【書評Lv.161】生産性を向上させる2つの軸とは?『イシューからはじめよ 』

この記事を書いた人

柿田ぴんと
チョコモナカジャンボが好き!
1日1冊ビジネス書を書評してます!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介する1冊はこちら

イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」安宅和人

本書は、コンサルタント
研究者、マーケター、プランナー…

「生み出す変化」で稼ぎ、生産性を向上させる
プロフェッショナルのための思考術
を紹介しています!

そもそも「イシュー」とは

「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」
「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」

の両方の条件を満たすもので

本書では、あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではないという。

つまり、本当に生産性のある仕事をするには
この「イシュー」を見極めることが重要
だと!

では、イシューを見極めるにはどうすればいいのか?

圧倒的にに生産性の高い人に共通する
問題設定&解決法を身につけるためにも

ぴんと
さっそく、書評していきたいと思います!

【本の内容】
MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。
「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。

悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える

本書では、「イシュー」の前にまず

「考える」と「悩む」の違いについて

悩む

「答えが出ない」という前提のもとに
「考えるフリ」をすること

考える

「答えが出る」という前提のもとに
建設的に考えを組み立てること

こうみると「悩む」「考える」って
似た顔はしてるけどまったく別物で

「悩む」は「答えが出ない」前提だから
そりゃいくらやっても徒労感しか残らんわな!

と悩む時間は勿体無いと思うわけですが

本書では、仕事において
悩むのはバカげたことだといいます。

 仕事とは何かを生み出すためにあるもので、変化を生まないとわかっている活動に時間を使うのはムダ以外の何ものでもない。

これを明確に意識しておかないと「悩む」ことを「考える」ことだと勘違いして、あっという間に貴重な時間を失ってしまう。

ビジネスですべきは「考える」ことであり
「答えが出る」という前提が必須条件であって

「悩む」と「考える」の違いを意識することは
仕事の生産性を高めるうえで重要になってくる
と!

「何に答えを出すべきか」について
ブレることなく活動に取り組めれば

それについて考えることで
スタートダッシュは圧倒的に速くなるし
どんな混乱が発生するかも予防できて!

「答えがでる」という行き先が見えれば
力が自然と湧いてくるように

作業の目的となるものが「イシュー」なんですよね!

次の項では「イシュー」の考えについて
必要な考え方を紹介していきます!

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「生産性」とは何か?

本書では「イシューからはじめる」
という考え方を身につけるためには

一般常識を捨てることが大切だといいます。

●「問題を解く」より「問題を見極める」  
●「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
●「知れば知るほど知恵が湧く」より「知り過ぎるとバカになる」  
●「1つひとつを速くやる」より「やることを削る」  
●「数字のケタ数にこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」

前半が一般的な考え方
後半が「イシューからはじめる」考え方

ここからわかるのは
「イシューからはじめる」という考え方は

「生産性を向上のために効率を重視する」

というものとは焦点が異なるということ!

てか、そもそも生産性ってなんぞやって話で!

そこで本書では、生産性について
図でわかりやすく説明しています。

つまり、どれだけのインプットで
どれだけのアウトプットが生み出せるか!

見て分かるように、生産性をあげるには

アウトプットをするための労力・時間を削って
同じ労力・時間でより多くのアウトプットを生み出す。

ブログで例えるなら

文章の書き方を調べたとしても
記事を書かなければ生産性は0で。

読書でいえば

10時間、本を読み続けても
行動に移さなければ生産性は0で。

そこで本書では、プロフェッショナルについて

 プロフェッショナルとは、特別に訓練された技能をもつだけでなく、それをベースに顧客から対価をもらいつつ、意味あるアウトプットを提供する人のことだ。

つまり、「バリューのある仕事とは何か」という問いへの答えがわからなければ、生産性など上げようがないのだ。

ブログの記事も同じだよなーと。

どれだけ記事を書いても

読まれなければ意味はないし
何かしら読者の反応を起こすような

成果を生み出す記事を書かなければ
意味のあるアウトプットとは言えなくて!

では、バリューのある仕事とは何か?

あなたにも1度じっくり考えてほしい!

