【書評Lv.163】いい目的をつくるたった1つのコツとは?『なぜ「戦略」で差がつくのか』

この記事を書いた人

柿田ぴんと
都内ではたらくWebマーケター!
ビジネス書の書評ブログやってます!

こんちわ、柿田ぴんとです!

今日紹介する1冊はこちら

なぜ「戦略」で差がつくのか ―戦略思考でマーケティングは強くなる―』音部大輔

本書は、P&G、日産自動車、資生堂
各社でマーケティング部門を育成・指揮してきた著者が

その経験をベースに
戦略概念と思考の道具としての使い方を紹介!

戦略と聞くと、経営戦略、広告戦略
営業戦略、マーケティング戦略…

などなど
企業の中では「戦略」という言葉が
必要以上に多用されているわけですが

戦略の考え方のひとつを理解することは
今後の選択や意思決定に対して有効な指針となると!

では、どうすれば戦略を
実践的な思考の道具として
身につけることができるのか?

ビジネスの現場で、戦略を体得するためにも

ぴんと
さっそく書評していきたいと思います!

戦略が必要な理由

本書では、戦略は

目的を達成するための方針・指針

と考え方を示しており

戦略が必要になる状況は

達成すべき「目的」がある
「資源」に限りがある

以上、2つの理由を満たすことだと!

そこで、戦略が必要になる理由を
ひとつずつみていきたいと思います!

①達成すべき「目的」がある

戦略が必要な第一の理由は

達成すべき目的があるから

対偶でいうなら

達成すべき目的がなければ、戦略はいらない!

という意味で、戦略を立てるには
まず目的を持つことが大事になってきます!

特にどのような目的をもつかが
戦略を立てるにはすごく重要で

例えば

ぴんと
このサンプリング(試供品の提供)の目的はなんですか?

という質問があったとして

ぴん子
1人でも多くの消費者に製品を渡すことです!

と回答した場合、この言葉は
目的ではなく行動に記述に過ぎず

・製品の非使用者に体験してもらいたいのか
・競合ブランドの仕様者に新しいアイテムを追加使用してもらいたいのか
・競合ブランドの使用者に製品体験を通して自ブランドの優れた点を認識してもらいたいのか
 

などなど、目的によって
最適なサンプリングの仕方は異なってきて!

「1人で多くの消費者に製品を渡す」
という目的を設定できていない場合よりも

上記のような、いい目的を立てることが
よりよい効果的なサンプリング(試供品の提供が)につながると!

無目的で行動を起こすことは少なく

とくに、ビジネスにおいては
何かしらの表層的な目的が存在して!

戦略を立てるうえでの問題は
どれほど明確に目的を意識しているかなんですよね。

目的を明確にできれば、その後の行動にも
とても良い影響が生まれるので意識したいところ!

②「資源」に限りがある

次に、戦略が必要な第二の理由は

資源に限りがあるということ!

人材、お金、時間

資源が無限であれば
考えつくことをすべて実行すればいいので
戦略はいらないんですよね。

時間で例えるなら

どれだけ、莫大な資金や
人材を用意できたとしても
目的には必ず時間制限があるわけで

売上目標や達成時期
新サービスの導入時期

メールひとつ打つにしても
期限はかならず存在すると!

個人の能力や、会社の規模
それぞれ限界があるからこそ

達成手段について取捨選択が必要で
この取捨選択に資源の使い方が重要で

「資源をいかに配分するか」という
戦略をもつ意味が生まれるわけであって!

・どこに
・どういった優先順位で
・どの程度の資源を使うのか

このような指針を提供することが
戦略を考えるうえで必要になってきます!

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いい目的を持つことの意義

戦略が必要な2つの理由をまとめると

戦略とは目的達成のための資源利用の指針

ということがわかったところで

ここでは「目的」について
詳しく考察していきたいと思います!

そこで本書では

「いい目的とはどのようなものか」

という質問に答えるために

いい目的がなかった場合に何が問題になるかを
考えてみることがヒントになるといいます。

 いい「目的の設定」がなかった場合には、次のような事態が発生することが多い。

 どこを目指すべきなのかが不明確になり、遠回り、寄り道、逸脱が頻発する。そもそも、目的が曖昧なままだと、いま近道を進んでいるのか遠回りしているのかさえ判断できなくなる。

遠回りというのは、最短距離に対する概念であるから、最短距離がわからなければ遠回りかどうかさえわからない。

このように、目的を明確にすることの
大切さを痛感させられるわけですが

多くの人は、目的を自覚せず
大きなつまずきの原因になることが多くて!

ここで個人的に問題だと思うのが

目的が不明確であっても、行動は実行されていくということ。

曖昧な目的に基づいた行動計画は
人々を忙しく働かせはするけれど

大きな成果につながる働き方にはなりにくて!

