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こんちわ、柿田ぴんとです!
今日紹介するのはこちら
『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
本書は、「6つのステップ」で
部下が成果を上げる質問力が身につく方法を紹介!
良い質問ができれば
「情報を引き出す」ことも
自分、他者にかかわらず
「思考を促す」ことも
周りとの「関係を築く」こともできて!
単なる質問テクニックではなく
本当の「質問力」とは何なのか?
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質問力を上げる4要素
本書ではまず、質問力を高めるために
4つの要素を身につける必要があると!
②問いかけ
③フィードバック
④議論の見える化
そこで今回は4要素の1つめ
①抽象化思考についてみていきまっす!
「つまり」を捉える思考
まず、質問力をあげるための
「抽象化思考」を説明すると
相手の言っていることは
「つまり、どういうことなのか」をつかむ力のことで
相手の言ってることを
「咀嚼」「要約」すること!
ここで本書では
抽象化思考を説明するために
コミュニケーションが苦手な人の
特徴を例に紹介しています。
コミュニケーションが苦手な人の特徴の1つに、「言葉そのものに反応する」「字面に反応する」というのがあります。
例えば、企画書を上司にレビューしてもらっているとします。
そのとき、上司が「これをクライアントに見せるのはいつだっけ?」と言ったとしましょう。
このとき「今週末です」とだけ答える人は、コミュニケーション上手とは言えません。確かに上司の問いには答えていますが、「いつ見せるのか?」の奥には、問いを発した「意図」が隠れているはずです。
「あとどれくらいブラッシュアップに時間を使えるのか」かもしれませんし、「このレベルだと話にならないから、ゼロベースでやり直したほうがよさそうだけれど、時間的に間に合うのか」かもしれません。
と思うわけですが
ここで大事なのは
相手の発した言葉だけに
とらわれてしまうと
その奥にある意図を見逃してしまうってこと!
その意図に気づけるような部下を
ビジネスシーンに当てはめるとこんな感じ
ぴんこ気が利きすぎ!?
と思うわけですが
ここで言いたいことは
「抽象化思考」は相手の言葉の「つまり」を理解すること!
コピーお願い!
→つまりどういうこと?
→役員の人がみる資料だから
→完成度を上げる必要がある?
→どうすれば役員の人たちにみやすい?
のように相手の言葉の意図に
仮説を立てていくことが大事だと!
全ての行動には、必ず意図があるので
質問力を高めたい人はぜひ!
「つまり、どういうことなのか?」を
意識しながら、相手の意図を理解していきましょい!
要求の理解を阻む3つの要因
と思う人も多いはず。
そこで本書では、相手の意図
つまり要求の理解を阻む3つの要因について紹介しています。
②抽象度の壁
③意識の壁
ここでは、①言葉の壁、②抽象度の壁についてみていきましょい!
①言葉の壁
まず最初に「言葉の壁」について。
同じ言葉でも、人によって
意味が変わることってありますよね!
例えば
って聞くと
頭の中に描かれるイメージは
どんなものでしょうか!
・超でかいゴールデンレトリバー
・忠犬ハチ公のような秋田犬
のように、それぞれイメージするものは違うはず!
(ちなみにハチ公が秋田犬は知らんかった)
小型犬や大型犬、ロボット犬
自分が飼っている犬をイメージしたり
同じ言葉であっても
イメージするもの
意味は人によって異なるわけで
ここで伝えたいのは
「言葉は抽象化されている」
ということ!
本書では抽象化について
わかりやすく図で紹介しています。
ぼくもエンジニアをやってると
「システム」って言葉が通じないことがあって
IT系だと「情報システム」でも
経営者だと「ビジネスモデル」だったりして!
つまり
言葉は考えていることの
一部しか表現できないと!
言葉はラベルでしかないと!
正しく表現されるとは限らないし
受け取るほうも同じ意味で
理解できる保証もなくて
なので、言葉の意味を受け取って
「この認識であってますか?」と確認しながら
言葉の壁を意識しながら
コミュニケーションをとることが
相手の意図、要求に気づく第一歩です!
②抽象度の壁
先ほどは、同じ言葉でも
人によって意味が変わる
「言葉の壁」について
紹介したわけですが!
ここでは、同じ言葉でも
人によって抽象度が変わる
「抽象度の壁」について紹介!
まず最初に本書では
「○○してほしい」という言葉には
②仕様
③指示・作業
の3つのレベルに別れるといいます。
「要求ー使用ー指示・作業」の関係について
本書ではセミナーの座席レイアウトを例に紹介!