 

よくある答えとしては

・質の高い仕事
・丁寧な仕事
・ほかの誰にもできない仕事
 

しかし、これはすべて本質ではなくて

 

「質」って何やねんって話だし
丁寧だからといって、価値のある仕事ではない。

他の誰にもできない仕事は
言い換えれば、誰もやらない価値のない仕事で。

このような答えは、本質の半分も達していないと本書!

というわけで、次の項では
「バリューのある仕事」について
わかりやすく紹介していきます!

生産性を高めるための
頭のやわらかさをチェックしたい人は、こちらの記事もぜひ!

生産性のある仕事とは何か?

本書では、バリューの本質は
2つの軸から成り立っているといいます。

イシュー度」「解の質

さらに「イシューの定義」について

イシューの定義

①2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
②根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

①と②を満たすものがイシューで

これを先程のバリューの本質
2つの軸に当てはめてみると

イシュー度

「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要さ」
 

解の質

「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
 

ちなみに、多くの人は
解の質を上げることが
仕事のバリューを決めると考えていて

イシュー度つまり課題の質については
あまり関心をもたない傾向があるとのこと。

しかし、本当のバリューのある仕事をして

世の中に意味のある価値を与えようとするなら
あるいは本当にお金を稼ごうとするのなら

このイシュー度」が大切になってくるわけで!

その理由について

「イシュー度」の低い仕事はどんなにそれに対する「解の質」が高かろうと、受益者(顧客・クライアント・評価者) から見たときの価値はゼロに等しいからだ。

プレゼンで例えるなら

「イシュー度」が低いものだと
見やすい資料をつくる」という課題。

「イシュー度」が高いものだと
相手を動かして、お金をいただくこと」という課題。

見やすい資料をどれだけ作ったとしても
相手には響かなければまったく意味ないわけで

相手を動かすことを目的にすれば
何をすればいいのかは自ずと見えてくるわけで!

「イシュー度」で、仕事の生産性が決まるといっても過言ではないと。

そこで次の項では、どうすれば
「バリューのある仕事」ができるのかについて紹介していきます!

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踏み込んではならない「犬の道」

本書では「バリューのある仕事」をするために
絶対にやってはいけないことがあるといいます。

それは

一心不乱に大量の仕事をして右上に行こうとすること。

このように
「労働量によって上にいき左回りで右上に到達しよう」
というアプローチを、本書では「犬の道」と呼んでいて

ぼくもこの「犬の道」めっちゃ通ってるていう!!

かれこれ160日以上
毎日書評ブログを書いてるけども
思考停止して作業に没頭することも多くて

その中でも、価値を生み出している記事は
わりと一握りだったりするわけでして!!

そこで本書で、大事なところ

 世の中にある「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。

世の中で「問題かもしれない」と言われていることの総数を100とすれば、今、この局面で本当に白黒をはっきりさせるべき問題はせいぜい2つか3つくらいだ。

つまり、「イシュー度」の低い問題に
どれだけたくさん取り組んで解を出しても

最終的なバリューは上がらずに、疲弊するだけで!

努力と根性だけじゃ
いつまでたっても価値は生まれないんですよね!

ちなみに著者は
数ヶ月のプロジェクト期間で
500枚ほどのチャートを書いたものの

最終報告に入ったのは5枚だけだったそうで。

つまり、最終的なアウトプットは1%
上司の「イシュー度」によって厳選されるので

どんなに質が良くても、選ばれることはないっていう!

つまり、何も考えずにがむしゃらに働き続けても

「イシュー度」「解の質」双方を満たさなければ
「バリューのある仕事」まで到達することはない
と!

生産性を高める思考力を
身につけたい人はこちらの記事もぜひ!

本当にバリューのある仕事に近づくには?

では、どうすれば
「バリューのある仕事」
近づくことができるのか?

それは、ヨコ軸のイシュー度を上げ
そのうちタテ軸の解の質を上げていくこと!

まずは徹底して、仕事の作業で意味のあること
つまり「イシュー度」の高い問題に絞ることが大事になってくると!