目的とあまり関係なく設定された
スケジュールに合わせて行動するのは
時間や労力がめちゃんこ勿体無いんですよね 。

しかも、成果はなくても
忙しいから、達成感はあるっていう!!

いい「目的の設定」があると
どこを目指すべきか明確になり

現状の進捗も把握できるし
チームであれば結束力が生まれるし

目的達成の成功率も上げることができて!

いい目的が、資源を生かす

戦略に立てる時は「いい目標の設定」を意識していきましょい!

いい目的を定めることの重要性と
生産性が高い人の共通点を知りたい人は
こちらの記事もせひ読んでみてくだされい!

いい目的には曖昧さがない

いい目的を持つ大切さはわかった!

じゃあ、いい目的とは何やねん!ってことで

ここでは、いい目的とそうでない目的の違いについて

次の2つの目的を例に
わかりやすく紹介していきます!

ビジネスを成長させる

利益を最大化する
 

①ビジネスを成長させる

ビジネスを成長させる

そもそも、ビジネスって何ぞ?
という部分が、非常に曖昧なわけですが

「売上を増やす!」
「利益率を増加させる!」
「市場のシェアを拡大させる!」

みたいに
ビジネスを深く落とし込んでいくこと
「いい目的」には重要になってくるなと!

もちろん曖昧でも目的があるほうが
ないよりも全然いいのは事実ですが

曖昧な目的は、進捗状況が把握できず

行動計画を変更すべきなのか
さらに強化すればいいのか

わからなくなり経験値にも繋がらなくて。

まずは「曖昧」な部分をなくすことを意識!

②利益を最大化する

利益を最大化する

この目的が目指すのは
売上を増やすことではなく

利益を最大化させること!

つまり、利益が最大化すれば
何をしても構わない…といわけですが

なにが重要か
なにに焦点を合わせるのか

が非常に明確なので
資源を有効活用することができ
結果的に成功確率もあがるかと!

しかし、まだ「最大化」という言葉が曖昧!

いつまでに
どの程度で達成するのか?

利益とは、何の利益なのか?

解釈次第で、手段が変わってくるので
結果的に行動計画も必要な資源も変わってくる可能性があると!

「曖昧さは極力排除!」


行動計画が大きく変わったりしない

解釈次第で投入可能な資源に変化がでない

このような目的を立てることが
戦略で非常に有効になるので
みなさんもぜひ意識してみてくださいね!

ちなみに本書では
「いい目的を設定する方法」

SMARTも紹介しているので
気になった方はぜひ本書を!

Specific 【具体的】
Measurable 【測定可能】
Achievable 【達成可能】
Relevant 【関連性がある】
Time-bound 【期限設定】

いい目的を設定するための
思考力を高める方法を知りたい人は
こちらの記事もぜひ読んでみてくだされい!

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まとめ『なぜ「戦略」で差がつくのか』

なぜ「戦略」で差がつくのか ―戦略思考でマーケティングは強くなる―』音部大輔
いかがでしたでしょうか?

【戦略が必要な2つの理由】
達成すべき「目的」がある
「資源」に限りがある
・戦略は「目標を達成するための指針・方針」
・曖昧な目的に基づいた行動計画は、人々を忙しく働かせはするけれど、大きな成果につながる働き方にはなりにくい
・いい目的は、どこを目指すべきか明確になり、現状の進捗が把握でき、目的達成の成功率も上げることができる
・いい目的をつくるコツは、曖昧さを徹底排除!

1日1冊ビジネス書を書評する

これはぼくの目的なんですが
この目的がなければ、160日以上毎日
書評を続けられなかったなとあらためて。

1日1冊書評をするとなると
本を読む時間、ブログを書く時間(資源)を確保し

なおかつ、急な用事が入らないように
予定をブロッキングする必要があって。

いい目的が人を動かす

本書を読んであらためて
そう感じさせられる1冊でした。

成功するための戦略の考え方
目的と資源の使い方を学べたのもよかった!

本書は上記以外にも

・戦略と混同されがちな4つの概念
・戦略がある4つの利点
・思考のスイッチを入れるふたつの質問
・資源を考えるにあたっての4つの象限
・資源を整理して把握するための6項目
・戦略をもつ11の意義
・戦略を組み立てる思考法

などなど、著者がマーケティング部門を
指揮・育成しながら築いてきたものをベースにした
戦略概念と、思考の道具としての使い方を数多く紹介!

戦略は、体得すれば極めて強力な武器となり

戦略の考え方のひとつを理解することは
今後の選択や意思決定に対して有効な指針にもなります。

戦略は旅でいう、地図のようなもの!

戦略がなければ、どこに進むことも
目的地に到達することもできません。

何をすればいいかわからない。
チームで勝利を掴みたい。
自分自身の力で、目標達成をしたい。

そう思う方はぜひ本書を読んで
ビジネスの現場で戦略を使いこなしてみてくださいね!

ぴんと
さいごまで読んでいただき
ありがとうございました!