僕が講師をする場合、「違う背景を持った人たちで交流してほしい」「異なる視点をシェアしてほしい」と考えているので、グループに分かれてもらうことが多いです。
要求というのは文字通り「○○したい」です。
どういうことを実現したいのか。セミナーの座席の例でいえば、「違う背景を持った人たちで交流してほしい」という要求があり、その要求を満たすために「グループ分けをする」という仕様があるわけです。
仕様とは、どのような手段で要求を満たすのかという方法のことです。
「5人が座れる島にする」「お互いの顔が見えるように配置する」も仕様です。指示・作業は、どのようなアクションで仕様を実現するかです。
行動ですね。例えば、「長机を倉庫から運んでくる」とか「イスを並べる」とかです。
この「仕様」「指示・作業」は
ぼくの中で、「動詞」「動作」とすごく似てるなと思ってて
ものごとを伝えるうえで
欠かせない要素だったりするんですよね。
動作:その言葉を見聞きすれば「どう行動したらいいか」わかる表現
例えば、「目的を意識する」という言葉。
目的を意識できるんや!
と思うわけですが
目的を紙に書いて、繰り返し見る!
といわれれば
どう行動すればいいか
明確になるのではないでしょうか。
動作:「目的を紙に書いて、繰り返し見なさい!」
つまり、伝わらない理由は
「動詞」という曖昧な言葉で表現
つまり、「仕様」でものごとを説明しているからであって
「指示・作業」の行動
つまり実行可能なところまで落とし込む必要があると!
もし相手に伝わらないことがあれば
あなたの言葉は「仕様」になってないか
今一度チェックしてみましょい!
曖昧なコミュニケーションを
具体的に変えたい人はこちらの記事もぜひ!
【書評Lv.39】コミュニケーション能力もUPする!『書かずに文章がうまくなるトレーニング』
要求を考える思考
「仕様」「指示・作業」はわかった
けれども、その奥には
「要求」というものが隠れていると!
そこで本書では、丸テーブルを例に
「要求」を考える練習を紹介しています!
このカフェゾーンには、「丸テーブル」がたくさん並んでいます。なぜ丸テーブルなんでしょう?
パソコンを使ったり、ノートに書いたりするには、丸テーブルではなく四角いテーブルのほうが使いやすいと思います。
でも、あえて丸テーブルを使っています。この丸テーブルというのは「要求─仕様─指示・作業」の関係でいえば、「仕様」です。
この仕様の奥には「要求」、つまり意図があるはずです。わざわざ丸テーブルを使う理由です。
なぜ丸テーブルにしたと思いますか?(中略)少し考えてみると、仕様の奥にある「要求」が見えてきます。
この思考回路を身につけると、何かが目に入るたびに、「この仕様の要求はなんだろう?」と考えるようになります。習慣になります。
仕様の奥にある「要求」を知ることが、仕事においては非常に重要です。
なるほどう・・・
カフェに行って
なぜ丸テーブルなのか?
なんて考えたことなかったわけやが
ここで丸テーブルの要求を少し
考えてみたいと思います!
どれが正しいかは、わかりませんが
向きをそろえなくてもいい
みたいに少なからず要求は存在するなと!
これは日常にも当てはまると思って
例えば、友達とランチに行く時に
と友達が言ったとして
と疑問にもつと
いろいろなことが
見えてくるようになって!
・このあと急ぎの用事があるから、早く手軽に食べれるものがいい!
みたいに、その人の行為には
何かしらの要求が隠れてたりするんですよね!
普段使っている、電車も歯ブラシも
日常にあるものすべて、人それぞれ
何かしらの要求が存在すると!
なので、要求を考える思考を身につけたい人はぜひ
何かが目に入るたびに
「この仕様の要求はなんだろう?」と
疑問を持つことを習慣にしてみてはいかがでしょうか!
そうすればきっと
モノや人の要求がわかる
思考力を高めることできるのでぜひ試してみてくださいね!
同じ著者の文章の書き方が身につく記事はこちら!
書評まとめ『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
『誰も教えてくれない 質問するスキル』芝本秀徳
いかがでしたでしょうか?
・言葉は考えていることの一部しか表現できない!
・「指示・作業」の行動、つまり実行可能なところまで伝えることが大事!
・「この仕様の要求はなんだろう?」と疑問を持つことが、要求を見つけるカギ!
途中から質問力ではなく
コミュニケーション力に
置き換わった気がしますが
言われたこと以外の
プラスアルファの価値をつけれる
いわゆる、仕事のデキる人になりたい方は
ぜひとも読んでほしい思考力を高める1冊でした!
本書は上記以外にも
②問いかけ
③フィードバック
④議論の見える化
質問力を高める4要素や
・質問することで得られるもの
・部下に成果を上げさせる6つのステップ
・バリューエンジニアリング思考
・左方向に考える練習
・問題の課題化の練習
などなど、具体的な思考練習も含め
目の前の景色が要求に見えてくる、自分で考える力が身につく内容が満載!
良い質問ができれば
「情報を引き出す」ことも
自分、他者にかかわらず
「思考を促す」ことも
周りとの「関係を築く」こともできる
個人的にすごくオススメな1冊なので
気になった方はぜひ本書を読んでみてくださいね!