【書評Lv.93】30分で1冊読破できる「高速大量回転法」とは?『どんな本でも大量に読める「速読」の本』宇都出雅巳

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介するのは

『どんな本でも大量に読める「速読」の本』宇都出雅巳

本書は、特別な技術や練習は不要で
早く読んだのに内容を覚えられて理解できる

高速大量回転法を紹介しています!

「速読って難しそう」
「あまり深く読んでなさそう」

などなど

速読に挫折した方はもちろん
速読未経験の方から積読している人

さらには読書が苦手な人まで
誰でも、速読を身につける方法とは何なのか?

ぴんと
さっそく書評していきたいと思います!

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ここでは「速読できる」ための重要なポイントを紹介!

本書では、そのポイントを理解するために
ある実験を例にわかりやすく説明しています!

ちなみに実験内容は

  • あることわざが書かれているが
    わざと語順がバラバラになっている!
  • それを一瞬見るだけで
    並べ替えると何ということわざになるか?

というもの。さっそく実験に取り組んでいきましょい!

「に上も三の石年」

一瞬なので「に・うえ・も・さん・の・いし・ねん」と、一字一句読む暇もありませんが、ただ見るだけで理解できたでしょう。
これは速読技術の一つ「音にしないで見る」の一例です。もし、あなたが、一瞬見ただけでことわざの意味が理解できたのであれば、短い言葉ですが、速読できたわけです。

ぴんと
確かに、音にしないで見るだけでも頭に入る!見るだけで理解できるんやったら、どんな本でも速読できんじゃね!?

と思うわけですが、本書では「どんな本でも見るだけで理解できる」大きな勘違いだと!

あなたが見ていたのは
本に書かれた「に上も三の石年」という情報ではなく
あなたの頭の中にあった「石の上にも三年」という知識といいます。

つまり、ぼくらが何か本を読むときは
これまでに自分が蓄えてきた知識や情報
経験などのストック (蓄積)を使って読んでいて

読む速さってのは
この「ストック」の量や質が大きくかかわってくるってこと!

ぴんこ
たしかに、速読法を学んでなくても、よく知っている内容の文章や本であれば、速く読むことも可能だわ!
ぴんと
でも、ストックが大事ってことは、たくさん本を読んで知識のある人しか速読できなくね!?

って思うわけですが大丈夫!

その考えをぶち壊すために
高速大量回転法があるので
さっそく紹介していきたいと思います!

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すぐに速読を体験できる「擬似速読訓練」

「高速大量回転法」を紹介するっていったけど
その前に、すぐに速読を体験できる擬似速読訓練を紹介してく!おい(゚Д゚)ノ

 この本でも、あなたが読みたい本でも構わないので、本の中のどこか1段落だけ選び、そこをまず1回読んでみてください。従来の読み方で構いません。

 さて、1回終わったら、もう1回読んでみてください。
おそらく、先ほどよりも楽に読むことができたのではないでしょうか? 
今度は、一部でも「音にしないで見る」「わかろうとしないで見る」ことが自然とできたかもしれません。  

 それでは、もう1回見てください。
今度は、できるだけ「音にしないで見る」「わかろうとしないで見る」を意識してみてください。
先ほどよりも、さらに楽に読めるようになったでしょう。  

並んでいる文字にもなじみが出て、内容もかなり理解し、頭に入っているので、「もうわかっているよ」という感じで、あっという間に眺められたかもしれません。
そして、音にしなくても、「わかろう」としなくても理解し、意味をつかんでいたでしょう。  

今、3回目で経験された感覚、読み方。それが速読です。

ぴんと
何回も見ることで、わかろうとしなくても理解できる・・・。これって「ストック」できてね!?

と思った方は鋭い!!!

実際に3回読んでみてわかるのは

「わかろう」としなくても
繰り返し読めば見るだけで理解できるってことで

1回目、2回目と読んでいくと
その文章に関する知識や情報
そしてそれを読んだという経験を蓄えることができる。それが「ストック」だと!

つまり「ストック」があれば
速読技術は自然と発揮できて

見る・読むということは
「眼」で行っているようで
実際は「頭」で行っている
んですよね!

ぴんこ
なるほど。いままで「眼」だけで速読してたからまったく記憶に残ってなかったのね!

まとめると、速読に必要なのは

  • 速読力 = 速読技術 × ストック知識・情報・経験

速読技術に重点を置くのではなく

ストックに重点を置いたほうが
速読力は結果的に早く身につくと!

では、さっそく
本の内容に関するストックがなくても速読できる

高速大量回転法を紹介していきたいと思います!

「高速大量回転法」で速読を実現!

まず「高速大量回転法」で大事なのは
繰り返して読むということ!

同じ本を繰り返し読んで

その本に関するストックを蓄えながら
そのストックを使って速読する

最初から完璧に理解する必要はなくて

まずざっと目を通して本の特徴をつかみ
こうした知識や情報などのストックを積むこと

次に読むときには最初より早く読めるようになると!

ぴんと
え、たったそれだけ?

と思うわけですが「速読しよう」と思うと、
「なんとか1回で終わらせる」と考えてしまいがち。

ぴんこ
でも、ただの繰り返しでしょ?何回も読むとそれだけ時間もかかっちゃうんじゃないの?