そこで本書では、「イシュー度」の絞り方について

 いきなり核となる問題に絞り込むことはできなくても、 10 分の1程度に絞り込むことはできるはずだ。

 仕事をはじめたばかりでこの判断ができないなら、自分の上司なり研究室の指導教官なりに聞けばよい。
「自分が思いついた問題のなかで、本当に今答えを出す価値のあるものは何でしょうか」と。

ちなみにぼくの場合
上司に聞くのがすごく苦手で

自分で「イシュー度」を絞っては
怒られることが多かったんですけど

結果的に、上司に聞いたほうが
「イシュー度」の高い問題を絞れるので

ひとつの問題に投下できる時間は
簡単に 10 ~ 20 倍になるんですよね!!

次に、絞り込んだあとの作業について

 絞り込まれたなかで特に「イシュー度」の高い問題から手をつける。

この場合、「解きやすさ」「取り組みやすさ」といった要因に惑わされてはならない。あくまで「イシュー度」の高い問題からはじめる。

あとは、アウトプットを繰り返せば
「解の質」は自ずとあがってくるので
バリューのある仕事を生み出せるわけだと!

ここまでくると、このアプローチのためには

どうしても最初のステップ
「イシュー度」の高い問題を絞り込み
時間をうかせることが不可欠になってきます。

「あれもこれも」とがむしゃらにやっても成功はできず

死ぬ気で働いても仕事はできるようにならなくて!

うさぎ跳びを繰り返しても
イチロー選手にはなれない。

「正しい問題」に集中して
「正しい訓練」をすることこそが

成長に向けた、バリューのある
仕事を生み出す、第一歩だと思います!

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「圧倒的に生産性の高い人」のアプローチ

「バリューのある仕事」の
本質について理解したところで

さいごにそれを生み出すプロセスを簡単に紹介!

本書ではまず、何も考えずに仕事をするとどうなるか

月曜日から金曜日までの5日間で
あるテーマについてまとめる例を紹介!

月曜……やり方がわからずに途方にくれる  
火曜……まだ途方にくれている  
水曜……ひとまず役立ちそうな情報・資料をかき集める  
木曜……引き続きかき集める  
金曜……山のような資料に埋もれ、再び途方にくれる

では、圧倒的生産性の高い

「イシューからはじめる」
アプローチではどうなるか?

そうつまり、今回の記事で紹介したのは

まだ「序章」っていう!!

本書のこのプロセスを繰り返し行うことで
レベルの高いアウトプットを生み出せるようになると!

このサイクルを「素早く回し、何回転もさせる」ことができれば

より深い論点が見てきて
あなたの生産性も向上すると思うので
気になった方はぜひ、本書を読んでみてくださいね!

1を聞いて10を知れる
頭のキレる人になりたい方はこちらの記事もぜひ!

まとめ『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人

イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人
いかがでしたでしょうか?

イシューの定義

①2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
②根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

イシュー度

「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要さ」
 

解の質

「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
 

・「悩む」→「答えが出ない」という前提のもとに「考えるフリ」をすること
・「考える」→「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
・一心不乱に大量の仕事をすることはムダ
・「イシュー」を見極め、解を磨くことが生産性のカギ

仕事術に関する本はたくさん読んできたけど
ここまで読んでて夢中になった本は久しぶりでした!

内容が濃くて、すこし理解するのは難しいけれども

本書を何回も読んで理解すれば
少ない時間で高い生産性を発揮できる
脱・犬の道もそう遠くはないかと!

仕事に対する景色がガラッと変わるので
仕事の生産性を高めたい人は必読の1冊だと思います!

本書は上記以外にも

・よいイシューの3条件
・イシュー特定のための情報収集3つのコツ
・イシュー特定の5つのアプローチ
・アウトプットを生み出すとは
・言葉で表現するときのポイント
・優れたチャートと磨き込みの3つのコツ
・ストーリーラインを磨き込む3つの確認プロセス

などなど
圧倒的にに生産性の高い人に共通する
問題設定&解決法を数多く紹介しています!

あなたが「問題だ」と思っていることは
「いま、ケリをつけるべき問題」ではなく

世の中に変化を生み出すことは、ほとんどなくて。

人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短いもの!

だからこそ

「本当に価値のある仕事をしたい!」

そう思う人はぜひ本書を読んで
生み出す変化で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術を身に着けてみてくださいね!

きっと、あなたに本当に必要な
「イシュー」を見極めることができると思います。

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!