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こんちわ、柿田ぴんとです!
このような、もどかしーい経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
お客様や、社内の人、気のしれた友人などなど
日々、伝える場面は多いと思います。
ですが、思ってることをうまく伝えれないことで、
仕事の成果や、評価、人間関係などに影響がでてしまうこともたしか。
それだけ、「伝える力」というのは大切になってくると!
そこで、今日紹介するのは
「わかりやすさ」にとことんこだわった構成とつくりで、「説明下手」に悩む日々からの卒業できる1冊
「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツを書評していきたいと思います!
☆本の内容
「思考整理」「コミュニケーション」「わかりやすい説明」をテーマにこれまで5000人以上に“目からウロコ”の指導を行ってきた浅田氏が、自らの集大成ともいえる説明スキルアップの秘訣を大公開!
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「動詞表現」ではなく「動作表現」にする
本書では「なぜうまく説明できないのか?」について、
「動詞」と「動作」の違いを理解していないことが原因だといいます。
動作:その言葉を見聞きすれば「どう行動したらいいか」わかる表現
ビジネス書でよく聞く「目的を意識する」という言葉。
けれども、その「動詞表現」はNGと本書ではこのように説明しています。
いったいどうすれば、「目的を意識する」ことができるでしょう?
しばらく時間をとって、ご自分なりの答えを用意したうえで、次のページに進んでください。さて、いかがでしょうか。
答えはいろいろと考えられますが、ここではシンプルに、次のようにしておきましょう。目的を紙に書いて、繰り返し見るポイントは、この表現を見聞きした相手が「行動」できるか、「実践」できるか、「習慣化」できるかです。すなわち「動作」に移せるか。
ふだん、研修などの際にこのワークをやっていただくと、およそ8割の受講者が、こういった「動作」レベルの回答をすることができません。
いかがでしたでしょうか?
動作:「目的を紙に書いて、繰り返し見なさい!」
あきらかに、動作のほうが何をすればいいかが明確ですよね。
つまり、伝わらない理由は「動詞」という曖昧な言葉で表現しているから!
「お客様目線で考えろ!」
「もっと危機感をもて!」
「これやっておいて〜」
これもぜーんぶ動詞表現なんですけど、どうでしょう。
もうね、何すればいいかわからないですよね!
伝えることの目的は、相手が行動すること
だからこそ
目的を紙に書いて、繰り返し見る!
というように、
動作:どう行動すればいいかわかる表現で伝えることが、うまく説明できるコツだと!
あなたの伝え方は、どちらでしょうか?
動詞から動作へ、伝え方を変えるだけでも相手の行動が変わっていきます。
まずは、具体的にどんな行動をしてほしいのかを伝えることからはじめてみましょい!
無責任な「ちょっとこれ、まとめておいて」を言わないために
上司から部下に対して「ちょっとこれ、まとめておいて」という「動詞」表現ってよくありますよね。
「どうまとめるか」を本人に考えさせるのも大事だとは思うんですが、「そう言われても〜」って社会人なりたての頃、ぼくはめちゃ思ってました。
そこで本書では「動詞で指示するのは、人材育成上の配慮だから問題ない」というコメントに対して、スカッとする内容で書かれおります!
「なるほど、確かに育成上の配慮として、あえて動詞表現でぼやかすということはありえるでしょう。
ただ、1つだけ確認してほしい『条件』があります。
それは『仮に自分が、動作で表現しろ、と言われたらできるか?』ということです。たとえば『ちょっとこれ、まとめておいて』という指示を出すのであれば、ご自分でも『自分だったらどうまとめたらいいか――たとえば、もっとも大事なポイントを3つ選んで、取り組むべき順に紙に書き出してみる、など』といった答えは、少なくとももっておいたほうがいいでしょう。
自分でもどう動作にしたらいいかわからないことを丸投げしても、相手は教育の一環とはまず思ってくれません。信頼関係を損なうだけです」
こ、これはかっこよすぎるぜ・・・
けれども他人事ではないのもたしかなので、
まずは「動詞」はなく「動作」で伝えることを意識していきましょい!
動詞と動作が区別できれば、成功できる理由に関する記事はこちら!
【書評】なぜ自己啓発本を読んでも、成功できないのか?『夢をかなえるゾウ』
伝えることを「3つ」に決める
わかりやすい説明をするには、
伝えることを3つに決めること!
その理由を、本書では5W1Hを例に紹介しています。
企業研修の場で、私はよくこんな質問を投げかけます。
「いきなりですが、『5W1H』を口に出してすべて言えますか?」試しに、あなたも一度、ここでこの問いの答えを考えてみてください。
答え終わってから、次のページを開くようにしてください。さあ、いかがだったでしょうか。無事にすべて言えたでしょうか。
まず、6つすべて口に出して言えなかったという方へ。
なぜ、言えなかったのでしょうか?「5W1H」というキーワード自体は、学生時代から何度か見聞きして「知っている」はずです。
社会人になってからも、仕事を進める際の基本フレームワークとして教わった方も多いでしょう。ところが、いざ暗唱してみてくださいと言われると、これが意外にできない。 そんな自分に直面した方も多いはずです。
ここでわかる事実は、知っているはずの「5W1H」を大して使いこなせていないということ。
それはなぜか?
理由は、「単純に数が多すぎる」から
本書では、人が記憶に残りやすく、
理解できるのは3つまでといっています。
・過去、現在、未来
・サイン・コサイン・タンジェントおおお
このように、3つで考えたほうがスッキリしてわかりやすいですよね。
バイキングビュッフェもそう!
あれもこれもと、食べたい料理をすべて食べたら
胃袋限界マンでケロケロけ〜てことになりかねません。
それで困るのは自分ですが、仕事の場合はどうでしょう?
あいてに伝えたい情報を、すべて伝えようとしたら、相手は情報が多すぎて、アタマはパンクしてしまいますよね。
その結果、あいては理解できず何をすればいいかわからなくなると。
伝えることの最終目的は、相手に行動してもらうこと。
そのためにも、伝えたいことを3つに決めて
相手の理解しやすいようにすることが、わかりやすい説明をしていきましょい!
まとめ「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツ
「いまの説明、わかりやすいね! 」と言われるコツ
いかがでしたでしょうか?
・「動詞表現」ではなく「動作表現」にする
・伝えることを3つに決める
なぜ、わかりやすい説明ができないのか?
いたーいほどに、気付かされる素敵な1冊でした。
・お客様にうまく「伝わらない」がために仕事で成果が出せない。
・社内の人に「伝わらない」がために、希望の評価につながらない。
・「伝わらない」がために、転職・独立がうまくいかず、理想の人生が歩めない。
などなど、「伝えることの重要性」は日々増えてきてるように思えます。
だからこそ、相手に理解される、わかりやすい説明を身につけることが大事!
本書は「伝えること」で悩みをもつ人には「ドストライクな1冊」なので、気になった方はぜひ1度読んでみてくださいね!
PART1 なぜ、うまく説明できないのか?
●理由その1 「動作」にできていないから
●理由その2 「数」を増やしすぎるから
●理由その3 「すべてカバー」しようとするから
PART2 「わかりやすい説明」の条件とは?
●ポイントその1 数を「3つ」に絞ること
●ポイントその2 「構造」にはめること
●ポイントその3 「動作」で伝えること
PART3 どうすれば、説明上手になれるのか?
●方法その1 「3つの視点」で「情報を整理する」
●方法その2 「3つの構造」で「考えをまとめる」
●方法その3 「3つの動作」で「伝える」