と感じる人も多いと思いますが、

  • 目次だけ読む
  • まえがき、あとがきだけ読む
  • 見出しやキーワードだけ拾いながら読む

といった、気楽な読み方でも効果はあると!

ちなみに繰り返しのメリットについて
本書では雪玉を例に図でわかりやすく紹介!

ぼくはもともと完璧主義で
1冊をじっくり読む派だったので
速読を身につけるのは苦労しましたが

いま速読をしてわかるのは
本を読んで、行動に移すのであれば
まじで「本はじっくり読む」必要はないなと!

  • じっくり読むから理解も繰り返しもできない
  • 理解も繰り返しもできないから、さらにじっくり読む
  • じっくり読みながら、さらに理解も繰り返しもできない

っていう悪循環だし
ほんと内容が頭に残らないっていう!

ここは話すと長くなりそうなので
本書におまかせするとして

では、さっそく「高速大量回転法」を用いて
30分でどんな本でも速読できる方法を紹介していきたいと思います!

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「高速大量回転法」を使って、本を30分で速読する方法

「高速大量回転法」を使って、
本を30分で速読する方法はこちら!

今回は

最初の2~3分で目次を5~10回転

まえがき・あとがきを5~6分で10回転

について簡単に説明していきます!

①まずは目次を2分で10回転

1分で5回転くらいすると

スッと頭に入ってくる言葉や
よくわからない項目だったり

頭が受け付けないところが必ずでてきます。

ここで本書のポイント!

ちょっとイライラして、ピンとこない言葉、わからない言葉が気になって、そこをじっくり読みたくなる人もいるでしょう。

しかし、そこで止まって「わかろう」としてじっくり読み始めてしまうと、従来の読み方に戻ってしまい、速読になりません。

ここで大事なのは、読みたいと思っても
踏みとどまって、さらに目次を読み進めること!

目次は日常でいう地図みたいなもので、10回転くらいしてくると

  • どこになんが書いてあるのか
  • どの構成で内容が進んでいくのか

がある程度わかるので、このあとに読むのが格段と楽になります!

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②まえがき・あとがきを5分で10回転

目次を超絶高速フル回転で読んで
全体の流れをなんとなくつかんだところで

次に読むのが「まえがき・あとがき」
場合によって「はじめに・おわりに」!

すぐに本文に入らない理由は、まえがき・あとがきには

その本の目的や最終的な結論が
コンパクトにまとめられていることが多い
んですよね。

プレゼンやブログでも、
自分がいいたいこと、書きたいことを、
最初に知っていると、あとに聞く情報の理解度も変わってくるなと!

だからこそ、まえがき・あとがきは

著者の問題意識や1番伝えたかったこと
その本の全体構成などが簡潔に語られている

ので5分で10回転するくらい重要なわけですね!

ってなわけで「高速大量回転法」の触りだけを紹介していきました!

すごく中途半端ではありますが、

本文は見出しの拾い読みから5~6分で3回転

残りの15分で自分の気になった言葉・箇所を中心に回転読みする

が気になる方はぜひ本書を読んでみてくださいね!

「高速大量回転法」まとめ

『どんな本でも大量に読める「速読」の本』宇都出雅巳
いかがでしたでしょうか?

まとめ
・ストックに重点を置いたほうが、速読力は結果的に早く身につく!
・同じ本を繰り返し読んで、その本に関するストックを蓄えながらストックを使って速読する!

個人的に今まで読んだ速読本の中でも
合理的かつ本質的な読書法だと思う1冊でした!

今回紹介したのは
あくまで表面上のものなので

「速読を身につけたい!」と思う人は、ぜひ本書を読んでいただきたい!

本書は上記以外にも

その他の内容
・分厚い本もすぐになじむ読み方
・前半の15分で本全体の構造が見えてくる
・後半の15分で回転しながら細部に入っていく
・速読後の注意点
・ストックを有効活用する「エコ」な読み方
・ビジネス書を何冊読んでも身につかなかったワケ
・自分を成長させる速読をしているか
などなど「高速大量回転法」について詳しく紹介しているだけでなく←ここ大事!

本を読む目的でもある人生に落とし込むフォローまで充実した1冊となっております!

たくさん時間をかけて読んでも、記憶に残らず、実践できていない!

そう感じる人には、速読関係なしに
オススメの1冊だとぼくは思います!
(ちなみにAmazonの評価も✩4以上!)

ですので

速読に挫折した方はもちろん
速読未経験の方から積読している人

さらには読書が苦手な人は、ぜひ1度本書を読んでみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!

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ぴんと
毎日の料理やジョギング、通勤中など、いつでもどこでも好きな時に聴けるので、1日1冊ラクに本が読めちゃう!
ぴんこ
再生した後でも何回も交換OKだから、
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また、あのメンタリストDaiGoさんも
本を聴くことで1日に3冊は読めるとおすすめしています!

読書やPC作業で目が疲れたときもインプットが続けられますし、移動時間も無駄にならない。

通勤に時間がかかる人なら、少なくても1日1冊分は聴けるんじゃないでしょうか。

テキストをフラットに聴くことにより、文章や論理の構造まできれいに頭に入るので、本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなるので、本を耳で聴くのはおすすめですよ。

引用:なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか

さらに、人気俳優・声優のボイスが、
本の魅力をさらに引き出しているので、
スキマ時間を有効活用したい人は、この機会をお見逃しなく! 

 
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