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こんちわ、柿田ぴんとです!
今日紹介するのはこちら
『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
本書は、「6つのステップ」で
部下が成果を上げる質問力が身につく方法を紹介!
良い質問ができれば
「情報を引き出す」ことも
自分、他者にかかわらず
「思考を促す」ことも
周りとの「関係を築く」こともできて!
単なる質問テクニックではなく
本当の「質問力」とは何なのか?
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_sashibo-1-e1549518621399.png)
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質問力を上げる4要素
本書ではまず、質問力を高めるために
4つの要素を身につける必要があると!
②問いかけ
③フィードバック
④議論の見える化
そこで今回は4要素の1つめ
①抽象化思考についてみていきまっす!
「つまり」を捉える思考
まず、質問力をあげるための
「抽象化思考」を説明すると
相手の言っていることは
「つまり、どういうことなのか」をつかむ力のことで
相手の言ってることを
「咀嚼」「要約」すること!
ここで本書では
抽象化思考を説明するために
コミュニケーションが苦手な人の
特徴を例に紹介しています。
コミュニケーションが苦手な人の特徴の1つに、「言葉そのものに反応する」「字面に反応する」というのがあります。
例えば、企画書を上司にレビューしてもらっているとします。
そのとき、上司が「これをクライアントに見せるのはいつだっけ?」と言ったとしましょう。
このとき「今週末です」とだけ答える人は、コミュニケーション上手とは言えません。確かに上司の問いには答えていますが、「いつ見せるのか?」の奥には、問いを発した「意図」が隠れているはずです。
「あとどれくらいブラッシュアップに時間を使えるのか」かもしれませんし、「このレベルだと話にならないから、ゼロベースでやり直したほうがよさそうだけれど、時間的に間に合うのか」かもしれません。
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_sashibo-1-e1549518621399.png)
と思うわけですが
ここで大事なのは
相手の発した言葉だけに
とらわれてしまうと
その奥にある意図を見逃してしまうってこと!
その意図に気づけるような部下を
ビジネスシーンに当てはめるとこんな感じ
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_gimon-1-e1549518482809.png)
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinko_defo-1-e1549516687551.png)
ぴんこ気が利きすぎ!?
と思うわけですが
ここで言いたいことは
「抽象化思考」は相手の言葉の「つまり」を理解すること!
コピーお願い!
→つまりどういうこと?
→役員の人がみる資料だから
→完成度を上げる必要がある?
→どうすれば役員の人たちにみやすい?
のように相手の言葉の意図に
仮説を立てていくことが大事だと!
全ての行動には、必ず意図があるので
質問力を高めたい人はぜひ!
「つまり、どういうことなのか?」を
意識しながら、相手の意図を理解していきましょい!
要求の理解を阻む3つの要因
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_komaru-1-e1549518526589.png)
と思う人も多いはず。
そこで本書では、相手の意図
つまり要求の理解を阻む3つの要因について紹介しています。
②抽象度の壁
③意識の壁
ここでは、①言葉の壁、②抽象度の壁についてみていきましょい!
①言葉の壁
まず最初に「言葉の壁」について。
同じ言葉でも、人によって
意味が変わることってありますよね!
例えば
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_bikkuri-1-e1549517858561.png)
って聞くと
頭の中に描かれるイメージは
どんなものでしょうか!
・超でかいゴールデンレトリバー
・忠犬ハチ公のような秋田犬
のように、それぞれイメージするものは違うはず!
(ちなみにハチ公が秋田犬は知らんかった)
小型犬や大型犬、ロボット犬
自分が飼っている犬をイメージしたり
同じ言葉であっても
イメージするもの
意味は人によって異なるわけで
ここで伝えたいのは
「言葉は抽象化されている」
ということ!
本書では抽象化について
わかりやすく図で紹介しています。
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2018/07/img_7132.jpg)
ぼくもエンジニアをやってると
「システム」って言葉が通じないことがあって
IT系だと「情報システム」でも
経営者だと「ビジネスモデル」だったりして!
つまり
言葉は考えていることの
一部しか表現できないと!
言葉はラベルでしかないと!
正しく表現されるとは限らないし
受け取るほうも同じ意味で
理解できる保証もなくて
なので、言葉の意味を受け取って
「この認識であってますか?」と確認しながら
言葉の壁を意識しながら
コミュニケーションをとることが
相手の意図、要求に気づく第一歩です!
②抽象度の壁
先ほどは、同じ言葉でも
人によって意味が変わる
「言葉の壁」について
紹介したわけですが!
ここでは、同じ言葉でも
人によって抽象度が変わる
「抽象度の壁」について紹介!
まず最初に本書では
「○○してほしい」という言葉には
②仕様
③指示・作業
の3つのレベルに別れるといいます。
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2018/07/img_7133.jpg)
「要求ー使用ー指示・作業」の関係について
本書ではセミナーの座席レイアウトを例に紹介!
