緒に体験する空間を提供していると!
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![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinko_egao-1-e1549517543601.png)
に応える、それがバリュー(価値)だと。
ちなみにぼくが書評ブログ始めたのも
「もっと本の内容を味見できるような
わかりやすい書評ブログあったらいいなあ」
って思ったのが、きっかけだったりして。
「あなたの提供するバリュー(価値)は何か?」
この意識があるだけでも
行動が変わってくると思うので、ぜひお試しあれ!
期待以上の価値を生み出したい人は、こちらの記事もぜひ!
【書評Lv.30】期待以上の成果をだす人はココが違う!『入社1年目から差がついていた! 頭がいい人の仕事は何が違うのか?』
あなたの仕事はバリューを出しているか
と自問してみるとギクッてなるけど
バリューは自分で決めることが大事で
バリューに正解はないし
それぞれの仕事に異なる価値があるんですよね。
本書ではバリューについて
バリューとは仕事の当事者が、顧客にとってのバリューは何かを、自分自身で見つけ出すと決めることです。
ワクワクと感じ、ぐっとくる価値を見つけること。そしてそれを楽しむことです。
なぜなら、ワクワク感や楽しみは、必ず伝わっていくものだからです。
そう、このバリューを
自分で見つけるのがすごく楽しくて
上司に企画書を作成する時だったら
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だったり、書評ブログだったら
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紹介されている本を買って
実践したら問題を解決できた!
という人が増えることが
バリューなのかなと考えます。
ここで一番伝えたいことは
ミニマム思考の人は
「何をしているか」ではなく
「どんなバリューを生み出しているか」で仕事を進めているということ!
まずはバリューを生み出すことをワクワクして、
顧客や読者に届けていくことを意識していきたいですね!
仕事の質とスピードを同時に上げたい人はこちらの記事もどうぞ!
【書評Lv.37】仕事ができる6%になるコツ!『仕事のスピードと質が同時に上がる33の習慣』
バリューを意識すれば結果も変わる
そして最後にバリューをもつ大事な理由は
仕事に対して「どんなバリューを出すべきか」を常に意識すること。
これができると集中すべき重要なことが見えてくるようになります。
本書では、城の建造を例にわかりやすく紹介!
たとえば、城の建造に必要な石材を切り出す仕事に従事しているとします。
このとき、「白で統一された世界一の美しさで感動を与えること」がバリューになる城をつくることを最初から意識できていれば、白くて見栄えのする石を選んで切り出すに違いありません。
しかし、事前に仕事のバリューを意識することなく作業をはじめてしまえば、石の色にこだわらず、手当たり次第に石を切り出してしまうでしょう。
これはブログにも当てはまりますよね。
「40代男性におすすめの商品を紹介」
という記事を書くときは
40代の男性がほしい情報を集めるわけで
20代女性の流行商品について情報収集する人はいないはず!
つまり、バリューが明確になっていない仕事は
ムダがおおく迷走することになるため結果がでないと。
つまり、ここで言いたいことは
バリューが明確になっている仕事は
やるべき道筋がはっきりと見えているので
仕事をはじめる前にレベルの高い
結果を得られることができるということ!
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_sashibo-1-e1549518621399.png)
もし即答できないなら迷走の可能性あり。
「短時間で大きな成果を上げたい!」
そう思う人は、まずは立ち止まって
バリューを明確に決めることからはじめてみてはいきましょい!
思考力を鍛えたい人はこちらの記事もおすすめです!
【書評Lv.108】1を聞いて10わかる人の特徴とは?『ひとつ上の思考力』
書評まとめ『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている』
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/matomememe.png)
『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている マッキンゼーで学んだ段取りの技法』大嶋祥誉
いかがでしたでしょうか?
・「あなたの提供するバリュー(価値)は何か?」に即答する!
・バリューが明確になれば、やるべき道筋がはっきりと見える!
・仕事をはじめる前にレベルの高い結果が得られる!
ミニマム思考はより多くのことをやろうとしない
最も重要なことにフォーカスして成果を生み出す考え方のこと!
もうこの一言に尽きるなと。
ちなみに、今回の記事は
「ミニマム思考」と「バリュー(価値)」について
紹介していきましたが、実はまだまだ序の口、準備段階!
ミニマム思考の全体像は
②仮説
③全体設計
④アウトプットのデザイン
⑤ワンランク上の段取り術
⑥「五感」を研ぎ澄ます習慣
っていう、ボリューム具合ですが
これを身につけることができれば
仕事の結果は「はじまる前」に決まるのは間違いなし!!
本書は上記以外にも
・ネット上の情報は「だから何?」まで考える
・仕事を「定量」と「定性」に分ける
・作業の見積もり時間は「2倍」にする
・アウトプットは「3」でまとめる
・仕事の全体像を把握する「ビジネスシステム型段取りチャート」
・仕事の進め方は「キャラクター優先」
などなど
平均年収2300万のマッキンゼーで学んだノウハウを、これでもかというくらい紹介されています!
それが1500円ちょっとで知れるなんて
どんだけ安いねん!と思うわけですが
人生の半分以上が仕事なのは確かなので、
エリートが実践するアウトプット力が高まる段取り術を
先に知っておくのは、人生にとってかなりのプラスになるなと!
「忙しいばかりで仕事の成果が出ない」
「一生懸命やっているのに評価されない」
「いつも締切ギリギリで間に合わない!」
そう思う人は、ぜひ本書を読んで
ムダのない、バリッバリに成果の出る
仕事術を実践してみてはいかがでしょうか?
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_egao-1-e1549518434533.png)
一生懸命仕事をしているのに
それに見合った結果が出ない…!