僕が講師をする場合、「違う背景を持った人たちで交流してほしい」「異なる視点をシェアしてほしい」と考えているので、グループに分かれてもらうことが多いです。
要求というのは文字通り「○○したい」です。
どういうことを実現したいのか。セミナーの座席の例でいえば、「違う背景を持った人たちで交流してほしい」という要求があり、その要求を満たすために「グループ分けをする」という仕様があるわけです。
仕様とは、どのような手段で要求を満たすのかという方法のことです。
「5人が座れる島にする」「お互いの顔が見えるように配置する」も仕様です。指示・作業は、どのようなアクションで仕様を実現するかです。
行動ですね。例えば、「長机を倉庫から運んでくる」とか「イスを並べる」とかです。
この「仕様」「指示・作業」は
ぼくの中で、「動詞」「動作」とすごく似てるなと思ってて
ものごとを伝えるうえで
欠かせない要素だったりするんですよね。
動作:その言葉を見聞きすれば「どう行動したらいいか」わかる表現
例えば、「目的を意識する」という言葉。
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_komaru-1-e1549518526589.png)
目的を意識できるんや!
と思うわけですが
目的を紙に書いて、繰り返し見る!
といわれれば
どう行動すればいいか
明確になるのではないでしょうか。
動作:「目的を紙に書いて、繰り返し見なさい!」
つまり、伝わらない理由は
「動詞」という曖昧な言葉で表現
つまり、「仕様」でものごとを説明しているからであって
「指示・作業」の行動
つまり実行可能なところまで落とし込む必要があると!
もし相手に伝わらないことがあれば
あなたの言葉は「仕様」になってないか
今一度チェックしてみましょい!
曖昧なコミュニケーションを
具体的に変えたい人はこちらの記事もぜひ!
【書評Lv.39】コミュニケーション能力もUPする!『書かずに文章がうまくなるトレーニング』
要求を考える思考
「仕様」「指示・作業」はわかった
けれども、その奥には
「要求」というものが隠れていると!
そこで本書では、丸テーブルを例に
「要求」を考える練習を紹介しています!
このカフェゾーンには、「丸テーブル」がたくさん並んでいます。なぜ丸テーブルなんでしょう?
パソコンを使ったり、ノートに書いたりするには、丸テーブルではなく四角いテーブルのほうが使いやすいと思います。
でも、あえて丸テーブルを使っています。この丸テーブルというのは「要求─仕様─指示・作業」の関係でいえば、「仕様」です。
この仕様の奥には「要求」、つまり意図があるはずです。わざわざ丸テーブルを使う理由です。
なぜ丸テーブルにしたと思いますか?(中略)少し考えてみると、仕様の奥にある「要求」が見えてきます。
この思考回路を身につけると、何かが目に入るたびに、「この仕様の要求はなんだろう?」と考えるようになります。習慣になります。
仕様の奥にある「要求」を知ることが、仕事においては非常に重要です。
なるほどう・・・
カフェに行って
なぜ丸テーブルなのか?
なんて考えたことなかったわけやが
ここで丸テーブルの要求を少し
考えてみたいと思います!
どれが正しいかは、わかりませんが
向きをそろえなくてもいい
みたいに少なからず要求は存在するなと!
これは日常にも当てはまると思って
例えば、友達とランチに行く時に
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinko_egao-1-e1549517543601.png)
と友達が言ったとして
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/pinto_gimon-1-e1549518482809.png)
と疑問にもつと
いろいろなことが
見えてくるようになって!
・このあと急ぎの用事があるから、早く手軽に食べれるものがいい!
みたいに、その人の行為には
何かしらの要求が隠れてたりするんですよね!
普段使っている、電車も歯ブラシも
日常にあるものすべて、人それぞれ
何かしらの要求が存在すると!
なので、要求を考える思考を身につけたい人はぜひ
何かが目に入るたびに
「この仕様の要求はなんだろう?」と
疑問を持つことを習慣にしてみてはいかがでしょうか!
そうすればきっと
モノや人の要求がわかる
思考力を高めることできるのでぜひ試してみてくださいね!
同じ著者の文章の書き方が身につく記事はこちら!
書評まとめ『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
![](https://kkperial2.com/wp-content/uploads/2019/02/matomememe.png)
『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
いかがでしたでしょうか?
・言葉は考えていることの一部しか表現できない!
・「指示・作業」の行動、つまり実行可能なところまで伝えることが大事!
・「この仕様の要求はなんだろう?」と疑問を持つことが、要求を見つけるカギ!
途中から質問力ではなく
コミュニケーション力に
置き換わった気がしますが
言われたこと以外の
プラスアルファの価値をつけれる
いわゆる、仕事のデキる人になりたい方は
ぜひとも読んでほしい思考力を高める1冊でした!
本書は上記以外にも
②問いかけ
③フィードバック
④議論の見える化
質問力を高める4要素や
・質問することで得られるもの
・部下に成果を上げさせる6つのステップ
・バリューエンジニアリング思考
・左方向に考える練習
・問題の課題化の練習
などなど、具体的な思考練習も含め
目の前の景色が要求に見えてくる、自分で考える力が身につく内容が満載!
良い質問ができれば
「情報を引き出す」ことも
自分、他者にかかわらず
「思考を促す」ことも
周りとの「関係を築く」こともできる
個人的にすごくオススメな1冊なので
気になった方はぜひ本書を読んでみてくださいね!
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